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紅茶屋・べにちゃや

実家の昔の屋号『紅屋』と大好きなお茶時間を一緒にしました。

『小りすペリー』

2006-11-01 | 絵本


ザルテン動物文学全集2 小りすペリー /角 信雄 訳  白水社


本をひろげてみます。
1960年発行のこの本は、 字体は少し古めかしいのですが
文章はとてもわかりやすく、やさしい文章に訳されていました。

小4の娘でも容易に読めそうな動物文学です。

白水社の脇に位置する 古本屋さんで
小りすペリーが ぱっと目に留まり手に取ったのは
なにかの偶然でしょうか。

何よりも 丁寧な本の装丁に一番惹かれて買ったのですが、
子ども達に向けての やさしい言葉使いと丁寧な表現・伝えたいことが
明確に現れていて 少し感動しました。

こんな純粋な文学を小さな頃から読んでいる子は
心も育まれていくのだろうな・・・と
殺伐とした周りを見て そう思いました。

学校図書館にも そして 親から子どもに読んであげる本として
とてもオススメです。



サンタクロースからの手紙

2005-12-16 | 絵本
J.R.R トールキン作の絵本です。

もともと、トールキンが自分の子ども達へ向けてかいた
手紙がこうして絵本になったのです。

クリスマス前に、子ども達へとサンタクロースが北極の
サンタクロースの家の話や、同居している北極熊の話やゴブリンの話。。。
イラストを交えて1920年から20年以上にわたってのクリスマスレターとなっています。

はじめてこの絵本に出会ったのは、私が20歳になったかどうか・・・。
輸入絵本の専門店です。
絵に引かれて、とてつもなく好きになりました。

当時はその絵本を何千円と出してまで買えず、いつも立ち読みばかり。
色使いや、タッチを見てはため息をついてるような子でした。

そして、その土地を離れてから何度となくこの本を探しました。

そして手に入れたのは、数年前。
ところが翻訳版しか手に入りませんでした。
こちらだと、それぞれの頁に封筒が張ってあり、その中にお手紙が入っている
と言う仕掛けつき。

原書版ですと、まず本の大きさが違います。
それに伴って、イラストの迫力・色の出方など迫ってくるものが
まったく違うのです。

何とかして、いまだに手に入れたい絵本です。

子ども達が小さな頃は、この文字を真似して手紙を書いたものです。

*写真の手紙は、上が1920年・下が1930年と書いてあります。

この子好き?

2005-07-01 | 絵本
虫嫌いさん、ごめんなさい!!
とても見てられない画像でしょうか?

見てのとおりのだんご虫。
でも、すごく可愛らしいと思いませんか?
まんまるでコロコロして愛らしい。

だんご虫好きの甥っ子くんにプレゼントしようと買ったのですが、
ちょっと先に見させてもらいました。

地面に腹ばいになり、だんご虫の目線で取られた地上。
枯れ草の中に埋もれてる安心感。
なんだか、土を見るからか気持ちが安らぐんですね。

娘なんてこれを見ていたら、「土がでてるよ」って。
本の中から、土がこぼれてできそうな感覚を覚えたのでしょう。
本をそう言いながらなでて、触ってました。

この本の中に、だんご虫の秘密がいっぱい!

写真家の今森光彦さんもこう言ってます。
『ぼくは、ひさびさに
       ともだちにあったようで
         うれしくなり ひじをついて
              顔をダンゴムシに ちかづけました』

息子は小さいころ、ダンごろ虫。。。と呼んでいました。    

夢のある絵本

2005-03-30 | 絵本
   『おおきな きが ほしい』

昔からおなじみの、佐藤さとるさんの絵本。
でも、この絵本を初めて見たのは母となってから。

子ども達の学校図書室の図書ボランティアで、本の整理をしている時の出会い。

きれいな色でまとめられている絵。
お話の情景にぴったりとくる絵。
そして、とても夢のあるお話。

空想の世界なんだけど、こんなお家があったらいいなー。。。
と大人の私でさえ想像して、幸せ気分になれる絵本。

いつも、お友だちのお子さんへプレゼントとして贈っていたけれど
やっと、我が家にも置くことができ嬉しい!!

大きな木を、ぐんぐん上によじ登り眺めのいいお部屋で
ホットケーキを焼いてるところが、一番好きなページ。

本屋さんにはなかなか置いてなく、残念だな。
1971年発行の素晴らしい絵本なのに・・・。

『ニャーオン』

2005-03-28 | 絵本
ものすごく可愛らしい紙芝居と出会う。

先日娘と行った図書館。
小さいころから、紙芝居が大好きな娘が選ぼうとした時
パッと目に飛び込んできた、

『ニャーオン』

あまりにきれいな絵に見とれてしまった・・・。

帰ってきてさっそく娘が読んでくれた。
可愛らしい声で、可愛らしい絵の紙芝居を読まれたら
その場に『ニャーオン』がいる様。。。

うしろ姿の、何ともいえずに可愛らしいえもあるのだが、
なんどチャレンジしても、入力できず残念。

ぜひ、図書館へ行かれたら『ニャーオン』を探してみて!!

そして可愛らしい『ニャーオン』を観てあげて!!

子猫の柔らかな毛や、柔らかなカラダが手に取るようにわかるはず。

―堂心社― 脚本・都丸つや子  絵・渡辺享子   1990年発行(絵本も出ています)