ブータン王国ポブジカ谷 ~鶴と暮らす村で

ブータン王国ポブジカにおける地域に根ざした持続可能な観光の開発プロジェクト

ポブジカの事業を京都大学、フェリス女学院大学で紹介しました

2014-06-21 22:32:39 | ポブジカ観光開発事業

こんばんは。

 

しばらく更新をさぼっていて、済みません・・・。

 

じつは、ポブジカの事業が終わった後のことを考え、次の事業提案書を作成中です。

 

今度の対象地は空港からあまり遠くないハを検討しています。

 

晴れて事業の実施が決まれば、詳しく紹介しますね。

 

さて、先週の14日に京都大学で、そのさらに10日ほど前にフェリス女学院大学でポブジカのエコツーリズム開発事業について、講義をさせていただく機会をもらえました。

 

普段同業者の人たちと話しているのと異なり、ブータンのことも、エコツーリズムのことも知らない学生さんも少なくなく、1時間ほどの限られた時間内で分かりやすく紹介するという、良い頭の体操になりました。

 

学生さんからは、「観光開発を行うことで、村の人の伝統や文化に悪影響も与えるのではないのでしょうか」、「そもそもGNHという政策からすると、観光開発を行わなくても良いのではないでしょうか」というような質問を戴きました。

 

いずれも的を得ており、特に最初の質問はJICAにも事業開始前に質問としてありました。

 

外部から人が入ることは当然のことながら、良い影響だけでなく、悪い影響も受けることになるでしょう。

 

上の質問に対し、私は、外部からの影響をコントロールするのも、積極的に取り入れるのも、いずれも村の人が選択することであり、変わらないことを強制するのは、先進国側のエゴであると回答しました。

 

ポブジカの人たちがどちらを選ぶのか、後日報告を差し上げます。

 



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