『ラブリーボーン』:公式サイト
つらら
幼児ならば疑いもせずに地下の中に入ってしまうかもしれないけど
中学生にもなって警戒もせずに自分から地下に入ってしまうのはありえない・・・。
平日である水曜日にほとんど家に居たと嘘の供述出来る犯人の中年男って
いったい何の職業で暮らしていたんだろう?
殺された少女の両親は二人共、顔色良すぎじゃないですか?
全然、憔悴していないし、悲壮感が全くないのよね・・・。
(明らかに演技力不足に感じてしまいましたよ・・・。)
それにしても、お婆ちゃんの濃いメイクにビックリだわ。
中盤までスーザン・サランドンだとは気づかなかったよ。
ファンキーなお婆ちゃんは一度だけ嫁に助言していたけど、
物語の大筋には関係ないし重要な役割でもなかったので、
オスカー女優のスーザン・サランドン演じさせるのは可哀そうな気もします・・・。
でも、スーザン・サランドンは主演にこだわらず、
脇役でも頑張っているのは好印象なんだけどね。
少女役のシアーシャ・ローナンの小顔で足長な容姿は現代的で
70年代の女の子には見えなかったな。。。
彼女は大半がCG場面なのでブルーバックで風景を想像しながらの演技だっただろうけど
表情豊かに演じていて素晴らしかったね。
犯人役のスタンリー・トゥッチは紳士的な話し方で
不気味さを漂わせていて存在感ありましたね。
『ジュリー&ジュリア』の善良な夫とは真逆のイメージで役幅の広さに感心しましたよ。
~『ジュリー&ジュリア』~ ※ネタバレ有
スタンリー・トゥッチがオスカーにノミネートされたのは納得です☆
中盤の少女二人のポップな場面の演出は
死者である少女達の魂を茶化しているような印象を受けてしまい、
悪趣味な演出のようにも感じてしまいました・・・。
後半、お父さんが殴られる場面は必要だったの?
“骨は~”のフレーズもとってつけたような印象だったし・・・。
前半と終盤でつららを効果的なアクセントにしようとしたのかもしれないけど、
終盤でつららが突き刺さり転落する犯人の転がり方は
コントのオチとしか思えませんでした。。。
まっ、少女の心残りはキスというのは微笑ましかったけどね。
ファンタジックな映像はキレイだったけど、
残虐な猟奇殺人なのに美化しすぎですし、
人間の死を軽く描きすぎている気がしてしまいました・・・。
そういった作風に馴染めなかったです・・・。
≪『ラブリーボーン』関連記事≫
15歳、シアーシャ・ローナン、はにかみながら「初恋はまだなの……」 - シネマトゥデイ
コメントありがとうございました。(*^-^*
お返事遅くなってしまってごめんなさいね。
この作品は賛否両論分かれているようですね。
hommeiさんは感銘を受けられたようで良かったですね。
私はこの作品は被害者の家族の自己満足としか思えなくて
こういった作風に馴染めませんでした・・・。
残虐な死であっても死は死です。
生きている限り人生はやり直しがきくけど、死んだ人間は二度と生き返らない・・・。
それをありのまま受け入れるべきというのが私の考えなので。
(私の考え方はクールすぎるかもしれないけど。)
映画とは言え、死を美化してしまうのは違和感を覚えました。
ラブリーボーン観て来ました。
私はとても胸を打たれました。
多分、違う視点から見ていたのだと思います。
先日、父が亡くなり身近な大切な人の死を体験しているので深く心に入っていきました。
父はどこにいるんだろう?
そんな事ばかり考えていたので
スージーのいる世界に納得してしまったのかも
しれません。
ラストはあれでいいと思います。
私にも娘がいます。
もし、同じ事になったら見つけてあげたいけど
実際、無残な姿で再会できるのか?と
考えてしまいます。
本人も元気な姿を覚えていて欲しいと思うかも
しれない…なんてキレイごとでしょうか。
事故の直後や発見直後は一生消えません。
実際に体験しているからこそ
『この表現で良い』と思うのかもしれません。
コメントありがとうございました。(*^-^*
>いまいちでしたか?
うん、いまいちだったの。。。
あの二人は実績のある人のようだけど、この作品では上辺だけの演技でしたよね・・・。
役になりきれていないというか・・・。
実質はシアーシャちゃんが主演なので、
大人のメインキャストとしての立場がなくて、本領を発揮出来なかったのかなぁ?
ファンタジーとしてのメルヘンな映像美は素晴らしかったと思いましたよ。
>それにしてもあの死に様、、、
安っぽいコントでしたね
あの死に様は間抜けでベタなコントみたいでしたよね~。
こんばんは~。
いまいちでしたか?
>全然、憔悴していないし、悲壮感が全くないのよね・・・。
(明らかに演技力不足に感じてしまいましたよ・・・。)
わたしもこれは同感ですね。
あの二人、、、メジャーなキャストだけどなんかわざとらしかったですね。
ラストの方でもいろいろつっこみどころあったけど、
映像も音楽もいいし、エンタメとして面白かったんで、ファンタジーだからいいかって気分です(笑)
それにしてもあの死に様、、、
安っぽいコントでしたね
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
>ただ、全体としてみると、どうも登場人物の絡み具合が薄いというか、バラバラな気がして。それぞれの行動による因果関係が見えてこないのがどうにも…。
登場人物それぞれの行動が空回りしているだけで人間模様が表面的でしたよね・・・。
良い演技をしていた出演者もいたし、美しい場面もあったので悪い映画ではなかったけど、
後味が良くないし、なんかノリきれない作品でしたね・・・。
ただ、全体としてみると、どうも登場人物の絡み具合が薄いというか、バラバラな気がして。それぞれの行動による因果関係が見えてこないのがどうにも…。
キャラクターの設定に従って行動し、それが様々な絡み合いを見せるのがドラマとしての面白い部分だと思うのですが、設定だけ見せておいて、何にもしないだとか、してもそれが他の人にあまり影響も及ぼさないのでは…。
あとは最後ですかね、やっぱり。日本人的感情としてはどうもスッキリしないです。思い残したのがキスでも構わないんですが、最後に見せる必要はあったのかなぁと。