銅版画制作の日々のmezzotintさんがブログでご紹介されていた
大阪:大江ビルで開催されていた【岸中延年展】の最終日(2月25日)に行ってきました。
地下鉄御堂筋線淀屋橋駅からでも行けそうだったけど、
京阪中之島線に一度乗車してみたかったのでこの電車で大江橋駅から行きました。
石造の壁
木の柱
自然の素材を使いながらもモダンな意匠。
駅からしばらく歩いて行くと大江ビルがあります。
元々は弁護士事務所が入居するビルとして設計された建物なので
まるで、二時間ドラマに出てきそうなレトロな趣きのあるビルです。
そのビルの入り口からすぐのコンパクトな一室が会場でした。
次から次へと人が来られていて岸中さんの人望の厚さを実感しました。
その方達と岸中さんが次々とお話しされていたので
なかなかご挨拶するタイミングがつかめなかったのですが、
30分ほど経ってからお話ししました。
どちらかというとおとなしそうな方でしたが技法の質問には丁寧に解説して頂き、とても真摯な方でした。
版画ならではの黒墨が板目に残る特性を活かしたダークな色合いで
絵の造形も前衛的な画風なんだけど、
球体の中の人々は皆上に這い上がろうとしているのでポジティブな印象も受ける。
終末感も漂うけど、そこから登っていこうとする
今の日本への応援のようにも感じた。
メルヘンな色遣いに上向きだとキレイ事な感じもしてしまうけど、
ダークな色合いにポジティブな造形なので芯がある。
人の絵には微かに厚みをつけていて、その技法も実に細やかで丹精が込められている。
男性ならではの骨太なテーマと
版画作家ならではのきめ細やかな作品性に感銘を受けました。
帰りは淀屋橋を散策。
淀屋橋と言えば仕事の用件で来た事が多く、
時間に追われスーツ姿で風切って歩いていたりしたので、
今回のようにラフな私服でのんびり散策するのも良いものだなと思ったりしましたよ。
わあ~ありがとうございます!
作品の説明、BCさんらしい表現で解説
されておられ、、、。凄いなあ。
私が銅版画を今日まで続けて来られたのは、
岸中先生のおかげでもあります。
本当に版画の事を聞いたらとても丁寧に
いつも教えてもらっています。きっと先生に
出会ってなかったら今の私はなかったかも
しれません。
お話もされたということで感激です!!
来週、先生にお会いしますので、BCさんの
事伝えておきます。ご紹介ありがとうございました。映画の事だけでなく、アートについても
また語り合いたいものです。いつもありがとう
ございます。
岸中先生はmezzotintさんにとって恩師なのですね。
お客さん達は版画に造詣が深い方が多いようで専門的なお話しをしている中で
私は初歩的な事ばかり聞いてしまったんですけど、
親切に一つ一つ丁寧に説明して頂けたので理解しやすかったです。
mezzotintさんの話題も出ましたよ。^^
私は設計一筋なので
アートに関してはそれ程詳しくはないから感覚的な事しか話せないけれど、
アートも設計も映画も白紙の状態から作り上げていくという共通点があるので
機会があればゆっくり語り合いたいですね♪