【クヌギの木】冬の間に山小屋の裏山一帯の雑木林が伐採されました。雑木はクヌ ギ
で、炭焼き用に回されたそうです。この阿武隈山地のクヌギはシイタケ栽培の原木として利用されるここともありますが、ほとんどが炭焼き用だそうです。雑木林が伐採された跡には新しい世界が誕生したような不思議な空間がひろがります。そして春にはクヌギの根元から新しい芽
が出て、これが10~15年で炭焼き用の原木に成長。クヌギの雑木林はこれを繰り返します。上写真左は6月27日、右は3月の様子。クヌギが成長する束の間に山ツツジやアヤメが咲いて、また別の世界をみせてくれます。
この山小屋、梅雨どきは蛇の季節です。乾燥した小屋のなかは住み心地がいいのでしょう。今年もアオダイショウが天井の梁に住みついているのでは? と見上げました。……いませんでした。ところが、焚きつけ用にストックしてある新聞紙入れ段ボールの中に丸まっていました。そのアオダイショウと目があいましたが、客人は動こうとしません。小屋のなかで動き出されても困るので、段ボールのまま外に放り出したら、やっと退散してくれました。