
あとがきの「瓜と朝顔」を読んで思い出した。
当時ここを読んで、しばらく長野まゆみから離れたんだと。
感じていたけどはっきりと言われてしまった…と思ったんですねー。苦笑
まあ今はもう少し冷静に読んでます。
‘よろづ’取り揃えられているのは、この世とあの世、現と幻、みたいな不思議な話を、古き日本の暮らしを背景に、同性愛でまとまっている短篇たちです。
当時の自分を考察するに、 著者は「おかしみ」を書いた、笑いを書いたと言っており、「いとをかし」の方と言うならまだしも…、というのがひとつ目。
過去を振り返れば恥ずかしいのかもしれないが、ぞんざいに「描き散らした」と言ってしまうのが、そちらの方が好きだから反発?を覚えるのがふたつ目。
また「承知だが、(読みたくはないかもしれないが、)あの時期もつねに「おかしみ」は盛りこんでいた。」と言ってしまうのがみっつ目。
「いつまでも同じ場所に立ちどまっていられない」「賢治やタルホを愛読してきた」と言いつつ「ひとつも道連れにしないというほど潔癖な決意でもない」との〆がよっつ目であとがきの最後の一段落が悉くイヤだったんだと思います。笑
まあ今は半分くらいは笑って済ませられるし、半分くらいは「あ~ぁ」程度で見る事ができます。その後を知っているからであり、多少は大人になったから。
このような古い日本&同性愛を書いているこの辺りの作品を色々思い浮かべても、長野まゆみは長編でもなく短編でもない1冊くらいの長さが一番向いているんじゃないかなーと思ってみたり。
単行本:2004年10月
文庫本:2007円10月
当時ここを読んで、しばらく長野まゆみから離れたんだと。
感じていたけどはっきりと言われてしまった…と思ったんですねー。苦笑
まあ今はもう少し冷静に読んでます。
‘よろづ’取り揃えられているのは、この世とあの世、現と幻、みたいな不思議な話を、古き日本の暮らしを背景に、同性愛でまとまっている短篇たちです。
当時の自分を考察するに、 著者は「おかしみ」を書いた、笑いを書いたと言っており、「いとをかし」の方と言うならまだしも…、というのがひとつ目。
過去を振り返れば恥ずかしいのかもしれないが、ぞんざいに「描き散らした」と言ってしまうのが、そちらの方が好きだから反発?を覚えるのがふたつ目。
また「承知だが、(読みたくはないかもしれないが、)あの時期もつねに「おかしみ」は盛りこんでいた。」と言ってしまうのがみっつ目。
「いつまでも同じ場所に立ちどまっていられない」「賢治やタルホを愛読してきた」と言いつつ「ひとつも道連れにしないというほど潔癖な決意でもない」との〆がよっつ目であとがきの最後の一段落が悉くイヤだったんだと思います。笑
まあ今は半分くらいは笑って済ませられるし、半分くらいは「あ~ぁ」程度で見る事ができます。その後を知っているからであり、多少は大人になったから。
このような古い日本&同性愛を書いているこの辺りの作品を色々思い浮かべても、長野まゆみは長編でもなく短編でもない1冊くらいの長さが一番向いているんじゃないかなーと思ってみたり。
単行本:2004年10月
文庫本:2007円10月
「作家」と思うといらっときそうですけど。笑