今週はあっという間に過ぎた一週間でした。
水曜日に職場復帰し、その日の当直中に大きな地震へ見舞われました。
縦揺れから始まりゆったりとした横揺れが長く続き、古い病院も鈍い音を
立てて大きく揺れました。東京は震度4で、病院の壁も一部損傷したようです。
直前まで休む間もなく忙しくようやく眠りにつけたところだったので、
しばし何もなかったかのようにソファで横になって休んでいたのですが、、、
間髪入れずに先生大丈夫ですか~~??と気を利かせた看護師さんが当直室
までわざわざお迎えに来てくれました。トホホ、、、
眠い目をこすりながらICU、CCU、HCUと安全確認を行い、結局その後も
重症COVID-19入院が来たりして朝まで殆ど眠れない一晩を過ごしました。
金曜日から仙台で予定されていた学会も開催前日の木曜日に完全WEB開催
へと変更され、発表を控えた同僚達も右往左往していました。
コロナパンデミック以降、想定外の事態への対応に慣れてきたことと家族が
コロナへ罹患し濃厚接触者となったため、自分は予め録画した動画での発表を
選択し今回事なきを得ました。
2月末からのウクライナでの悲劇には心を痛めました。
かつて米国で臨床研修を共にし、現在ボストンでプログラム責任者を務める
ロシア出身のAllaからは、家族・親族がウクライナとロシアに散らばっており
現在も安否が取れないと嘆いていました。
大学と目と鼻の先にある原爆資料館からよく反戦運動の声が聞こえたり、
教会の平和の鐘が鳴る街で6年間を過ごした自分にとって、戦争や核兵器の
脅威に晒されているウクライナ市民にはとてもいたたまれない気持ちです。
三連休の中日の今日は、長女の中学校卒業式でした。人流が制限される中
我が家からは家内が代表として参加しました。
3年間ルーチンを欠かさなかった彼女は、成績優秀で優秀賞をもらって
表彰されていました。日頃からの努力が報われることを体現した形です。
私の部署も昨年4月に立ち上がりましたが、同僚達のストイックかつたゆまぬ
努力のおかげで院長賞を受賞することができました。
暗いニュースが続く中で、こうした嬉しいニュースは明日からの励みになります。