LinQ年末感謝祭(2日目)の始まる数時間前に…福岡某所で標記の講演会を聴講してきました。
といっても、堅苦しいものではなく…
1人の熱心なファンが個人的に主催した、自分のLinQへの想いや分析結果を他のファンと共有する場というコンセプトのものでした。(あくまでも主観である事を繰り返し述べています)
ちなみに、熱心なファンと言いましたが、その一方で一企業人として、LinQに関する記事(勿論他の記事も多く)を書いて頂いていている方です。
それでは、講演内容と、其処に関しての所感等々を以下に記していきます。
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まずは講演者から自己紹介がありました。
埼玉出身の40歳、IT関係の業種にお勤めですが、驚く事にライターではないとのことでした(これまで書かれていた記事を見るとにわかには信じがたいものですが)
2010年からaikoにはまり
2013年に見たライブDVDでももクロさんに興味を持ち(サッカーにおける選手とサポーターの関係をアイドルとファンに見出した)
そこからアプガさんにハマっていったとの事でした。
その為、48系よりも、ももクロさんやアプガさんがアイドルを見る際の軸になつまているとも。
ここからLinQとの出会いについて語られていきました。
2012年にはご自身が手がけたアプリ【嫁コレアイドル】にLinQも登場していた縁で…
東京での合同ライブでLinQを見たのが初めてとのこと。
さらに2013年にも2回ほどLinQを見たそうですが、その時には特にのめり込まず、そこからはしばらく見に行く事もなかったそうです。
そんな時、たまたま久しぶりに見に行った
2014年の1/26に池袋のサンシャイン噴水広場で行われた【カラフルデイズ】のリリースイベント…
そこで深い衝撃を受けて、LinQに引き込まれ…
2014年3月にはAKIBAカルチャーズ劇場での5人公演に初参戦。
さらにベストホールに関しては8月に2回行ったり、10月にも…2015年はGWやSWも(ウィークリーマンションを借りて福岡市民疑似体験)定期的に間隔を空けながら観戦してきたとのことです。
適度に間隔があいたことで、成長を実感できて、定点観測できたのかなと。
ここから
《LinQという答え》つまり『LinQとは何か?』という命題に対して、講演者の考えが時系列で述べられていきました。
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まずは
【過去】
最初にLinQを見た時に見つけた答えについて紹介がありました。
①珍しい着席ホール型
『よく見かけるアイドルの様なオルスタ型ではない事から、老若男女が様々な楽しみ方が出来ます』
②扇情型ではない
『アゲ曲で無理やりテンションを上げるだけではありません。私が衝撃を受けたカラフルデイズのリリイベも《Wake up》というミディアムテンポな曲で始まりました』
③ファン参加型である。
『《チャイムが終われば》のイントロ前のMIXが曲をより盛り上げるためのコーラスとなっています』
④ファンとの距離の近さ
なるほど、と思う考察でした。
①についてはそれこそがLinQの公演の良さで、講演者も言われていましたが、やはりベストホールという恵まれた環境で見るのが一番楽しいと思っています。
②は、《GARNET》の様にじっと見ていたくなる様な曲だったり、《マケナイガールズ》の様に気分をやや早めに高揚させていく曲だったり…
主観ですがLinQを見る人はいきなりテンションを上げて騒ぐというのは性にあっていなくて、(for youからだとあたふたしがち)スロースターターな感じもしています。
だからこそ、前述の様な曲で始まる事もよくあるのかなと思ったりしています。
③は…コーラスとは思っていませんでしたが、やはりメンバーとファンがお互いに感情を高める為にMIXやコールがあるとは思っています(別のブログに書いています)
④は…やはりサイン会で直接話せるというのもありますし、それ以外にも様々なSNSで交流ができるのが大きいと思っています。
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続いては
【現在】
これまでLinQを見てきた中で見つけた答えについて紹介されました。
①LinQとはアメ
『そもそもアメ(この場合はのど飴)とは風邪薬を飲むほどではない時に舐める様なものです。劇的な効果はないが、それなりに症状を緩和します。また、小腹が空いた時の腹塞ぎとなります』
『《Wake up》は目を明けて起きるという生活の根源たる行動に通じる曲であり、これがアメの様なものだと思います』
②屋台
『屋台とは
・地産地消
・客との距離が近い
・客に合わせてカスタマイズできる
・チェーン展開しない
・経営者が前に出てこない
という定義づけをしており、これがLinQにも当てはまります』
『ベストホールでのLinQに当てはめますと…
・ステージと客席の距離が近い
・曲をその日その日でカスタマイズできる
・この場所ならではの様々な演出ができる
・スタッフが前に出てこない(名物スタッフ、と言うほどの存在がいない?)
