小さな出来事、大きな足跡

小さなことを積み重ねて気が付くと自分の型ができている。取るに足りない事にも意味はある。

そして、バトンは渡された

2022-11-12 17:20:21 | 映画

昨夜の金曜ロードショーで観た昨年の作品。地上波放送になったら観ようと決めていた。ストーリーとしては血のつながらない親子の

森宮さん(田中圭)と優子(永野芽郁)・梨花(石原さとみ)とみいたん(稲垣来泉)の日常からスタートする。それぞれ、実の親子でないのに

何故一緒にいるのか。何故そこまで相手を大切にするのかが丁寧に明かされる。

とにかく優しさに溢れた映画。スパイシーな悪役が出てこないのに観ていられる。学校で生徒に観せてもいいくらい。

いい人ばっかし。いい人にも様々な種類があれど、大切な人を守ることを優先出来る人ばかり。普通、まずは自分ですけども。

 

ストーリー運びも配役も誠実。観た後、清々としてじわりと暖かく、ひとすじの切なさもある映画。

主役の永野芽郁と梨花の石原さとみはハマリ役!!これだけで話が嘘っぽくなるのを緩和している。田中圭はちょっと違う気もするが。

それでストーリーを台無しにしているわけでもなく、他のキャストが引っ張り上げてるから、なんでこの人がこの役?が薄まって全体的にセー

フ。

実の親子でもなく、恋愛でもない相手への愛情というのは実は至るところにある。

それがこんなにうまくシンクロするかどうかがありえないポイントなんだけど。せめて映画の中だけでもこういう事は起こっていいので

はないかね。今周りにいる人や物をきちんと大切にして、きちんと感謝して、自分だけが大変な気にならない事だと。この作品から

メッセージを貰った気分。観て良かった。

 

今日は買い物に出て、書店で原作本を手にとったとき、ふとまわりの品揃えを見ると、平積されているのは、ミステリーや暗めの話ばかり。

世相を反映してなんだろうか。この映画のような人を暖かくする作品もっと出てきて欲しいわ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