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夕月夜

日々のこと、注目していること、ちょこっと南信州案内も。

霜月祭ダイジェスト

2007-03-06 | 南信州って・・・

飯田市南信濃の かぐらの湯。

ナトリウム・カルシウム塩化物温泉。

飯田下伊那の数ある温泉の中でも 湯の香り、味が 「これぞ温泉!」と感じられて、

わたしの好きな温泉ベスト3に入っております

今回は温泉入浴だけでなく、特別なイベントを見るために訪れました。

それは、、

映画「千と千尋の神隠し」のモデルといわれる祭、

「霜月祭」のダイジェスト公演!

今回は木沢地区の祭りの再現公演で、

通常は12月の祭の日に 午後2時~午前6時頃までかけて(長い!)行うものを、

一時間程に凝縮して見せていただけるというもの。

一度見てみたいと思っていた霜月祭(でもずく無しで寒がりなので、まだ見に行けなかったの)。

 

前半は御祓いのような儀式からスタートでした。

神々をお迎えするにあたり、場を清めているのでしょう。

途中 観客席からも何名か加わって釜の周りで御祓いをする。(本番では氏子が加わるのでしょう)

わたしも参加させていただき、御幣を左右に振って清める。

今回は本番ではないけれど、それでも、神々がすぐそばに在るような 不思議な感覚を味わえました。

 

祭の間は終始太鼓の躍動感と笛の優雅な音色がまざり、心地良い。

大黒様が登場し、大袋から飴玉を取り出し、辺りに撒きながら観客席に乱入!

続いて「ばーさ」と呼ばれる嫗面があらわれ、観客の頭を榊で祓って歩く。

その祓い方がかなり雑で、遠慮なくバシバシはたくので、笑ってしまいました。

観客から「ばーさ、ばーさ」と声がかかり、会場中が大盛り上がり!

そして 最も人気がある四面(よおもて)の登場。

神の面をつけた四人の若者たちが所狭しと荒れ狂うのですが、

この若者たちが 本当に生き生きと舞うので、

観客もつられて歓声をあげ、会場が一気にヒートアップしました。

 

こうして公演は終わりましたが、

やはり伝統あるお祭りは良いですね

本番での四面の若者たちのジャンプもぜひ見てみたいものです。

今年の12月は 奮起して 本番を見に行ってみましょうか??


清内路 一番清水

2007-03-03 | 南信州って・・・

清内路村の国道256号沿いにある、

一番清水。

地元だけでなく、県外からもこの水を求めて多くの方々が訪れます。

最近(だと思うのですが)水汲み専用の駐車スペースも作られました。

一番があるんなら 二番もあるんだろうなー、と

水汲みに訪れていた地元の方に尋ねてみると、

「二番、三番もあるよ!」だそうで。

やはりどちらも国道沿いにあるようですが、見落としてしまいました。

水量は一番清水が最も多いということもあり、名の通り「いちばん」有名です。

飯田市方面から行くと一番清水がもっとも手前にあります。

 

傍らの水神様からおすそ分けしてもらい汲んで持ち帰った清水。

この水でお茶を点てて いただきました。

お茶に良く合う、爽やかな味。

愛飲者が多いことにも納得です。

 

清内路を訪れる際には この美味しい清水で喉を潤すことをお勧めします


御大の館。

2007-02-14 | 南信州って・・・

高森町牛牧の

「御大の館」。

日帰り温泉施設です。

泉質は単純弱放射能泉。露天有り、南アルプスが望めます

食堂も有り。メニュー多いです。しかも美味しい

宿泊・宴会施設の「湯ヶ洞」が併設、

周囲にはサイクリングコースなどもあり、四季を通して人気のある温泉施設です。

わたしも大好きで よく訪れます。松川町の「清流苑」と共に立ち寄り回数がもっとも多い温泉館です。

 

今回は仕事帰りに立ち寄りました。

いつも通り入浴チケットを フロントで係の方に手渡すのですが、

ここで

「イベントで温泉入浴券を景品にさせていただきたいのですが、対応していただけますか?」

と訪ねてみました。

そうです、二次会の景品!

