2009年の夏は
私にとってとても想い出いっぱいの季節になりました
8月 2日:戦極第九陣
8月 8日:パンクラス
8月23日:Deep 43 Impact
8月30日:Deep Osaka Impact
と、4つも素晴しい大会を見て
そして、この
9月4日:Shoot Boxing武士道~其の四
例によって
この時に書いた日記を編集したものを
掲載しま~~す
(かなり長文なのでご了承を)
それゆけbooty
「ど素人・たまらん格闘技観戦レポート」
この日は、前回6月の及川知浩さんとの対戦が
ノンタイトル戦になってしまったので
仕切り直しで、鈴木博昭さんがもう一度及川さんと
闘う日なので、私はとても楽しみにしていました
少し遅れちゃったので、着いたら
ちょうどマモルさんの試合が始まるところでした
○マモル v.s. 藤本昌大×(判定)
マモルさん大人気
セコンドはかっこいいリオンさん
マモルさんも独特の色気がある選手です
マモルさんの投げが素晴らしくて
shoot pointが2点も入りました
マモルさん勝利です
×石川剛司 v.s. ガイ・ストラッグルジム○ (反則)
石川さん大人気。
ストラッグルジムさんは、素晴らしいパンチを持っています
当て勘がとても良い感じ
この日はとても良い試合が続いた大会でしたが
場外でも、なんだか忘れられないことが起きました
実は、8月23日のDeepの時にも変な客がいたのですが
またまた、変な客、あらわる! しかも2人!
特にこの試合のあたりから
ものすごくガラの悪い感じになって行ったのです
酔っぱらってるし、観た目も、なんだかコントに出て来そうな
いかにものテキ屋風
本当に迷惑でした
「くらぁ、石川、行け、殺してしまえ!」
「俺は、KOが見てえんだよ!」(←これがお気に入りのフレーズ)
等の、野次を、途切れることなく叫んでいました
ただ単に騒ぎたい、だけ、でしょう
でも、こないだのDeepの時とは違い、
今日の場合は、会場に居た全員が、その2人組を
迷惑だと感じていたはず
正式なよっぱらい 、なの
ストラッグルジムさんは、SBでの試合に慣れていないのかな?
って感じのことが何度かあって
とうとう倒れている石川さんの
頭部を蹴ってしまう反則がありレッドカード
でも、その後、なんと石川さんが
倒れているストラッグルジムさんの顔面をモロに蹴って
ストラッグルジムさんは起き上がれず、試合続行不可能
石川さんのキックは、止めようと思えば止められた感じ
ではありましたね
ちょっと頂けませんでした
結果、石川さんほどのSBスターが反則負けになっちゃいまして
シーザーさんに頭ゴッツンされて怒られてました
何とも後味の悪い試合です
黒いロングスパッツが石川さん
シーザーさんがまた
「
シ~~~ザ~~~~」の、あのテーマ曲と共に登場して挨拶
ここから、二つ、チャンピオンシップをかけた
タイトルマッチ
○ファントム進也 v.s. えなりのりゆき×(TKO)
SBの歴史はそれほど知らないので、この2人の因縁が
あんまりわからないんだけど、王者と暫定王者の闘いだそうです
なんだか、すごそう!
で、すごかった
ファントムさん、だんだん凄くなってきて、
だけど、なんだか「もう、相手の技を見切っちゃったもんね」
みたいな感じの闘いだったから、今ひとつ私は感動しなかった
それだけ上手いし強いのでしょうね
すると、私の後ろにいた、アラカン(around還暦)の、格闘技の
関係者っぽい大阪弁のおじさま3~4人組が
「ファントム、もう相手を舐め始めてるぞ」と言ったの
私と同意見
で、結果、えなりさんの流血がひどくてTKO
なんだか、これって、ちょっと納得いかないな
さて、ここで、驚くべきことが!!
テキ屋風「困ったちゃん」の2人組のうち、背広を着た
特にテキ屋度の高い1人が
いつの間にか、ファントムさんのコーナーのところへ行き
なんと、リングまで上がって、ジムの仲間のみなさんと
写真を撮っている時に、自分もビール片手に一緒に
ちゃっかり写っているではありませんか?
