前回の小武川第三発電所で発生した三相交流の電力を送り出す
小武川第三線の最初の送電線鉄塔です。
その鉄塔ナンバープレートです。
昭和2年12月の建造、高さ13mの鉄塔です。
構造材の一部に観察された塗装の記録。
直近の塗装記録ですが、昭和36年11月24日となっていますので、
これを見ても年代物という感が強く感じられます。
最初の写真とは反対のサイドから見てみました。
右手が発電所側で左手が2号鉄塔の方向です。
また腕金では耐張型の支持となっていて、碍子の数も2つですので、
電圧はそう上がっていないものと観察されます。
お終いに三相交流の位相の問題。
最初の写真と同じ向きに見たものですが、右側からS・R・Tとなっていました。
その標識マークですが、Sは黒い四角(square)、Rは赤い丸(round)、
そしてTは白い三角(triangle)となっています。
(2011.7.16)