この言葉を聞いて思い浮かべるものはいろいろ。
私の場合は、
切り替える方のSW’er(スイッチャー)です。
何を切り替えるか?
過去のことですけど、本カメです。
5台+1スローVTR+CG
当時は機器が少なく、これっぽっちです。
主にスポーツ中継でした。
今夜の野球中継(BS)を見ていて、ちょっぴり呆れました。
本カメもそうですが、Sw’er、Dr(ディレクター)がいけてません。
かったるいスポーツ中継(野球)は、見ている方に失礼なのでは・・・
現役を退いた身ですが
ここまでひどくては後輩は育ちません。
本カメなら見せ場を演出しないと!
私が入社当時は、
下手な本カメ(いきなりカメラを握らされました)で
時々スイッチングされましたが
”あれはな
「おべんちゃらタリー(スイッチング)」
だから練習しろよ!”
と言われたものです。
スイッチングが一度もない中継は寂しいだろうから
何回かはスイッチングしてあげるよ、
いらないカットだけど・・・の意味。
試合終了後、DrにVTRを見ながら食らいついて聞きました。
試合前の打ち合わせで試合の流れと見せ場を話し合い、
個々の本カメがストーリーを描き
互いにフォローしながら中継を進めます。
スイッチングされなければ、他を探せのサイン。
厳しい世界、懐かしいです。
さらに難しかったのは、プロ野球ではなく高校野球。
「一投一打」
と皆さん軽く言いますが
まさに、彼らの汗、涙を映し出し、切りとるのです。
わずか3年しか経験できない貴重な刻をとらえるのです。
スイッチングをしながら涙ぐむこともありました。
音声さんも同じ。
若いからこそできた経験です。
叩きあげられてスイッチャーに!
これは憧れ、夢でした。
スタッフの気持ちを汲み取り、
選手の思いを描き、一瞬を切り取る。
これが役目です。
ここまで書いたらいいかなぁ?
リポーターもいけてません。
エッセンスが足りない。
事前取材で何を聞いてきたのか?
リポートの内容が全くない、何を言っているかわからない。
当然解説者は、それを受けて
自身の経験談を話したいのに
言葉を発する糸口がわからない(話を受けられない)。
加えてフォローの本カメがひどい。
たぶん、NKさんはリハを台本通りでしょうから
アドリブはもってのほか。
だけど、本カメが見せ場をアピールしないと
視覚に訴えないと!
つまらないのでテレビを切りました。
せっかく、「野球魂」をお持ちの解説者に失礼。
実況もしかり、スタッフも盛り上げて
解説者がこぼれ話をしゃべってくれるまでやらないと。
少なくとも、私は納得できませんでした。
大好きな解説者、宮本さんだったからなおさら・・・
民放(準キーからきていると思うけど)もやっています。
CMを挟むと・・・テンションが下がります。
逆に偏ったスイッチングになりがちで公平性がない。
野球中継の視聴率が低迷する理由がよくわかりました。
子供たちが見なくなる、野球離れが進む原因が浮き彫りに。
難しいですね。