ベネリの仮想戦記

”LineageⅡ””Heroes in the Sky”ほか、各種テレビゲームについていろいろ書きたいと思います。

キャッキャウフフな違法改造

2009年10月25日 01時10分09秒 | もはやゲームそっちのけ

ちょっと気分転換にネットサーフィンしていたらこんな記事が。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091023-00000018-zdn_g-game

彼女にプロポーズしたい彼氏がスーパーマリオのプログラムを改造し、プロポーズのメッセージを
ゲーム中に表示させたという内容です。


まぁそのキャッキャウフフな展開はどうでもいいのですがwwwこの件について賛否両論が。
ソフトの改造は違法だという意見と、個人で遊んでいるのだから違法ではないという意見がぶつかっているみたいです。
 気分的には個人で遊んでいる分には悪いことではないと言いたいですが、これが違法かどうかとなると、
たしか違法に当たっちゃうんですよね。

プログラムは著作物であり、同一性保持権というもので補償されています。(著作権法20条)
オープンソースのフリーソフトでない限り、プログラムそのものを変えるのは同一性保持権の侵害に当たるためアウト!
例えばウィンドウズを逆コンパイルして改変した場合でも(それが例え個人的に行ったことでも)犯罪行為となります。
その著作物(プログラム)を作成した人の意図した使用方法ではないからダメなわけです。←ここ重要w

今までの判例、ときめもメモリーカード事件とかコーエーのいくつもの裁判などでも、セーブデータを変えることはあっても
プログラムを変えることはしていないから違法ではない、と主張していたりします。
日本以外ならプログラム改造しても大丈夫、とはいえなくも無いですが、ウィンドウズがらみの各国判例を見ると、
どうも先進国ならまず違法扱いされるみたいですね。

では、違法とならずに最初のプロポーズのと同じようなことはできないのか!?
と考えてみれば、”二次創作”として迂回すればいいような。
スーパーマリオのプログラムを改造すること自体は個人利用であっても違法ですが、二次創作物として同じ内容の
ゲームを1から作り直せば同一性保持権には引っかからなくなります。
市販されている音楽もそうですが、音楽データそのものをネット上に許可無く公開すると違法ですが、MIDI化や自分で
演奏するなどで”二次創作”としてしまえば問題なくなります。これなら任天堂もビルゲイツも文句いえないはず!

……だからどうしただって?