~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

『LIMIT OF LOVE 海猿』

2006-05-17 02:34:49 | 映画【日本】
ベタな演出?、青臭い台詞?、組織と現場の対比etc
いかにもフ○テ○ビ映画だったし、
事故の要因にリアリティが欠ける様な気がした。(^-^;
海難事故を映像で描く映画なのに、天候・風向き・波(潮)の変化が克明に伝わってこず、
沈没・崩壊する船からの脱出劇だけを迫力いっぱいに描いても、
まるで、気合だけで空回りしている学芸会を見ているようで白けるだけだし・・・(^-^ゞ

まぁでも、組織の人間を堅物石頭系?の類型的人間ではなく、
情が厚いがゆえにプロとしての社会的使命と葛藤するごく普通の人間として描いていたので、
組織側の人間にも素直に感情移入出来たのは良かったです。(*^-^*

それと、職業訓練+恋愛を添えただけの青春モノ?な前作よりかはスケールが大きいし、
二転三転するハラハラドキドキ感は
『タイタニック』『U-571』『タワーリング・インフェルノ』etc
に匹敵するぐらいパニック映画として成立していたと実感しました。(*^-^*

伊藤英明や加藤あいは清々しい演技だし、佐藤隆太の味のある演技も光っていて、
時任三郎や美木良介の渋い演技も存在感ありました。(*^-^*


P.S.
美木良介の低音マイルドかつ、ハスキーな声質にうっとりと聴き惚れました。 (*^-^*
(↑ヴェルヴェットボイスというのかしら?
低音だけど上品さが醸し出される声質の俳優さんは私好み☆)

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