噂のクラシックパッドを試す？ サンワサプライ『USB Classic GamePad』

昔懐かし？ファミコンそっくりのUSBゲームパッドが発売に　（Akiba PC Hotline！）
　
と言うわけで。

　
　
思わず購入してしまいました。何が限定なのだろう。通常版は四角ボタンか。
しかしメーカーのホームページに未だこの商品の情報が無いのはどういったわけだ、確かファミコンのコントローラーって特許のカタマリだから各ゲーム機含めた以後のゲームコントローラーって正式に十字ボタン採用したものが任天堂純正以外で存在しなかったハズじゃなかったのか等々。
色々考えが巡ったので、


　
比較してみます。

ただし純正の旧ファミコン版コントローラーが用意できなかった為、以前CLUB DYDOでプレゼントしていた1/1ファミコンコントローラー型電卓です（何故持っているかは聞かないでくれい）。同サイズのはずなのでコレで比較できるはず…


☆外観

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

色合いとかでパチモン感があると言うか若干ごまかされていた感があったけど、じつはほぼ同サイズであることが判明。そっくりレベルじゃないなコレは。

横幅：約12.2cm
縦幅：約5.2cm
十字ボタンの幅：約2cm
ABボタンの幅：約1cm

特に十字ボタンの大きさが同サイズであった事に驚き。サンワサプライのようなメーカーがこのようなパチモンを出すとは考えにくいので、やはり正式認可を得たと考えるべきなのか？


　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
外寸で唯一違うのがこの閉じ部分の位置。サンワサプライ製クラシックUSBパッド（以下USBパッド）の方が若干奥まった位置に設置されております。


☆PC上での認識。（使用環境：Windows2000 SP4）


　
　
　
　
　
　
　
Windows2000で接続するのみで認識。ごくごく普通の6ボタンパッドとして認識します。「START」が「5」、「SELECT」が「6」。コントローラーとしての名称は「USB Classic Gamepad」。

では実践。

　
　
　
　
　
　
　
上海アリス幻樂団さま「東方紅魔郷」

…スンマセン。手元にあったモンがこれしかありませんでした。
でわPlay。

…
……
………
まず思った事は、ABボタンのクリック感がちょっと深い。しっかり押された後戻ってくる感じも若干強めなので、ファミコンのコントローラー（以下純正）よりも少々力が要る感じです。
実はコレこの力が要ると言う事が、純正と同じ厚みである事とが災いし、手が痛くなるのが早いような気がします。デザイン上表面よりもちょっと奥まったところにボタンが設置されている事や、閉じ部分が奥まっており純正では閉じ部分の真上に置いていた使わない指を手前に置いた為に「指と指の間ではさむ」感が強いのも原因かと。
あとUSBパッドの各ボタンが若干角張っており、ボタンが小さい事も災いして接触する指も痛くなるのが早かったです。実際にやってみないと判りませんが、この調子では純正パッドでこするようにボタンを押すようにして実践した無限1UPとかは難しいのではないかと。

ただし十字ボタンは感触十分。こっちもクリック感が深いのは変わりませんが、ボタン自体の設計がきちんとしているのか、ABボタンほどの違和感はありませんでした。
しかし１コンでのケーブル位置が人差し指の邪魔になる仕様を再現しているのは意図的なものなのだろうか…、USBなんだからケーブルもう少し細く出来なかったかなぁ…


☆極めて個人的な結論
今時の通常のゲームパッドとしてはかなり厳しい。サイズが同じながらも詰めの甘さ見たいなものが随所に見れるところからも、十字ボタンの仕様許可を得た勢いそのままに作成したのではないか？ と邪推してみたりするテスト。純正の薄さ・コンパクトさなどが災いし、メインターゲットとなるであろう大きなお友達３０歳台前後のクラシックゲーマーの使用に耐えるには厳しいかも。
ただし、価格の安さ（実売価格1,333円～1,480円 AkibaPC）と併せ、ノスタルジーに浸るには充分。握っているだけで当時のゲームをPlayしたくなってくるのはやはり魂にまでこのコントローラーの感触が染み付いているからでしょうな。

と言うわけで、なつゲーに加入している方とかは買って損なしかと。
何だか「ソロモンの鍵」とか「迷宮組曲」とかやりたくなってきた…

しかしこの十字ボタンの詳細はメーカーがいつかきっちり語ってくれるものと信じて疑いません。
あとあと、センセイの通常使用しているPCゲームパッドは、復刻版セガサターンコントロールパッドです。PS2版（Amazon）もあります。