暗くなるまで待って(1967) - goo 映画
人形
スリルある物語展開のわりにはあまり怖くなかったです・・・。
冒頭以外はスージー〔オードリー・ヘップバーン〕の家
という一定の空間での出来事だからでしょうか?
というか、大げさな音楽で恐怖感を与えようとしているのがミエミエでひいてしまったな。。。
オードリー・ヘップバーンの目の演技(目の使い方)はそれほど上手いとは思わなかったけど、
クライマックスで追いつめられて怯えている姿は痛切でした。
ラストで安堵して涙を流しながら笑顔を浮かべる
オードリーの表情は可憐な彼女らしい気もしました。
オードリーは華奢な体型ではあったけど足はスラリとしていて長かったですね。
出演者ではロート役のアラン・アーキンが上手かったですね。
当時のアラン・アーキンは細身で小顔。
いわゆるゴツイ体型の典型的な悪役ではなかった気もするけど、
変装もしていたし、不気味な目つきで狂っている男を怪演していました。
最近では『サンシャイン・クリーニング』に父親役で出演し、
味のある演技で独特の存在感を示していましたね。
□『サンシャイン・クリーニング』□ ※ネタバレ少々
『暗くなるまで待って』のDVDの特典映像によると
この作品は最後の8分間恐怖を演出する為、
場内は法的限度まで暗くして上映したんですね。
スクリーンで観たらもっと迫力があって怖かったんだろうな~。
でも、この作品はブロードウェイで大ヒットした舞台劇を映画化したものだし、
一定の空間での出来事の物語なので
本来舞台向きの作品なのかもしれないですね。
P.S.
12月から各地で公演が始まる日本での舞台版『暗くなるまで待って』では
加藤雅也の服装と短髪から推測して多分ロート役なのでしょうね。
雅也が舞台で悪役を演じるのは初めてなので期待しています☆