ベリーさんのおうち。

ビンボーでも幸せ!!ベリーママの日常。

健やかに生きていくために。

2009-04-14 17:22:39 | 我が家
小さいながらも独立して花屋を始め、
10年目に入りました。


100年に一度と言われる不況に見舞われながらも、ここまで来ました。



お店の家賃、住まいの家賃、そして生活していくためのお金。


大変な思いもたくさんしてきました。
私たちのお店のお花を買ってくださった方々の笑顔から、
元気や勇気をたくさんもらいました。


・・・でも、
差し引くと、精神的にも、肉体的にも、経済的にもマイナスだという現実から逃げるわけにはいかなくなりました。
忙しいときには時間も忘れたった二人で仕事をしてきました。
人を雇いたくても暇な時間の分までお給料を保障してあげる余裕はありませんでした。

もちろん、お客様からの感謝の言葉や、激励のお言葉など、
お金には代えられないことは重々承知しています。

主人は今年、私は来年に四十路を迎えます。

親がまだ健在だからと、甘えられる年ではありません。
もし、また今年に水害にでも遭ったら立ち直れる自信はありません。


仕事が忙しくなったり、支払いの心配があったりすると、
どうしても家庭に笑顔が足りなくなってしまいます。

カツオやワカメのことがものすごく大切です。
お客様の笑顔も大切ですが家族の笑顔には代えられません。
欲張りな私は両方手に入れたかったのですが今の私たちにはそれはとても無理でした。

まだ、今まで目を背けていたことへの取り返しがつくうちに。
一から始められる気力も体力もあるうちに。
心も体も健やかでいるために。


お店を閉めることにしました。


昨年の暮れから漠然と考えてはいたことでした。

タイミングよく『うちの店で働いてくれないか』という話が舞い込んできました。
・・・もちろん、諸手をあげて決断したことではありません。
家族でよく話し合い、慎重に決めたことです。
主人は引き続き花に携わっていきます。





これを機に、ブログ閉鎖も考えましたが、
それは辞めました。


ベリー家はこの春から新しいスタートを切ります。


これからも引き続きどうぞよろしくお願いします。



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5 コメント

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コメントありがとうございます。 (ベリー)
2009-04-21 17:11:35
☆白鉄さん
割りと楽天的に生きてきたつもりですが、
やっぱり私は家族の笑顔が欲しかったのです。
さすがに窮地に陥ると?真剣に人生を考え直したりするものですね(笑)
あまり慎重になりすぎるのもいけないと思うのがベリー流な所もありますので・・・。
これからもどうぞ見守ってください。

☆ブロンディーさん
いろんなタイミングを見逃さないことってとっても大切だと思いました。
そして自分の弱さとも向き合うことをこの年になって学習できました。
ブログ終了は残念ですがまたこちらにでも遊びに来てくださいね。

☆sakaeさん
う~ん、何か考えてしまったでしょうか。大丈夫ですか?
人間は幸福でもそうでない状況でも、恐いものはあると思います。
でも、それに勝るものを見つけることで人生は変わるものだと思っていますよ。

☆takahasiさん
このような決断は生きていく上でまだ何回もあるんでしょうね。
その度に強くなる私ですがこれからもよろしくお願いします。


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Unknown (takahasi)
2009-04-19 09:23:43
責任感のある立派な決断だと思いますよ。自分でお店やってれば、よっぽど恵まれた人間じゃなきゃ、みんな何度か思ってることだもんね。

次のスタートが決まってるってのも今まで頑張ってきた成果でしょう。

繰り返すけど立派なことだと思うよ。
返信する
おつかれさまでした。 (sakae)
2009-04-19 00:58:48
まだどうコメントしたらいいか分からないのですが取り敢えず足跡だけ残そうかと思う毎日でした。

聞いて下さい。
僕には怖かった夢がありました、娘が小学校上がる直前に夜逃げをするんじゃないかと云う夢です。
それは、
あるリサイクル業者の話で夫婦で美容師をやっている所から道具を引き取ってくれないかと連絡が来て出向ていったら夜逃げをするので機材を買いとてくれと言われた。
その時に一人娘さんが買ってもらったばかりのランドセルを背負って不安そうにこっちを見ていたそうです。
きっとランドセルの中には自分の身の回りのもが入っているんでしょう。
その時のお嬢ちゃんの眼が忘れられないと。

でも僕はその娘さんがランドセルを持って来たのは夜逃げのためではなくて。
幼い子供でも両親が大変なのは解るしお金に困っていたのも理解できている。
大切なランドセルもしお父さんお母さんの足しになるなら買いとってもらおうと思って持って来たのではと考えています。

自分の娘が成長し物の分別が分かる歳になった今ますますそうならないようにと自分に言い聞かせています。 

10年目、僕の怖い夢は閉店となりました。
10年目なんとなく漠然と見ていた怖い夢思い出しました。
自分時言い聞かせてまた一つの壁を乗り越えたいと思います、そこまでどうぞ見守ってお付き合いください。

手前勝手な事ばかり書きましたがこれからもよろしくお願いします。
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充実した人生 (ブロンディー)
2009-04-16 09:50:45
十年間お疲れさまでした
人には言えない苦労の数々だったと思います
自営の苦しさ痛いほどわかります
惜しまれつつやめるって凄い事だと思います
しかもうちに来てくれって言われるのも凄い
事だと思います色んなタイミングがバチッと
遭うのは人生の中でもそんなない事だと思います・ゴールが一緒なら遠回りも近道もないと
思いますベリー一家にこれよりましての幸せ
を願いとりあえずお疲れさまでした。

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お疲れ様でした (白鉄)
2009-04-15 22:13:47
夫婦二人で10年。ほんと、お疲れ様でした。人はみんな欲張りで、『どっちも手に入れる』ようにがんばるのがよい事のように言われるけど、優先順位がつけられず結局両方中途半端になるより、『こっちが1番、だからこっちは絶対譲れない』って言えるのがベリーさんらしいと思います。これからもブログで幸せ見せて下さいね。

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