「もちろんご用意できますよ。回数券と一回券がありますが・・・」

「では 一回券を二枚でお願いします!」

(独断で)景品に入れたいと思っていた入浴券(しかも富本銭柄)、無事購入できました

ほっとして入浴。

少し混んではいましたが、いつも以上にのんびりゆったりー、

サウナ、ラドン泉、露天、ジェットバス・・・

ひと通り浸かり、心も体もリラックスできました

ここの温泉は体の芯まであたたまり、しかもあたたかさが持続します。

一日の疲れも取れて、

また明日も頑張ろう!と思えてくるのでした。


裏界線。

2007-01-16 | 南信州って・・・

表通りから 細い裏通りへ足を踏み入れれば、

車道の喧騒は遠ざかり、両側に家々が並ぶ小路。

 

 この音は 夕餉の支度でしょうか。

 手をうち鳴らしながら 母と子が歌う声。

 誰を呼んでいるのか。 細く響く猫の声。

 季節はずれの 風鈴の音。

 そして 低く反響するわたしの靴音。

生活の音に囲まれた小路は 不思議と郷愁を誘うのでした。


裏界線(りかいせん)を歩く。

2007-01-15 | 南信州って・・・

飯田市街地にある 裏界線(りかいせん)。

りかいせん

って 何ぞや??

 

それは、、

さかのぼること60年!昭和22年に「飯田大火」がありました。

この大火は 市街地の七割を焼くという凄まじいものだったそうです。

その翌年から 街の人々は復興を始めましたが、その中で作られた2メートル幅の裏通りが 裏界線 です。

これは大火の際、 城下町であった市街地は家々が密集していたために

非難経路や消火活動が困難を極めたことから設けられることになりました。

現在もその役割を果たしつづけるとともに、住民にとって欠かせない生活路として使われています。

 

ちなみに りんご並木も このときに作られた緑地帯に復興の願いを込めて植樹されたものです。


どんど焼き

2007-01-07 | 南信州って・・・

どんど焼きに行く。

毎年 出勤前にちょこっと見には行くけど、

今年は休日なので早い時間に参加してみる。

 

早朝6時。

昨日からの雪は止まないばかりか、

強風も加わり 吹雪の真っ只中 です

湿気った「おんべ」はなかなか燃えにくく時間を要しましたが

一旦炎上すると強い横風の力を借りて いっきに火力UP

顔は熱いが 背中は冷え冷え

だるまが爆ぜると 子供たちが「わあぁー」っと声をあげていました。

 

午前8時。 どんど焼きの跡は きれいさっぱり片付け済み。

点火から2時間経ってないのにねぇ。。 火気の管理の関係もあるのでしょうが。

昔は 昼頃に熾きになった山に芋を埋めて焼き芋にしたり、

夕方まで まわりを 子供たちが遊びまわったりで。

次の日になってようやく後片付けをしていました。

今は 「余韻」 は楽しめないようです。

 

どんど焼きで焼いたお餅を七草粥に混ぜ込んでいただく。

これで 今年も 無病息災です


お花見。

2007-01-06 | 南信州って・・・

雪の朝。郵便局に寄ってから職場へ。

桜並木を通ると 桜の枝には雪の花が咲いていました。

満開!

他に花見客も見えず(当然ね)、この早朝の景色を独り占めです

 

飯田でも やっと冬らしい光景が見られるようになりました。

雪道での運転が苦手なので、ちょっと困ったなあと思いつつも

季節はずれのお花見をしていると、、雪もわるくないなあ


虚空蔵山(1130m)からのご来迎

2007-01-01 | 南信州って・・・

今年の初日の出は 飯田市の風越山から拝もう!と思い立ったのですが、

風越山はまだ2回しか登ったことがなく、当日の登山の時間配分計画が立てられなかったこと、

風越山の手前にある虚空蔵山には十数回は登っていること、

風越山より虚空蔵山のほうが市街の展望は良いこと、

などから、虚空蔵山を目指すことに決定。

右手前が虚空蔵山(1130m)、左奥が風越山(1535m)。

ここで風越山メモ

風越山は、昔から信仰の山として飯田の地元住民から愛されてきました。

風越山山頂の少し手前に 白山社の奥社本殿(重要文化財)がありますが、

これは1509年に建立されたもので、老朽化のため最近建替えれえられました。

麓には白山社里宮、市街地の本町には白山権現遥拝所跡があります。

登山道は整備されていて、初心者向けの歩きやすい山と言えるでしょう。

 

さて元旦登山ですが、早起きをして、というかほとんど寝てないのですが、出発。

5時30分に押洞(おしぼら)登山口から歩き始めます。

懐中電灯を片手に落ち葉の積もった道をゆきますが、

同じく虚空蔵を目指す人々の持つ灯りが常に前後に見えるので、心細くはありません。

追い越したり追い越されたり、挨拶を交わしながら進みます。

中には5歳位の子供さんの姿も。ゆっくりだけど力強い足取りです。がんばれ!

 

20分ほどで「石灯籠」へ。ここは桜ヶ丘団地登山口からの道との合流点。

ここから先は雪が少し積もっていて滑りやすいので注意!

