偏平足

里山の石神・石仏探訪

里山の石神端書305石段(山梨県富士川町平林)

2024年07月16日 | 里山石神端書

富士川町平林・氷室神社の石段

 平林は大きな富士山と美しい棚田の広がる山間の集落。集落の奥に鷹尾山氷室神社が建っています。

 氷室神社に登る石段は519段。杉林のなかに広い石段が延々と続きます。このような立派な石段があるのは、この神社が古くは真言宗の鷹尾寺で、鷹尾山権現の別当寺で武田・徳川期に保護されてきたためでした。本尊は文殊菩薩・不動明王・降三世明王。これが氷室神社になったのは明治の初めの神仏分離。いま境内に仏教の形跡は薄く、境内奥の卵塔が見られるぐらいです。本尊の文殊・不動・降三世明は集落内の平林公民館脇の文珠堂に移されました。木彫の素朴な仏たちが鎮座しています。
 次にその立派な石段を写真で案内します。


(地図は国土地理院ホームページより)

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