小さな出来事、大きな足跡

小さなことを積み重ねて気が付くと自分の型ができている。取るに足りない事にも意味はある。

ギャラリーデビュー

2018-06-14 05:47:02 | 娯楽
かつて結構美術鑑賞が好きだった私。今も好きなんだけど最近は観に行きたい催しに出逢わない。最近ちょっと「絵」より「書」な気分のこともあり、先週銀座のギャラリーで開催されていた紫舟の個展を見に行ってきた。ギャラリー行くの初である。私の中にギャラリーというのは作品の売買をする場所というイメージがずっとあり、今まで足を運べなかった。作品の下に値段が貼ってあって、立ち止まって作品を見たら係員につかまってセールストークを聞かないとならない場所だとずーーーっと思っていた。

が、そうとも限らないようだ。今回はごく普通に作品の展示スペーズだった。無料。
小さなスペーズで、作品の展示数は少ないがそれにしても無料でそこそこ名の知れた人の作品を邪魔されずに見れるってなんか逆に緊張するな( ゚Д゚)
書は人なりという言葉はあるが、テレビで見る彼女の中国人的な美貌と佇まいとほとばしる情熱みたいな感じが書にもでている。

書家の個展というのは書のうまさを見せる場所ではなく文字を使った表現の場である。でもこの人はまだわかりやすい方ではないかな。見る人を元気づけたいという気持ちも感じ取れる作品達で、例えば「笑う門には福来る」を取り上げた作品の文字は笑ってるような踊ってるような楽し気な字。笑おうよ!とメッセージを込めているかに見える。

絵も手掛けているようで絵や文字をオブジェにした展示もあったがどれも明るく華やかで
力強さ、または元気さがある作品を選んだかのよう。

なるほど…私が知ってる書家といえばこの人と中塚翠涛くらい。中塚翠涛はテレビで見た限りではもう少しソフトなイメージ。もともと業界人というかモデルをしていた時期もあったそうで洗練されたテレビ的な見映えみたいなのを作風から感じたりする。この2人のせいか勝手に書家は美人が多くカッコいいイメージになってるが、実際は書でセンスを発揮してアートとしてもセンスを発揮するって容易じゃないだろうな。文字は皆使うけど文字に作品としての魅力を感じるかっていえばわかる人にはわかるって世界だし。

なるほど、なるほどと心でつぶやきながらギャラリーを後にする。最初のせいかその場にいるだけで緊張しまくりだった。どうも日本人はアートが生活に根差してないよね、と急に
日本人全体の話にすり替わるが単に慣れなのか、ギャラリーの在り方もっと改善すべきかは
ちょっとわかんない。多分両方かも。(=_=)


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