片割れの方が、それを見て
「お~い、森田くん、何してんだよ!雑誌に載っちゃうぞ!」
と、言いながらすごく嬉しそう
ファントムさんと肩を組んでポーズを取ったりして
それも、プレスのカメラマンに撮影されていました
ほんと、どうしようもないね、この人
○及川知浩 v.s. 鈴木博昭×(判定)
さて、私が一番楽しみにしてた対戦です
すごいのぼりの数:及川さん陣営
スーパーフェザー級の絶対王者と言われている及川さんと
昇り龍というニックネームで注目されている若手:鈴木さんとの
タイトルマッチは、6月に行われるはずでした
(1つ前のブログ参照)
でも、それは、ノンタイトルで行われました
その日の鈴木さんは素晴らしく
絶対王者の及川さんから2回もダウンを奪い
鈴木さんが勝っちゃったのです
鈴木さんの減量が間に合わず
ギリギリまでサウナや下剤などを使用して
減量に挑み、脱水症状にまで陥ったそうで
当日もグローブのハンデ、最初からイエローカード
という状況で闘った鈴木さんですが、それらのことは
全く関係ないかのような素晴らしい集中力でした
もちろん、減量出来なかったことはルール違反だとは
思いますが、素晴らしい試合が見れて
私は嬉しく 思いました
及川さんは、その敗戦以来、本当に苦しい時間を過ごした
とのことで、今回のタイトルマッチ、かなりの意気込みでした
試合前の煽りVでも、覚悟の度合いが伝わって来ました
また、前回の件で鈴木さんが猛省されていたことも、ひしひしと
で、試合は、とっても素晴らしく、私の後ろの格闘技経験者らしき
アラカン大阪弁軍団も、試合前から「すごい体やな」と誉めまくり
試合が始まっても
「鈴木は強い!及川が距離をつめられてる」と誉めまくり
8月8日のDeep43の時にもあった下品な野次と違って
アラカン軍団の解説はとても良かったです
何と言っても 公平に見て、応援しているところが良かった
そう
格闘技観戦は
自分の周りに、自分が評価していない選手のファンや
自分が応援している選手の対戦相手のファンも
座ってる可能性が高いことを、ちゃんとわかって
応援しないとね
それがマナーというもの
それにしても、男性は解説・分析しながら見るのが好きだね~~
ま、今日の場合は、ちょっと為になったところもあったけど
解説・分析もいいけど、声援送ってあげてよと
思っちゃうわ
で、西側の席でずっと、超でかい声で騒いでた
テキ屋風「困ったちゃん」の2人組は
ファントムさんの 勝利記念写真にちゃっかり収まったかと思うと
鈴木さんと及川さんの一戦の前当たりから
とにかく あっちこっち動き回って
周囲から迷惑がられていました
でも、観た目がちょっと怖いし、
ややこしい感じっぽく見えるから
誰もあんまり注意はしない
最初は西の雛壇席にいたのに、いつの間にか
私がいる北の雛壇をうろうろ。。。あっち行き・こっち行き
私は足を踏まれてしまいました
その頃には、北の雛壇あたりの席に座っている人の間には
「こいつら、ややこしい奴らやぞ」という感じで
暗黙の、変な連帯迷惑意識が、きっちりと芽生えていました
2人が、さんざん、あっちこっち移動したあげく
どこかへ行ってしまった時、
私のすぐ隣にいた、可愛い女性と私は目が合い
私が「何をしとるんや?」と言った言葉にその女性は大受け
「本当は東側なんじゃないですかね?」なんて言って
ようやく静かになったと思って喜んでいたら、
その2人組はビールを買いに行っていただけで
また舞い戻って来てしまいました
左側が森田くん
写真撮って悪いかと思ったけど
自らリングに上ってオフィシャルな写真に
写ろうとするぐらいだから
いいよね
「いったい、あんたの席はどこやねん?」と聞きたくなるほど
わけのわからない行為をし続け、とうとう、強引に
私の目の前に座ったのです
最悪
でも、もう、こうなったら楽しむしかないわ!と
私も開き直り、珍しい動物でも見る様な気持ちに
スイッチを切り替えました
特にタチが悪い方:森田くん
とにかく行儀の悪さ、満開
「及川ぁ、俺はKOが見たいんだよ」
「殺せ!殺せ!」
「やっちまえよ!はやく!」
しかも、すぐに立ち上がる ┐('~`;)┌
見えへんやろ・・・・・
ふと見ると、私の隣の可愛い女性が
森田くんが立ち上がる度に、スーツを引っ張ってる(;^_^A
すると、森田くん、意外と素直にすぐ座る
ま、口はそのまま、ガラの悪い野次を飛ばしてますが
実は、全く悪気など無く、悪いのは、ガラなのだと判断しました!
私の後ろには、鈴木さんの関係者もいるのか
色々、ミドルだとか、ボディーだとか指示を出す人もいて
だけど、人間、あまりに指図されると、その通りしたくない
ものじゃないでしょうか?
セコンドさん以外、あんまり色々言わない方が。。。
とも思うのですが、考え過ぎ?
