『ミケランジェロの暗号』:公式サイト
SS
アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『ヒトラーの贋札 - goo 映画』のスタッフによるサスペンス・ミステリー。
『ヒトラーの贋札(にせさつ)』・・・ ※ネタバレ有
SSって一瞬、韓国の某男性アイドルグループ(活動休止中)かと思っちゃったわ。。。
邦題の“暗号”の意味合いも私の頭脳ではわからなかったな・・・。
主演のドイツ俳優モーリッツ・ブライブトロイはルックス的には私好みのタイプではないんですけど、
出演作のジャンルが多岐にわたっていて、作品選びのセンスが独特なので
彼の名を拝見するとその映画は観に行きたくなる俳優さんなのです。
濃い顔立ち?だけど演技は自然で着実にキャリアを積んでいる二世の実力派俳優と言えば、
日本の俳優で例えるならば佐藤浩市みたいな感じなのかしら?
ナチ+『ダ・ヴィンチ・コード - goo 映画』みたいな感じなのかな?とは思っていたんですけど、
ナチ色が強くて、絵画は伏線にすぎず・・・。
絵画にスポットが当たったのは冒頭とラストぐらいだったような気もする。
二人の男の立ち場の入れ変わりの可笑しみ?を描きたいのならば、
別に絵画を絡めなくてもって感じだわ。。。
時代背景はそのままで贋札のお次は絵画にモチーフを変えて軽めに演出しました
というような意図が見えてしまった気がしてなんかノレなかったんですよね・・・。
それと、絵画にまつわる緊張感のあるミステリーを期待していた私なので
テンポが緩く感じてしまい、物足りなかったです・・・。
それなりのブラックユーモアと、ラストの爽快感は良かったです。
>シリアスな作品かと思っていたので、入れ替わった後から、ちょっと違うぞ…と戸惑いました(笑)
そうそう、呆気にとられますよね。(^-^;
ブラックユーモアも「これは笑っていいのか?」と気が引けちゃって、私はノレなかったな。。。
あのくらい毒がないとちょっと物足りないかも。
オチも中盤から分かってしまいましたし・・・。
最後のシーンはよかったです。
『イングロリアス・バスターズ』はあまりにも毒が強烈すぎて、私はダメでした。。。m(_ _)m
ナチものの映画もわりと観ていて、マイベストに挙げているのもあるけど、
良かったというよりも心から離れなかったからと挙げた感じで
大好きな作品はないな・・・。
私は戦争モノは苦手分野なのかも?
ミケランジェロのお話と思い込んで見に行ったのに、
暗号の件はまったくなし。
でも、なかなか面白く観ましたよ。
あの時代にしては、かなりのんきなお話でした。
その気楽さが、良かったのかも。
ラストの《二人の笑み》もなかなか。
確かに、こういう時代背景の作品であっても気楽に観る事は出来たんですけど、
この監督の『ヒトラーの贋札』と比べるとどうも軽い演出な気がしてしまって。。。
それを受け入れられるかどうかなのでしょうね。
私は『ヒトラーの贋札』を観ていなかったら
『ミケランジェロの暗号』単体で面白く観賞する事が出来たかもしれないです。