・ファン同士もスタッフとファンも和気あいあいとしていて、屋台、ひいては温泉などにいる感覚
となります』
『LinQに多くの楽曲を提供しているSHiNTAさんは料理人の様なもので…
素材の良さを最大限に引き出したり、ルーツを探して、隠された本来の味が出せます』
と絶賛していました。
③企業
『一般的に東京のアイドル運営会社は業務内容をあまりホームページには書きませんが、福岡の運営会社は細かく書いている所が多いです。(何社か例を見せる)』
『(株)ジョブ・ネットのホームページには他の会社にはない文言『提案』がはっきりと記されており、実際に私が仕事を依頼した際に色んな提案書・企画書を提出されました(「会社ならこれは普通ですが」とも言われましたが)』
『さらに
・事業継続の為に利益を求めているであろうこと
・アライアンス視点での提案をしてくること(B to Bやwin-winなど)
・自前主義(外部委託しない)
・《人材育成》というより《人間力育成》
・事務所ではなく事業所?
・運営ではなく経営
といった観点からもLinQは《企業》であると結論付けます。』
より経営目線での考察でした。
①は…曲によってはアメ以上の効果もあったりと…色々考えていくと自分の中では半分くらいしか取り込めなかったです。
②③に関しては、言い得て妙な例えだと思いましたし…この事からLinQに対しての見方も少しですが変わった気がしました。
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ここで、箸休めということでMCコーナーという形を取り
〈LinQ楽曲のフリ、個人的イチオシランキング〉
がカウントダウン形式で発表されました。
5位.《ウェッサイ‼︎ガッサイ‼︎》の時の力強いジャンプ←Bメロの『かかってきんしゃ~い』
4位.《Let's feel together》の??
ベストホールはステージの奥行きが広いが故の…と言われていました。
3位.《アイ、スクリーミン。》の『忘れないで~』のフリ
2位.《GARNET》のイントロ2小節目からの動きだす所←講演者の予想とは違い、フリを合わせやすくする為に1小節目のフリを飛ばしてるとのことでしたが
1位.《ウェッサイ‼︎ガッサイ‼︎》で、中央に集まってから最後左右に散らばる所(イントロとアウトロ)
このランキングの後はさらに
〈メンバーのイチオシのフリランキング〉
についても熱く語っていました。
私が気づいてなかった部分も多くあって、次に、見るときはそこに着目しようと思わされました。
例えば
・あやのんの《Chocolate Kiss》でのサビ(とろけてあまい…)
・さくらたんの《for you》のサビ終わりでの腕のおろし方
・原さんの《マケナイガールズ》サビ前で一列ななって前に行く時に隣を見る
・なっちゃんの《Baby》のサビのフリ
・なっちゃんの《ウェッサイ‼︎ガッサイ‼︎》『かかってきんしゃ~い!』のフリ(個人的には髙田延彦さんのポーズに近い?)
