皆さんこんにちは、長浜奈津子です🌸
今日から10月__ですね。
今日から10月__ですね。
この秋は、幸田文さんと青木玉さんを朗読させて頂きます。
おとがたりでも2022年12月幸田文『おとうと』を上演しました。
「四十にして惑わず」といいますが… そうはいかなかったこれまでも振り返りつつ。
ううん…もうとっくに五十も過ぎている。
ここ最近、生きるに大切なこと(大切にしたいこと)をあらためてあれこれ考えていました。
このタイミングでの幸田文作品は、とても私の中にしっくりきます。
いろいろ見直す時が来ているのだと思いました。
<父、幸田露伴と娘、幸田文>
「このよがくもん」にそのあたり書かれていて、実に楽しく読めますが、生活すること全般。審美眼を持つこと、幸田露伴は学問も世俗も、あらゆることを娘に教え尽くします。
幸田文さんは、それを身につけ、しなやかに逞しく生きられた。
文さんは父の看病の記録で文壇に登場されたのだそうです。
「すがの」では、永井荷風の「濹東綺譚」を読んで、向嶋について父娘で同じ風景を懐かしむ場面がありますが、そのあたりも好きです。厳しかった父を、懐かしそうに語っています。
私、いつの間にか幸田家のファンになっていることに気がつきます。
市川での朗読会は、今週末10月6日、まもなくです!
10/6(日) 菅野の昭和の風景を読む〜
幸田文「すがの」/ 青木玉「納豆餅(小石川の家より)」長浜奈津子ひとり語り
<荷風と雨>
「すがの」では父(幸田露伴)との晩年〜看取る頃の、菅野の暮らしと父娘のエピソードなど書いています。また永井荷風の登場シーンが、もうすんごく良い。ここに書かないけれど、多分あの雰囲気はご本人のもの。でもやはり雨に絡むところが、濹東綺譚を朗読するものにとっては、あわれなるもの。懐かしさを感じます。
<「納豆餅」の稽古>
そして青木玉「納豆餅」を稽古していると、どうもいけない。
もちろんつきたてのお餅を食べたくなるからです。斎藤茂吉の故郷、山形で食べてみたい。最近、辛い大根でお蕎麦を食べたけど、美味しかったなあ。納豆もちと辛味もち、食べたいです。
日曜日、市川駅南図書館さま企画、天上の朗読会。
アイリンクタウン45階 展望施設ラウンジから、菅野までみえるかな。
去年の荷風語りの時は…やっぱり雨だった。
こんどの朗読会
晴れるかな、だといいな。
<「千年の藤のように生きる」>
市川市文学ミュージアムにて、生誕120年 幸田文展が始まります!
まだ始まっていないのですが、チラシを。
「千年の藤のように生きる」という言葉に、しびれた。どうにも、こう…ああ、すごい。
このイベントがとても楽しみです!
<朗読会の案内文>
(ポスター案内文より)
昭和21年10月、娘の玉と共に市川は菅野に居を移し、ここで父露伴を看取った幸田文。同時期に菅野で暮らしていた永井荷風との邂逅・思い出の記『すがの』。女優・朗読家の長浜奈津子さんの朗読で、昭和の一時期における菅野の、そして荷風の面影に心通わせてください。娘、青木玉のエッセイ『納豆餅』も同時に朗読公演。昭和の風情に浸っていただく朗読会です。
<朗読会の詳細>
長浜奈津子ひとり語り
幸田文「すがの」/ 青木玉「納豆餅(小石川の家より)」
日時:10月6日(日) 午前10時〜 入場無料
場所:I-link〜 アイリンクタウン45階 展望施設ラウンジ(定員40名)
市川市市川南1-10-1
本公演は受付終了しています。
(キャンセル待ちでお受付)
<市川駅南口図書館 サイト>
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長浜奈津子ひとり語り
幸田文「すがの」青木玉「納豆餅(小石川の家より)」
どうぞよろしくお願いします🌸
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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