↑次男が私の演奏中に撮ってくれた写真。
昨日、11月25日(日)午後から、大人のためのチェロ発表会に参加した。
参加者は、総勢、約20名程度と、こじんまりとしたアットホームな雰囲気の中で会は進行していった。
昨年の同じ時期に生まれて初めての発表会に参加したわけだが、その時は、知っている人はまわりに誰一人おらず、演奏に対する緊張と気軽に話が出来る人がいないという孤立感からとにかく前日くらいから緊張に緊張を重ねての参加だった。
しかし今年は、昨年の会に参加しているという経緯があり、その後の打ち上げで、はめをはずして盛り上がった経緯ありで、まわりは、知った顔の人だらけという状態で、とても居心地が良かった。
こちらが名前を覚えていない人からもちゃんと名前を呼んでいただけたりして、結構感動してしまった。
リハが12時30分集合だったので、早めの昼を済ませ、会場入りした。リハはほんの数分で終わってしまい、その後、本番までの約2時間・・・・うーんどうやって時間つぶそうなどと考えたが、ここで練習しなくて・・・いったい、いつ練習するのとばかりにコンサートホールの外のベンチで練習をしまくった。
落葉のハラハラと落ちてくるポーチには、ベンチが沢山置いてあり、わたしが外で弾いていたら、どんどん人が集まってきて、みな自分の曲を思い思いに弾き始めた。
風のない穏やかな秋の陽だまりの中でチェロを5人くらいで、弾いている・・・・これってまわりから見たらかなり絵になっているかも・・・そんなふうに感じながら、一生懸命に自分の苦手な箇所を練習する。
道行く人達が誰一人の例外なく、皆振り向いて行く・・・う~んいい感じ。
さてさて、楽しくみんなと馬鹿話をしながらも一生懸命に本番まで練習して・・・いよいよ本番の時間になった。
私の出番は6番目。
去年は始めてまだ半年だったので、2番めだった。
ちょっと昇進した気分。
私の前の番の方は始めて一年という目のくりっとしたかわいらしい、女性。
この方、初めて一年というわりにボーイングと発音がとてもきれいで丁寧で。簡単な曲だったんだけど、すっごくキレイに演奏されてびっくり。
たぶん他の楽器をされていたんでは・・・と思えるほど音も安定していてすごいなぁ~と感心してしまった。
自分の緊張よりも演奏に気を取られている間に自分の番がまわってきてしまった。
たった、15センチくらいの高さしかない、ステージなんだけど、ここを一歩上がるだけでなんでこんなに緊張感が高まるんだろう・・・・
楽譜を置いて、椅子にこしかけ、楽器を構える前に緊張で冷たくなった手の汗を服で拭い、それから、楽器を構える。
ソから始まる曲なのでソと開放弦のラの音を2、3回弾き、咳払いをしてから、ピアノの沖先生に目で合図を送る。
前奏のない曲なので、伴奏がどこではじめていいのか判らないので、1、2、3拍めで私が大きく首を振って、4拍めから私のチェロと同時にピアノが鳴り出す。
う~ん、入りはOK。
中盤から早いテンポの部分が続く、練習中によくつまづくところで、本番もやっぱりつまづいてしまった。
最初は演奏していてとてもいい精神状態で弾けていたのが、一箇所のつまづきで、かなりドキドキしてきてしまった。
弦を押さえる左手はいいとして、弓を動かしている右手が少し震えてきてしまった。
「あるがまま、あるがまま」
そんな言葉を心の中でつぶやきながら、なんとか終了。
ふぅ~っ
なんだか、肩の荷がすっと降りたような・・・ほんとに大げさでなくそんな感じがした。
何せ1ヵ月半前にはろくに弾けなかった曲。
これをがんばることで、上手くなれる・・・・
そう信じて、弾いて弾いて弾きまくった。
前日も当日もエンドレステープ(古っ)を流しているように、子供達があきれるくらいに・・・弾いた。
でも、そこまで弾いて気がすんだ。
もう今の自分でできることはすべてやった。
そんな満足感があった。
発表会の後、お決まりの打ち上げ・・・そして、わたしと丸ちゃんは、いつも先生方と最後の最後まで店から店へと渡り歩く。
去年は気付いてば、先生以外は私と丸ちゃんの二人だけだったが、今年は女性陣もいて、大盛り上がりの打ち上げだった。
その中のYさん推定(50才)と来年はDuoをやろうねとYさんから、お誘いしてくださり、今から来年の発表曲は何にしようかなどと、そんな話でまた盛り上がり・・・・
チェロ始めてよかったなぁーとほんとに心の底から思えたそんな1日だった。
帰宅したのは、午前1時・・・・いい年こいて午前様。
そっとドアを開けて家に入ると電気がついている・・・消し忘れて寝てしまったのかと戸をゆっくり開けるとそこには家内の姿が・・・・
眠そうな目で洗濯物をたたんでいた。今日の御礼を言ったら、「よかったね」とにっこりと微笑んでくれた。
私がこんな風に1日楽しめたのは、子供達を嫌な顔一つせず見てくれていた家内あってこそ。
飲みすぎたのか、段々しゃべっていたらロレツがまわらなくなり、その後倒れこむようにして眠ってしまった。
けっこう飽き性の私だが、チェロは俄然面白くなってきた。
フルートを長年やっていて、3年前からチェロをやり始めた男性がいる。今は市民オケでチェロを演奏しているそうだが、彼一人、他の出演者をぬきんでんて、めちゃくちゃうまい。
いつかあんな風に弾けたらなぁーと思う。
でも何事も努力努力。
うちの薬局で、有志の人達を募っていつか、コンサートをやりたいなぁ~と真剣に目論んでいる・・・そんな私であった。