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過去・現在・未来
ラナ・ウォシャウスキー&アンディ・ウォシャウスキー、
トム・ティクバの3人の監督がメガホンをとり、
デビッド・ミッシェルの同名小説を映画化。
悪人として始まったある男の人生が、
いくつもの時間や空間と交錯、数奇な体験を経た男が世界を救おうとする様子を
ドラマ・SF・アクション・ミステリー・ファンタジーなどさまざまなジャンルを内包して描く。
1人で各時代の何役も演じるから髪型も変わったりする人もいるんだけど、
特に、トム・ハンクスの髪型がとにかくヘンすぎて。。。
それでも至って真面目に演じているから笑うに笑えず。。。
(映画館で観ていたら相当キツかっただろうな。。。)
ペ・ドゥナは好きな女優さんだけど、今回はクローン(でしたっけ?)の役で、
人間ではない役という点では『空気人形』の延長線上にすぎないし。
私は哲学+映像美な映画は好きなはずなんだけど、
この兄弟(あっ、姉弟になられたんですよね)の自己流哲学に酔いしれているような作風はどうも苦手。。。
“子宮から墓まで”を何度も繰り返し言われても、
「もう言いたい事は充分わかったから、“人生”と素直に言ったほうがわかりやすいのに。」
って思うだけだし。。。
トム・ティクバも加わっているから、テンポ感を期待したんだけど、それも感じとれなかったし。
正直、ジム・スタージェス目当てだったけど、彼の見せ場もこれと言ってなく、
彼のキラキラお目目の輝きも活かせていなかったな。。。
くすんだ青を基調にした室内が美しかったのと建物の外観が独創的だったのが印象に残っただけで
物語自体には見どころもなく、3時間近い時間でも物足りなかったです・・・。
P.S.
邦題『クラウド・アトラス』ではなく、『クラウド アトラス』なのね。
半角スペースが入る邦題は『ブレイブ ワン』や『シャッター アイランド』を思い出したよ~。