goo blog サービス終了のお知らせ 

Take It Easy ~下町勤務医のまったり生活ダイアリー

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ルーティ~ン

2022-02-21 07:04:24 | 日記

今日の東京は、寒い一日でしたが終日好天に恵まれました。

 

昨夜は、同僚が体調を崩してしまい急遽当直を代わったので、

昼前に帰宅し午後は自宅の居間で青空を眺めながら昼寝をして

ゆっくり過ごしました。

 

気づいたら外は真っ暗でしたが、今日もスカイツリーはきれいでした。

新型コロナは、基礎疾患があったり介護が必要な高齢者の中等症患者が

相変わらず多いものの、人工呼吸を要する重症例あるいは適応症例が

第5波の時よりずっと少ない印象です。

 

院内は中等症患者の看護に手を取られたり、職員が濃厚接触者となり欠勤

するケースが増え人手が不足しています。

 

結果的に、院内では通常時よりも手術や救急受け入れ制限がかけられ

ICU患者数は例年よりも少なく、気味が悪いくらい落ち着いた状況です。

 

さて、話は変わりますが、みなさんはルーティンを持っているでしょうか?

 

かつて、ラグビーの五郎丸選手がキックの前にやっていた決めポーズを

思い出すかもしれませんね。

 

自分のルーティンは、毎朝4:50に起床し昨晩の夕飯の皿洗いをしてから

朝6:00に出勤し、就業前まで教科書や論文を読んだり、週に1~2回

10~15kmジョギングをするということです。

 

ルーティンは一見地味だったり時に辛いと思うこともありますが、

“塵も積もれば山となる”あるいは“継続は力なり”と言うことわざもある

とおり、凡人の自分でもできて、いつか役に立つことを信じて続けています。

 

我が家の長女も、自分と同じくルーティン信仰派で起床は早く、早朝勉強と

テニス、空手をルーティンに頑張っています。

 

 

 

 

 


当直中に夢を見る事ってあるんですか?

2022-02-18 21:12:39 | 日記

 何だか無邪気な小学生から飛んできそうな質問ですが、答えは“YES”です。

 

 当直中に夢を見るなんて不謹慎な、当直医はみな徹夜しているんじゃ

 ないんですか?ってツッコまれそうですが、当直医も生身の人間、

 当直中であっても仮眠を取らなければ身も心も持たないのです。

 

 当直医は常に仮眠のチャンスをうかがって行動しており、ベテランになる

 ほど仮眠の取り方(=息の抜き方:サボり方ともいう)を心得ています。

 

 仮眠は通常数時間ですが、こんな短時間であってもなぜか夢は見ます。

 

 大抵、張り詰めた緊張感から当直に関連した夢が多く、この間は

 病棟から呼ばれて患者を見に行った夢をみていたら、本当に

 ナースコールで呼ばれて患者診察をする羽目になるという正夢でした。

 

 現実の診察に行った頃には、二度働いた感覚でぐったりしてしまったですが、

 こんな時の夢も長さとしては30分くらいでことのほか短いのが不思議です。

 

 外科の同僚は、先週当直中に胃瘻造設をした夢をみたと言っており、

 別の同僚に至っては何度も試験に落ちまくる夢を見たと言っていました。

 

 なぜか、みな幸せな夢は見ていない、、これはやはり当直室にニトリのNウオームが

 ないせいなのでしょうか?

 

 


澄んだ青空と5年の歳月と

2022-02-12 19:20:42 | 日記

 今日は風が冷たかったものの、好天に恵まれた一日でした。

 先週から忙しい勤務が続いていたので、日中は久々に自宅で

 ゆっくりと過ごしました。

 

 家内の誕生日だったので、午後からソラマチで待ち合わせて

 二人でゆっくりと過ごそうと思ったのですが予想以上の

 人の多さにビックリ、、、

 

 みなコロナ自粛に疲れてしまったのでしょうね、、きっと。

 

 密を避けるためソラマチ滞在はあきらめ、次男を

 学童保育でゲットしてからおとなしく帰宅しました。

 

 日頃コロナ自粛やコロナ診療で気分はついつい滅入りがちになりますが、

 このような澄み渡る空の青さを見ていると気分が和らぎます。

 

 話は変わりますが、家内ががんを煩い5年生存率が50%と宣告されたのが

 ちょうど5年前の今頃で、そのときの空もとても青く澄んでいました。

 

 その後、幸いにも再発せずに5年の歳月を健康に過ごすことができ

 今日を迎えられたことにとても感謝しています。

 

 欲望は追い求めれば限りなく大きくなってしまいますが、自分と家族が

 健康に過ごせることは些細なことかもしれませんがとても大切なことだと

 かみしめる毎日です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


東京の下町 夕刻の隅田川とスカイツリー

2022-02-06 20:44:55 | 日記

 今日の都内は晴天でしたが、寒い一日でした。

 

 当直明けで帰宅し一休みをした後に、夕方から次男と

 隅田川沿いをサイクリングしてきました。

 

 我が家には受験生がいるので自宅で騒ぐこともできないし、

 人混みでコロナをもらってくるのも嫌なので目下休日の

 サイクリングは定番になりつつあります。

 

 サイクリングは、自宅からスカイツリーを同心円状にぐるっと

 回るような一週約10km程度のコース。

 

 隅田川を挟んでいろいろな角度からのスカイツリーが楽しめ

 ます。

 

 刻々と変わる空の色とこの時期の張り詰めた澄んだ空気もお気に入りです。

 


大胆さと慎重さ

2022-02-02 20:16:24 | 日記

 新型コロナ感染症患者が急増しており、本日都内の新規感染者は2万人を

 超えたそうです。

 

 臨床診断(濃厚接触+臨床症状で診断)だけのケースもあるため一概には

 言えませんが、憂慮すべき事態です。

 

 私も重症例を中心に診療に当たっていますが、昨年夏のデルタ株による

 第5波との大きな違いは患者数に対する重症例の割合が少ないこと、また

 気管挿管を要する症例が少なく治療で速やかに症状が改善する点です。

 

 第5波のときは人工呼吸器管理が長期に及びスタッフ・患者(家族)ともに

 疲弊しきりましたが、今回は別の問題で悩まされています。

 

 それは、市中感染者が多いために濃厚接触者となってしまい欠勤となる

 職員が増え現場が人手不足になっていることです。

 

 新型コロナ病床の確保依頼と人手不足のため、例年この時期大賑わいの

 心筋梗塞やくも膜下出血、大動脈解離といった重症疾患の受け入れ可能数は

 減っています。

 

 こうした患者はどこへ行ってしまったのでしょうか?危惧されます。

 

 大胆さ慎重さ、全く逆のスタンスではありますが、医療も行政もいかに

 両者を上手く使い分けられるかが今回のコロナとの共存あるいは

 パンデミックを乗り越えるためのカギとなりそうです。

 

 パンデミックの長期化に伴いともすれば自暴自棄になってしまいがち

 ですが、無心を心がけて粛々と目の前の仕事をこなしている毎日です。

 

 昨晩の当直は、病棟急変でICU入室し緊急手術、ICUでの状態悪化から緊急手術、

 ICU入室中患者の再挿管、VA-ECMOとImpella管理、激烈な消化管出血の管理、

 と華々しい夜でほとんど眠れませんでした。

 

 それでも、新型コロナ以外の症例を診療している間はテンションがあがり、

 自分は集中治療が好きなのだということを再認識できた当直でした。