良いペースで登っていたので、息は上がり、汗がにじんできて、熱い。手袋も要らないほど。

20~30分ほどで「秋葉大権現」へ。

ここは、虚空蔵山への道と延名水への道(風越山へのショートカットコース)の分岐点です。

ここからはさらに道は急斜となり、積雪も少し増えます。

難所を越え、足が棒になってきたころ、景色が開けました。6時40分到着!

南アルプスの尾根は少し明るくなってきました。まだかな?

いつの間にか 150人程の人々が集まって日の出を待っていました。

皆 同じ道を登ってきた仲間たちです。

7時11分初日の出。

どよめきが起こり、手を合わせる人やカメラに収める人、3本締めをする人たち・・・。

とても厳かで、美しい日の出でした。

すべてのものに生きる力を与えてくれる太陽の光。

それぞれの思いをこめて、人々は祈りを捧げていました。

 


極楽峠パノラマパーク

2006-12-19 | 南信州って・・・

下條村と阿智村浪合(旧浪合村)との境にある 極楽峠。

ごくらくとうげ、珍しい名称です。

 

下條村側からのぼって行くと、

極楽三十三観音道中略図という看板があります。

車道とは別の徒歩道があり、麓から順に1番から33番までの観音さまを拝んで上へと歩をすすめて行き、

峠に辿り着くと 極楽への道が開ける、ということでしょうか。ありがたい峠です

車でラクして すい~っとのぼるわたしは 極楽には行けないのかもしれません

・・・いつかこのコースを歩いてみたいと思います。(温かい季節に。)

 

峠の手前に展望公園、「極楽峠パノラマパーク」があります。

標高994m。

夕暮れ時の伊那谷が見渡せました。

ほんとうに素晴らしい展望!

(今回もやはりうまく撮ることができませんでしたが

長く伸びた雲が 谷の上に橋を架けているように見えました。

 

日没まで待とうかと思っていましたが

雪が舞い始めました! わぁーー 雪だ

・・・ハッ! ここは峠だった  峠道+雪+夜=危険!

慌てて麓まで降りてきました。

 

この極楽峠、5年程前に訪れて以来 来ていませんでした。

というのも、その時に見た、不法投棄のゴミの多さにがっかりしてしまい、

足(というか車、ですが)が遠のいていました。

その量は尋常ではなく、組織的に行われた投棄のようでした。

今回も不安に思いつつ訪れたのですが、きれいな山に戻っていてホッとしました

地元の方たちが尽力されたのでしょうね。

そして今現在も山を美しく保つ活動をされているのだと思います。

その方たちに感謝しながらの峠行きでした。

・・・そして 不法投棄したひとは、地獄行き決定!ですよ。


蘭ミュージアム高森

2006-12-17 | 南信州って・・・

高森つながり ということで、

高森町出原の 蘭ミュージアム高森

農道の一段上の県道、そのまた上を走るハーモニックロード。標高はぐっと高くなります。

このハーモニックロード沿いに蘭ミュージアムはあります。

 

入り口から入るとたくさんの蘭たちが出迎えてくれます。皆さん美しいわー

展示スペースを見てから奥の鑑賞温室へ。

わあーー

大きな温室の中は南国。バナナも大きく実り、常夏の世界。

見たことのない花や世界最小の蘭の仲間たち、珍しい青色の蘭の花など、どれも神秘的です。

こんな蘭も。

何に見えます??

これはハトさんのように見える蘭。自然にこんな形になるなんて、面白いですね。

 

それぞれの植物に説明書きが添えられているので、

わたしを含めて、お客さんたちは皆それぞれ花の前に立ち止まって鑑賞して、説明を読んでは 「へえ~。」とか「そうなんだー。」という声を発していました。

 

ミュージアムの外のショップには、

以前記事にのせた「ベレー帽かぼちゃ」の姿が!ここでも人気者です

ここでは巨大な枝豆のような植物(名前は忘れてしまいました)の大きな種を購入。

 

たくさんの蘭に囲まれて癒されるこのミュージアム。眺望も素晴らしいし、今の時期は芝生のお庭で柿スダレも見られますよ。

蘭ミュージアム高森


うっすら初冠雪

2006-12-05 | 南信州って・・・

氷点下の朝。日の出とともに家を出る。

今日の風越山は・・・ おぉ!

初冠雪!?

頂上付近にちょっとだけ パウダーがかかっています。

山頂の雪が 朝日に照らされて きらっと 光っているように見えます

 

里山にも雪がやってきて冬本番です。

雪景色が楽しみではありますが、

冷えは大敵! しっかり防寒しなければ。。

皆様も 寒さに負けずに元気にお過ごしくださいませ


五平餅

2006-11-28 | 南信州って・・・

信州の味 五平餅。

地域によって形はさまざまです。

わらじ型や丸平型やだんご型・・・

阿南町ではわらじ型の縁が波のようになった珍しい形だったような?

