『サイドカーに犬』。 ※ネタバレ有

「嫌いなものを好きになるより、好きなものを嫌いになるほうが難しい・・・」

ヨーコさん〔竹内結子〕って、
一見豪快に見えるけど、子供の頃は部屋で本ばかり読んでいた内気な女の子だった。
心根は知性的でおとなしい女性なのかもしれない・・・。

ヨーコさんの一番良いところは
小学生の薫を一人の女として受け入れて、一人の人間として認めて、
母親的でもなく、お姉さん的でもなく、対等な感覚で接しているところだと思う。

私は子供と接する機会があまりないから子供との接し方はよくわからないけど、
社会人になってから実感するのは年上（先輩や上司）との接し方よりも、
年下（後輩や新入社員）との接し方のほうが難しく思える時があるんですよね。
優しすぎず厳しすぎず指導しなければいけないから・・・

ヨーコさんはサラッとすぐに子供に馴染める潔さが良いですね。(*^-^*

薫の母親〔鈴木砂羽〕の身勝手な行動と言動は観ていてムカッときたし、
何気に色んな出来事が渦巻いている物語だったけど、
サバサバしたヨーコさんとおっとりした薫の
ひと夏の冒険は爽やかで心地良かった作品でした。(*^-^*