まずは目に見えないものに
お金と時間を使う。
目に見えるものにお金と時間を使うのは
それよりずっと後でいいと思う。
ただし残っていればの話ですけど。
目に見えるものは
いつか消えてなくなるけれど
目に見えないものはずっと残りますからね。
子育てには教育がいちばん大事。
どんなに出来が悪かろうが
子どもたちの教育のためにお金と時間を使う。
そんな一所懸命な親心をよそに
やれ新しいスマホが欲しいだの、
やれネイルサロンに行きたいだの。
お父さんはキャッシュディスペンサーか?
だいいちスマホもネイルも
勉強にまったく関係ないじゃん!
それに思いっきり目に見えるものじゃん!
子どものうちから物欲バリバリでどーする!
そう言ったら息子がこう返したのです。
「お父さんだってこの間パソコン買ったじゃん」
バカモノー!あれは仕事で使うためのもの!
お父さんが仕事できなくなったら
目に見えないものにさえお金が使えなくなる。
そしたら塾へも通えなくなるんだ」
「それ、サイコーだね。
オレ明日塾にやめるって言ってくる。
その浮いたお金でiPhone13買ってよ」
「あたしはヘアアイロンがいい」
もしかしたら私も子どもの頃、
こんなだったかも知れない。
いや絶対違う。
いやいや似たようなもの。
いや、いや、いや!
※見えないものはずっと残るはず。
自分でそう言っておきながら
学生時代に身につけた(と思われる)知識は
もうすでに80パー以上消えました。
いや、3パーくらいは残っています。
ガーベラの一輪の花のように見える部分は
多くの花が集まったものの集団(集合花)なんだそうです。
花びらに見える一枚一枚が花びらではなく小さな花。
つまり小さないくつもの花が集まって
一輪の花のように見えているだけなんですって。