10月8日 清内路村
下清内路諏訪神社・建(たけ)神社 奉納煙火。
270の歴史をもつ村民手づくりの仕掛け煙火の奉納です。
煙火奉納は二部制で、前半は諏訪の部、続いて建の部で、
それぞれ打ち上げ花火と仕掛花火があります。
本組、一組、中組の三つのやぐらが組まれて、そこで仕掛煙火が奉納されます。
やぐら毎に点火するのですが、その方法も、ただ点けるのではなく、
やぐらからやぐらへ火を飛ばしてリレーしていくのが面白い。
もともと火力が強いといわれる仕掛花火ですが、
会場にはかなりの強風が吹き込み、さらに火力アップ!!
その勢いには本当に凄まじいものです。
煙火の下で若者たちが、踊りながら足を踏み鳴らす音が辺りに響きわたり、
観客も歓声をあげます。
そして目の前の中組やぐらの番ですが、警備の方から、
「強風で火がこっちに流れるので、少し下がってください」
とのことですが、怖いもの知らずの観客たちはそのまま留まっていました。
わたしも、ちょうど桜の木の下にいたので身を隠しつつ留まりました。
が、やはり・・・

わ゛ーーーっ 熱っ
火の粉の雨、雨、雨。
周りの観客たちは髪の毛を焦がしてしまったり、服に穴をあけてしまったり。
でも皆満足げな笑顔で大興奮 なのでした。
その後 観客たちがこちらを指差してざわつき始めたので見上げると、
わたしを守ってくれた桜の木の上のほうで、火種がくすぶっています。
すぐに消防のお兄さんが登っていき、消化。
あまりに冷静沈着な対応。こんなことはぜーんぜん珍しくないみたいです。
ちなみにこの桜の木、村の天然記念物だそうなんですが・・・
そして豪快な大三国で諏訪の部がしめくくられました。
ここで観客は半減。あまりの寒さに耐え切れなくなったひとも多かったようです。
ここからは寒さとも戦いながらの見物に。体の震えを止めるのに必死。
それなりに寒さ対策をしたつもりでしたが、清内路の夜を甘く見ていたようです。
建の部では仕掛け花火の後に手筒花火が奉納されました。

画像ではよく見えないのですが、手で抱え持っています。
火柱が高くあがり、降ってきます。真下で支えている若者。その熱さは計り知れません。 がんばれよー!、と声援を送りました。
これを見られただけでも、寒い中で待った甲斐がありました。
またしても火の粉の洗礼を受けてしまった花火見物でしたが、
寒さにやられてしまったのか、それとも興奮しすぎたのか、
帰宅後に発熱してしまいました。
この時期の花火見物には 必ず防寒対策をしましょうね!!