小さな出来事、大きな足跡

小さなことを積み重ねて気が付くと自分の型ができている。取るに足りない事にも意味はある。

伊庭靖子展

2019-08-07 01:42:21 | 娯楽

もっちゃんとパンケーキ食べた時にタダ券を貰った。誰?と思ったけどタダなら行こうかなと思い、上野の東京都美術館へ。

アーティストもそれぞれ段階がある。例えば音楽で考えた時、紅白に出るような有名人、出ないけどCMやネットで知名度高い人、そこまでじゃないけどメジャーデビューしてる人、CD自主製作して駅で演奏してる人…。

アートに関して言えば誰がどの段階なのか情報がないイメージ。繰り返しテレビで取り上げられるのは、今だったらミュシャとかの学校で習いそうな過去の人が大半だ。

そんなご時世に絵を描き続けるというのは…好きだから?

オシャレな雰囲気

写真みたいでしょ。描く対象を一度写真に撮ってから写真から絵をおこすそうだ。何のために?とも思うが、その方法での仕上がりがしっくりくるんでしょうかね。

よくわからないが疲れない雰囲気は好き。上手い!とか只者じゃない!という衝撃はないが街の喫茶店やパン屋のイートインスペースに似合いそう。その場の周波を邪魔しないというか。

それだけにちょっと物足りなさも感じる。椅子に座ってボーっと眺めていたら、案内係の人に「もうすぐギャラリートークが始まりますのでよろしければ」と誘われた。

ギャラリートークとは何ぞやと言えば、美術展の担当者が作品解説&案内をしてくれるもの。よっしゃグッドタイミング!このまま帰るのも何だかというところだった。

このギャラリートークが良かった。担当者は若く小柄で華奢な女性。この作風にこの担当者の佇まい。なるほどなるほど。この作者を知って欲しくて企画したという熱意、実現のために積み重ねた努力が垣間見えるようなトークで、何だかその勢いに感動した。やはり「人」が感じられるところに人は感動するのかな。

お金払ってまでは観に行かなかったであろうが、いい時間を過ごせた。新しい何かに出逢うというのはとても大事なことだと思う。こう暑いと、本当にどこに行くのも億劫になるけど、面倒くさがらないようにしなくては。

 

 


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