・ももちゃんの《No Lady No Life》でのタメを作ってからの大きな腕振り(乱れ髪付き)
など…
なお、講演者はパフォーマンスの型に関しては6人を以下の様に評していました
天性のゆうみん
感性のももちゃん
素性のおーばちゃん
知性の原さん
本性のあやのん
野性のなっちゃん
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MCコーナーが終わると、先程途中まで話していた【現在】の答えの続きに戻りました。
④福岡
『LinQを通じて福岡を知っていくことができます。
全国的に知られた店だけではなく、《すし将軍》や《牡蠣小屋》の様な店に出会うことが出来ましたし…
LinQのいる福岡が好き
→福岡にいるLinQが好き
へと変わっていきました(逆だったかもしれません)』
ファンの絆についても触れ…
『例えば東京と福岡という離れた土地の人がLinQを通じることで知り合い、仲良くなることができます』
さらに、(【1°のズレ】と題して)
『LinQで人生は大きくは変わらず、あくまで進んできた道の先にLinQがあって、そこから大きく道を外れることはありません』
と。確かに、私も仕事をしながらLinQを楽しんでいるので、新しい人生を歩んでいる、といったことはありません。
とはいえ、LinQに出会って色々な思い出が出来たり、出会いがあったのも確かです。
『ここで、【現在】の①~④については
①アメ→曲
②屋台→制作陣
③企業→企業
④福岡→ファン
と置き換えれます。』
『では、LinQとは何か、と再度問いかけた時…
・概念の様なもの
・これ以上略しようのない名前
であり、LinQはLinQでしかないと。
目指すのはLinQの究極系(《LinQuest》のサビにもこういった歌詞が)だと思っています。』
『LinQは敷居の低さが長所であり、(ここでLinQのバースデーソングの歌詞を映す)この「君がいたらそれがLinQ、君がLinQです」にもそれが現れています。』
『2015年のLinQは…〈ボトムアップの加速〉と思っています。2月のライブハウスツアーサーキットで5人がレベルアップし、その5人を見た他のメンバーも慌てて加速していったのではないでしょうか?』
『LinQの理想の形としてはいいものを見せ、届けて、その結果売れるというものだと思います。…そう考えた時…これは《ピザクック》と同じものだと思いました。』
『(《ピザクック》のホームページを紹介)この様に、ピザクックさんはいい素材を丁寧に扱って、丁寧に届けるということに心を砕いています。』
『また、【下町ロケット】に鑑みて…
LinQ品質
LinQプライド
を打ち出すのがよいのかなと思います。
良いものが売れる、そんな世の中であると良いですね…』
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続いて
【未来】について
『未来のLinQですが…(何も書いていない白い画面を映し出す)これは、書き忘れでもなく、分からないでもなく…みんなで描いていくもので、形に残していくものだと思っています。』
『(9月のとある店に置かれた寄せ書きの写真を映し)、こういったものもその1つだと思います』
『また…(5月のどんたくのパレードの時の写真を映す)、この旗に注目して頂きたいのですが…旗とは古来からシンボリックなもので、人々の拠り所であったりします。LinQはまずは福岡に生きる人々の旗に、そして、ゆくゆくは九州に生きる人々の旗になってもらえたらなと思います。』
ここでヘミングウェイの名言を引用し、LinQは移動祝祭日の様なものだと述べられました。
しっかりLinQを体験すれば、その経験はその後もずっと残る、といった意味合いだったと思います。
そして、印象に残ったシーンとして、Ladyのスーパーライブ後のアフターパーティで、メンバーとファンが一緒に乾杯するシーンを挙げていました。
最後に総括として
ファンが記憶し
メデイアが記録する形が理想であり、
LinQのライブが楽しい
→LinQのライフが楽しい
となればいいなと締めくくりました。
終演後は質問タイムとして
受講者のファンの方から忌憚ない質問が寄せられていました。(ここでは割愛します)
このレポートを読んでうまく文章に起こせず、歪んで伝わったり、余計混乱された方もいるかと思いますが、そこはご容赦願います。
こう言った切り口でLinQを分析することが今後のLinQ全体にどう影響するかは分かりませんし、何も関係しないかもしれません。
しかし、好きなグループの事を掘り下げていくことは楽しいですし、それによって自分達が気づかなかった事を気付かせてくれたりすることにもなり…
とても有意義な講演だったことは確かです。
何より、LinQに関して熱くなるだけでなく、その良さを発信していくことは難しいことでもあり、とはいえ敷居は決して高すぎもしない、とも思いました。
メデイアだけでなく、ファンもこういったことができたらより楽しくなる気もしましたし(とある有名ファンの方は当初からそのつもりで記録を毎回残してきているのでしょうが)、演者と制作陣、ファンがお互いを見据えてもっともっとLinQライフを満喫できたらいいなと感じました。
このような場を設定して頂いた講演者の方には深く御礼申し上げますと共に、この様なブログでご紹介させていただけた事にも感謝いたします。
これからもお互いLinQライフを満喫していけたらと思います。