ロードの定番コンポ「シマノ105」
世界で一番使われているSTIレバーだと思います。
現行モデルが3年以上経過し、メンテナンスの状態で性能の低下や故障の原因に繋がる症状が顕著に出てきました。
現行の5700はシフトワイヤーがハンドルバーに沿う形式に変わったため、シフトワイヤーの負担は大きくなりました。
グリスが切れるとシフト操作が重くなりやすく、レバーの付け根部分のワイヤーの抵抗が大きくなります。
7900デュラや6700アルテも同じ構造です。
←この写真の矢印付近が摩擦が大きくなる所なので、たまにグリスアップが必要です。
メンテをしていても古いシフトワイヤーは金属疲労で破断してSTIレバー内で絡まってしまいます。
グリスアップをしていても防げないので、1年に一回か、5000km位で交換した方がいいです。
実際にお店では月に一件位シフトワイヤーが切れて絡まった修理があります。
これは矢印部分でワイヤーが切れ、取り除くために切断したものです。
切れる前兆としては、変速調整がズレタリ、シフトが入らなかったりします。
直ぐに交換できればいいのですが、無理にレバーを動かすと切れたワイヤーがSTIレバー内で絡まりレバーが壊れてしまいます。
早めの交換で軽快な走りを楽しみましょう。
店長 足立より