飯田では丸平型が多いようです。

 

昔から変わらぬ味の五平餅がいただける料理庵、

飯田市伊賀良北方の「見晴(みはらし)」。

飯田インターから西へ上ったところにあります。

ここには佐倉神社があり、「さくらさま」と呼ばれています。

 

「見晴」の二階の間で宴会。

程なく郷土のお料理がきました。

右上にある黒っぽいものは「ゆべし(柚餅子)」です。

「ゆべし」はゆずの果肉をくりぬき、

その中に小麦粉やくるみを混ぜた味噌を入れて、乾燥させたもの。

味噌にゆずの香りがしっかり移っています。

 

そしていよいよメインの五平餅!丸型(2個)です。

いい香り~

さっそくいただく。焼きたてなのでやわらかくて香ばしい。

味噌ダレはくるみ味が効いていて、甘みがあって濃厚。

おいしくて 食べ始めると止まらないんです

一人前は4串ですが、軽く5串以上いただけちゃいます。

 

わたしにとっての「五平餅の味」というと「見晴」のくるみ味噌味です。

 

見晴  TEL:0265-25-7317

 


稲垣来三郎匠 冬の蔵開き祭り

2006-11-27 | 南信州って・・・

味噌・漬物蔵元 稲垣来三郎匠

飯田市上郷にある蔵元の直売所です。

先日ここで冬の蔵開きがあったのでちょっと立ち寄ってみました。

 

風格がある立派な建物!

これは飯田市川路の古民家(築130年)を移築し、再生したものです。

屋根の勾配がゆるやか。本棟造りの特徴のひとつなのだそうです。

 

入り口では豚汁や甘酒が振舞われ、

店内は県内外からの来客でにぎわっていました。

味噌や味噌で漬けた漬物などの試食ができるので

まろやかであり、でもしっかり旨みがある味噌を味わえます。

 

店内には軽食処、二階にはギャラリー、

外には味噌蔵があり、見学することもできます。

こちらは次回また時間があるときに見てみたいと思います。

 

今回 味噌と、試食で特においしかった漬物2品を購入。

通信販売もあります。

検索・・・

 稲垣来三郎匠  運営会社:丸昌稲垣株式会社

 


高森町 不動滝

2006-11-21 | 南信州って・・・

高森町の不動滝。

先日訪れたときは 水量は少なめでしたが、

滝壷にたたきつけられる水の勢いはすごい!!

滝に打たれて修行 なんて、とても無理じゃないかな??痛そうです。

滝の真下に近づくと その音と風圧と水滴が全身に吹きつけられてよろけてしまいました。

 

でもあたりにはマイナスイオンが満ちているのが良くわかります。

落ち着く~

 

この滝は冬に凍結することで有名です。

わたしはまだ見たことがないのですが、見事に凍るらしいです。

この冬にはぜひとも見てみたいものです。

 

駐車場からこの滝へ行く途中で 遊歩道へ入ると、

この滝の上に行くことができます。が、この遊歩道、やや歩きにくい道で、

しかも途中にちょっと怖い木の橋があるので、お気をつけくださいね。

滝の様子を上から見てみるのも スリルがあって面白いです。


猿庫の泉

2006-11-19 | 南信州って・・・

環境省の名水百選に選定されている「猿庫(さるくら)の泉」。

江戸時代、茶の湯に適する水を求めていた茶人の不蔵庵竜渓宗匠が、天竜川の水のうまさから、

その源流を探し溯り、松川を経て、ついに泉に辿り着いたといわれます。

 

水は飯田市の風越山麓に湧きだしています。

飯田の街から大平街道を山へ向かい、

松川ダム付近で右折して200m程で駐車場があり、そこから徒歩3分ほど。

こんな道を登っていくと途中に茶室やあずま屋があって、、

泉に到着。あたりは静かで、ししおどしの音だけが響きます。

いつもより水量は少ないですが、水を汲むには十分です。

一口飲むと冷たくておいしい!

ミネラル豊富、くせの無い飲みやすい水で、お茶に適しています。

用意してきたペットボトルに水を汲み、あずま屋で一休み。

あずま屋からの眺めも風情があります。

くつろいでいると、次々と水汲み客が訪れます。中には県外から水を求めて来ている人も。

さすが天下の名水ですね!

 

猿庫の泉では 5月~10月の毎日曜日に野点があります。

残念ながら冬の間は行われていませんが、

こんな景色の中でお茶をいただけたら最高ですね