~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

◆『白夜行-白い闇の中を歩く』◆ ※ネタバレ有

2012-01-21 21:53:32 | 映画【韓国】


  『白夜行-白い闇の中を歩く』:公式サイト

太陽

東野圭吾のミステリー小説『白夜行』を韓国で映画化。
14年前の殺人事件の容疑者の娘〔ソン・イェジン〕と
被害者の息子の周囲で起こる不穏な事件や
それを捜査していく刑事〔ハン・ソッキュ〕描く。

この韓国映画版『白夜行』(『白夜行-白い闇の中を歩く』)は
日本映画版『白夜行』の前に製作された作品ですが、
韓国映画版『白夜行』のほうが日本公開が後になって良かったと感じました。

 『白夜行』 ※ネタバレ有 (←日本映画版の感想)

原作を読んでいない私は日本映画版を観ていたからこそ、
韓国映画版の物語の脈略を把握出来ましたよ。
韓国映画版は2人の14年間の暮らしぶりを省いていますから、
韓国映画版だけを観た人は内容がつかみにくいと思います。
日本映画版は2人が大人になるまでの出来事も
じっくり描いていましたからわかりやすかったけど、
映画にしては説明的すぎる感もあったので
韓国映画版ではそういう無駄を削ぎ落として
切り離したくても切り離せなくなった2人を浮き彫りにしたかったのでしょうね。

やさぐれだった刑事になりきったハン・ソッキュや
容疑者の娘である魔性のヒロインを体当たりで演じたソン・イェジンの
演技の上手さは際立っていたけど、
被害者の息子役の若手俳優さんの存在感が薄かったです・・・。
目の表情は良かったんですけど、平板なイケメンなだけなんですよね。
やはり、韓国俳優で例えるならば
カン・ドンウォンやソ・ジソブのように
もっと目力がありカリスマ性が備わっている俳優が演じたほうが
“韓国映画の宝石”と称され、韓国映画やドラマで着実にキャリアを積んでいる
ソン・イェジンの相手役として釣り合った気もしますよ。

ヒロインがクライマックスで言うあの台詞は韓国映画版も日本映画版も共通していましたね。
ヒロインはお金の為というよりも
母と同じく悪魔に心を売ってしまったという事なのかしら?
意味深な台詞ではありますね。


P.S.
ラストの2人の学生服姿は年齢的にムリありすぎ。。。
まるでコントみたいで興ざめしてしまいましたよ・・・。


≪『白夜行-白い闇の中を歩く』関連記事≫

 映画『白夜行』で難役に挑んだソン・イェジン 〔WoW!Korea:09.11.16〕


2 コメント

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Unknown (KLY)
2012-01-21 23:13:13
うはは(笑)
私はソン・イェジンちゃん大好きなだけでこの作品観て、だからその意味なら満足なんだけど、その私をして流石に最後はねぇ^^;
いくら彼女が童顔系とはいえ高校生は流石に無理ですよね(苦笑)
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学生服。 (BC)
2012-01-22 19:20:54
KLYさん、こんばんは。

イェジンちゃんは童顔だから監督も「学生服まだいける!」と思ったのかもしれないけど、
さすがに30歳前の女性に学生服は少し無理があったよね。^^

2人のささやかな幸せな時期を見せる事で涙を誘う演出だったんだろうけど、
なんか笑ってしまいました。。。
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