『ペーパーボーイ 真夏の引力』
海辺
リー・ダニエルズ監督が、ピート・デクスターの小説を映画化。
殺人事件を調査する兄弟が複雑な人間関係に飲み込まれていく様子を描く。
ヒロインが死刑囚の恋人という設定から
謎解きメインの社会派ミステリーかと思っていたんだけど、
観ると下品でイタすぎるひと夏の出来事な物語。。。
主人公の若手俳優よりも脇役達が光る。
バルドー風?のニコール・キッドマン、
時代遅れ?なパーマ(古語?)なマシュー・マコノヒー、
ジョン・キューザックの曲者演技がインパクト大。
かつての正統派二枚目俳優もこういう汚れ役を演じないと
映画では生き残れないのがハリウッドの厳しさなのでしょうね。
『21ジャンプストリート』
ハンサムくん
ジョニー・デップが1987~90年に主演し、
出世作となったTVドラマ『21ジャンプストリート』をリメイクし映画化。
高校時代の同級生シュミットとジェンコの2人が新人警官としてコンビ結成。
青少年犯罪を撲滅する為に高校生になりすまし潜入捜査する
犯罪特別捜査課“21ジャンプストリート”に配属され、
高校にはびこる凶悪犯罪の実態を知っていく様子をコミカルに描く。
アメリカでは高校生が車を乗り回せるのね~。
制服もないし、開放的であるがゆえに犯罪も多いのかしら?
テレビシリーズで主演したジョニー・デップがクライマックスに顔を出していて、
美味しいトコ持っていくよね~。
やっぱ、存在感あるわ。
カメオ的な出演は『フレンチなしあわせのみつけ方』以来?
ラストが生々しく下劣なので日本ではDVDスルーになったのは大納得だわ。
ハチャメチャで軽い内容でした・・・。
『ニューヨーク、恋人たちの2日間』
人形劇
ジュリー・デルピーがメガホンを取った
ロマンチックコメディー『パリ、恋人たちの2日間』の続編。
ニューヨークで新しい恋人と暮らすヒロインのもとに、
フランスから彼女の家族が押し掛けてきた事で巻き起こるトラブル続きの2日間を描く。
前作は未見なのでわからないけど、
『SATC』以降、女性が赤裸々に綴る下ネタ映画も流行りっぽいぽいので、
「もう勝手にすれば・・・」って感じなんだけど、
障害や重病を軽々しくネタにしているのには馴染めず・・・。
結局は“家族をつくりましょう!”ってお話しなんだろうけど、
努力しても上手くいくとは限らないから恋愛は難しいわけで・・・。
全くもって共感出来なかった作品でした。