テニスと読書とデッサンと!

変わらなければ。

"ワンマン"という言葉は
その昔、路線バスから車掌が消えた時に
覚えた記憶があります。
“one-man”という英語は、
文字通り”ひとりの”という意味ですが、
ご存知のように日本ではそれが転じて
”わがままな人”という意味でも
使われてきました。
ひとりの人間がやりたい放題のことをする。
ワンマンな人が富や権力を持ち始めると
それに従わない人たちはことごとく排除され
自分に都合のいい人だけが集まってくる。
ワンマンの周りにいるのはイエスマンばかり。

路線バスのドライバーが
そういう意味でのワンマンだったら
とんでもないことになりそう。
「このバスの運賃は今日から
20,000円になりました」とか
「今日はストレスが溜まってるから
100キロでぶっ飛ばすことにしたよ」とか。
そんなことになったら
乗客はみんな怒ったり怖がったりして
利用を諦めたり降りようとするはず。
バス会社自体が暴走を推奨していたら
「このバスには降り口なんてありません。
降りたかったら窓から飛び降りてください。
それが会社の方針なんですから」
・・・もう止めようもありませんね。
人類の叡智を結集して
暴走バス業務停止決議案が採択されても
効力がないからバスを止めることができない。
暴走バスは家を破壊し人を刎(は)ね、
どこまで行くことになるんでしょうか。

同じ地球に住んでいながら
暴走バスから飛び降りて怪我をした人々を
懸命に助けようとする人たちがいたり、
その悲惨な状況を決死の覚悟で取材し
世界中の人々に伝えようとする
プレスの人たちがいる一方で、
行き先を自分勝手に変更したり、
自分のバス会社さえ儲かればいいという
身勝手なドライバーが次期社長を目指していたり、
運賃の中抜きをするドライバーがいたりする。
いま私たちの乗るバスの運転席には
どんな人が座っているのか、
そしてどんなハンドル操作をして
どこに向かおうとしているのか。
そういうことに目を向けていないと
バスはどんどん断崖絶壁に近づいていく・・・
そんな気がして仕方がないのです。

※広い空に向かって凛と立ち、
電流のディレクションチェンジをする送電鉄塔。
ノーベル平和賞を授与されたオバマ元大統領の
就任演説での合言葉は”Change"でしたね。


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