新潟！山の幸

大きな仕事をひとつこなしたご褒美に、新潟に行った。
今、いちばん、行ってみたかった場所。

一日目は、日本海で、貝採り。
テトラポットの並ぶ波の緩やかなスポットで、
通称「しったか」と呼ばれる、サザエの仲間の小さな巻貝を採った。
地元の人もあまり食用にしないとか。

大人三人で、まぁあぁの成果。

夜、地元のおすし屋さんで、ガーリックバター風味でいただく。
なんたって、小さな貝なので、取り出すのも一苦労。

でも、とてもおいしかった。
小さな体の中に、うまみのパワーを封じ込めていて。
自分で採ったというエッセンスも加わり、大満足。

2日目は、十日町の山で、山菜採り。
地元で木の芽と呼ばれるあけびの新芽を摘む。
静かな山の中、木々にからまるあけびの蔓の新芽の鮮やかな緑。
この時期、ほんのり甘く香る紫の小さな花をつけて、元気いっぱいの木の芽。

小一時間で、満足な収穫。

塩茹でして、うずらの卵または、卵黄としょう油をあわせたもので、
いただく。
雪に閉ざされた長い冬から、カラダを目覚めさせてくれるような、
ほろ苦い春の味。

生まれて初めての味との出会いに、感動のたびでした。
すべてをコーディネートしてくださった師匠に感謝です。