てか、選手の耳にまでは届いてないと思うよ。。。
ってなわけで、今日の鈴木さんは、これまでに私が拝見した
過去二回の試合より、動きに切れがない感じがしました
ただ、やはり、基本の実力が素晴らしいから、すごいですね
私の周辺の、鈴木さんを初めて観戦するっぽい人はみな
「すげ~~」と言ってました
3Rかな?鈴木さんの右の額あたりから出血
このままTKOで及川さんの勝ち?と思ったけど
試合続行
で、
今回は、及川さんが判定で勝利
その瞬間、及川さんは両手を上げるのではなく
なんと、その場にはいつくばって、泣いてしまわれました
よほど、この3ヶ月間、つらい想いをされたのですね
素晴らしい闘いでした
お2人とも、本当にありがとう
及川さんが勝利された瞬間に、森田くんともう1人は
リングサイドに下りて行きました
またちゃっかり、リングに上って写真に写ろうという魂胆だね?
でも、既にかなり目立ってた2人は
ガタイのめちゃめちゃいい、係のお兄さん(かっこいい)
に注意され、今度はリングにも上れないし
リングのそばにも行かせてもらえませんでした
2人は、観た目は怖い系だけど、単に酔っぱらってるだけで
聞き分けは割と良い、だから、やっぱり、悪気はないのです
悪気もなければ、分別も、羞恥心も
まぁ常識もないんですけどね (;^_^A
さて、前回の「其の参」で、金井健治さんに勝って
新チャンピオンになった話題の梅野さんの登場
この試合の前に、また、森田くんはビールを買いに行き
もう1人のスキンヘッドの人だけが戻って来ました
○梅野孝明 v.s. フローレン・スクープ×(1R KO)
本当は前回(其の参)緒形健一さんの復帰戦で
テイラー・トーナーさんにKOされてしまったリベンジとして
スーパーウェルター級の新チャンピオン:梅野孝明さんが
トーナーさんと闘うことになっていましたが
大会直前にトーナーさんが 指を骨折し、不可能に
急遽、代役としてドイツから来られたスクープさんとの
闘いになりました
梅野さんの右フック一発で、スクープさんが倒れ、そのまま
起き上がれませんでした
目の覚める様な、KOでした
梅野さんの試合が終わってから、ビールと共に
戻って来た森田くんは
「ししど~~~~~」
「ししど! 俺はKOが見たいんだよ」と、本日、何十回目の
同じセリフ
KOが「見たい、見たい」と何十回も叫びながらも
さっきの梅野さんの素晴らしいKOは
ビールを買いに行っていたので、見れず。。。
ここまで来ると、もう単なる笑い話┐('~`;)┌
しょっちゅう立ったり座ったりするから
持ってたセカンドバッグは常に、あっちこっち
隣の可愛いお姉さんが、拾っては
椅子に置いてあげるんだけど、また落ちる
試合中、何度も立つから、お姉さんに背広を引っ張られる
もう、おかしくて、おかしくて。。。
メイン・イベント
×宍戸大樹 V.S. ボーウィー・ソーウドムソン○
(TKO:レフリーストップ)
宍戸さん
ボーウィーさんは、はっきり言ってすごいです
華麗な動き、コンビネーションの宍戸さんに
まるで脱穀機の様に、同じペースで前へ前へ出て行き
打たれ強く、すごいパンチが重い感じの、めっちゃ怖い
ボーウィーさんって感じでした
2度の金的で、宍戸さんはつらそう
でも、ダメージがあるのに、必死で立ち上がって
歯を食いしばる様にして、闘っていらっしゃいました
結果、ボーウィーさんの勝利
宍戸さんの根性は、本当に素晴らしかった
ボーウィーさんは、私はこれから注目していこうと思う
選手でした
試合が終わって、判定を待つ間に
困ったちゃん2人組は、席をさっさと立って帰って行きましたが
残念なことに、セカンドバッグを忘れて行ってしまいました
隣の女性が「あ~あ、これ、忘れてるし・・・」と
つぶやいて
そうこうするうちに、しばらくして
やっぱりスキンヘッドくんが戻って来て
バッグを探し始めた
もう、私は、隣のお姉さんと2人
笑いをこらえるのに必死
まぁ、そんなこんなで、なんだか、想いもかけない
楽しみもリング外にありました
(一回だけ、リング内にも入っちゃった森田くんだけどね)
帰り、西側の通路のところに鈴木博昭さんが
いらっしゃいました
とってもかっこいい人ですね
これからも応援します
あ、後ろのアラカン大阪弁軍団
「鈴木は、すごいわぁ。
絶対、あれは、ものすごいチャンピオンになるなぁ」と
言っていました
かなり的確な解説をしていた人なので
本当にその通りなのでしょう
そんなこんなで
thus、My Summer in 2009 is over.
私の夏は終わりました
格闘家のみなさん、本当にありがとうございました
また、こんな長文を最後まで読んで下さったみなさん
ありがとうございました
booty