この作品は劇場公開前にBShiで放映されていたのを録画していたものの、
やはり劇場公開時に観たいと思いながらも
時間的タイミングが合わず観に行けず、
そのままになっていたのですが、
年末に大掃除した時にこの作品を
ビデオ録画していたテープが目に入って、見ました。
殯(もがり)の森 - goo 映画
女性介護士が老人男性を森の中に連れまわす事態になってしまうというのは
現実にはありえないだろうし、
常識的にあってはいけないだろうと思います。
でも、
新緑の伊吹が薫る森
朱色の炎が燃ゆる薪
夜が明けゆく時の青い光
の色調は幻想的に映ります。
CGを使わなくても、自然な森の景色から
こういう秀でた美しい色が引き出せるんですね。(*^-^*
喪失感を背負った2人は傷ついた心を温め合い、寄り添う・・・
2人のラブストーリー(人間愛)として観るならば、
2人の行動は自然な流れだと思うし、寓話のようにも思えました。
河瀬直美監督の作品を観るのは初めてでしたが、
過去作も機会があれば観たいと思いました。
河瀬監督は、短編は見ていないんですが、長編はどれも、テーマが一貫していますね。
自然の容赦にいろんな暗喩がこめられる人ですね。
コメントありがとうです。(*^-^*
>自然の容赦にいろんな暗喩がこめられる人ですね。
そうですよね。
河瀬監督は自然と人間を崇高(大切)に見つめているのでしょうね。(*^-^*