飛行機でたっかぶって、まっかぶりそうになった話です。
東京から長崎に帰る飛行機。
機内に入るまでは何も異常なし。
でも、着席してしばらくすると、便意が・・・
「あらっ・・・もしかして・・・いや、違うか。
いやいや、やっぱり来てる! オイオイ、来てるよ、やばいよ、やばい」
まだ、飛行機は滑走路に向けて動き出したばかり。
このときばかりに、この高速旅客機のノロノロさを恨んだことはない。
あー、もう少し早く便意に気づくべきだった・・・
二百円のマッサージチェアに2回も座る時間があったなら、何でトイレ行かなかったんだろうかと後悔。
しかし、後悔しても始まらない。
だんだん暑くなってきて、着ている上着を脱いで、そして
ベルトを外した。
しかし、ベルトは外す方がいいのか悩んだ。
ベルトを外すと、長年の癖で、
ベルトを外す=次はウンコ。
という方程式に身体が反応して、さらに便意が増さないか不安になる。
とにかく、何かしていなければ、便意に気持ちが集中してもいけないと思い。
窓の外を眺めたり、足踏みしたり、手でリズムを取ったり・・・いろいろ。
まだ、スッチー、いやスチュワーデス、いやキャビンアテンダントは、俺の焦る気持ちと裏腹のゆっくりした調子でアナウンスする。
滑走路はまだか・・・
おい!滑走路出てこい!
責任者でもなく、春でもなく、滑走路早く出てきて、この重い機体を大空高く舞い上げて、
この忌々しい、シートベルトのランプを消すぐらい高く舞い上げてくれ!
そういう念力を送り続けたが、
全然、滑走路風なところに着かないやん!
「あー、やばい、もうやばい。」
となりの男性、体格が良くて、グッスリ眠っている。
俺は、この男性を起こして、トイレに行かなければいけない。
あー、めっちゃどこでも熟睡しそうなタイプだし、前の座席と男性の膝なんて、ほとんど隙間ない。
またいで行こう。・・・・いや、またいだら下腹部を刺激して、そこで脱糞するかもしれん。
ギュルギュルギュル!
やばい!!
うわぁー、楽しかった東京ライブ。
それと今のギャップが激しすぎる。バカみたーい。
とりあえず、男性に話しかけて、お腹がやばいので、シートベルトのランプ消えたら、トイレに行きますと伝える。
そうこうしているうちに、便意が凄いことになってきて、
とりあえず、キャビンアテンダントの呼び出しランプを押す。
たぶん、来ない。
だって、滑走路に入りだしたし、この状態で飛行機を待たせることなんてできない!!アンパッシブル!
俺の気持ちは、アンタッカブル!!
※タッカブルとは、ウンコをもらすという意味の五島弁。それをアンで否定して、ウンコをもらしたくないという造語。上手い!
やっと、滑走路を加速しだす飛行機。
離陸時のあの身体へのGが、便意へ及ぼす影響があるのか・・・
飛び散る窓の景色と、俺の腸の激しい動きがリンクする。
なんだ、この俺にしか分からないコラボレーションは!!
やっと、浮かび上がる機体。
機長はキンバリーという外人。来るときも同じ機長。
とにかく、機体を斜めにするのが好きな機長。
離陸して間もなく、右に大きく旋回し、経験したことのない傾斜を作る。
あー、もうダメだ。
果たして、タッかぶったらどうなるんだろう・・・
機内が異臭にざわつくんだうろな。
そうなったら、飛行機が墜落した方が俺の失態は闇に葬られる。
あー、あー、あー、あー、
俺の警報機、サイレン、アラーム、SOSが一斉に鳴り響く。
ある程度、飛行機を立って移動できるぐらいの角度になる。
早く、シートベルトランプを消してくれ!キンバリー!
ねぇ、キンバリー、オフして!ランプば!
もう、我慢できずに、座席につく、スッチー、いやキャビンアテンダントに手を振って、トイレに行かせてくれとジェスチャーしたら、
「シートベルトランプが消えるまでは危険ですので着席をお願いします。」
と悠長なアナウンスが・・・
オーマイゴッド。以心伝心しない。俺の便意は、アテンダントのマニュアルを覆せる訳がない。
喉はカラカラ。
人生最悪のときが来るのか・・・
すると、やっと、ランプが消えた。
脱兎のごとく、隣の男性に進路を作ってもらい、トイレへ向かう!!!小走り~
キャビンアテンダントも、ドアを開けて用意。
ナイスコンビネーション!!!!
トレイのあの輪っかのフォルムが神様に見えたよ。
あの狭い飛行機のトイレが、天井の高い大聖堂に見えたよ。
あー、人生最高の喚起の瞬間。
キンバリー機長の運転する飛行機は、気流で僅かな振動。
しあわせの町ならぬ、しあわせの飛行機だ。
そういえば、飛行場に着くやいなや、牛乳飲んだなぁ~と思い出した。
飛行機前の牛乳は禁物だ。
トイレから出て、コソコソと座席に戻った。
俺の座席は窓側だった。
実は窓側座席を選んだのは、富士山を見ようと思ったからだった。
着座して、窓の外を見ると、
真下に、なんと真下に富士山が!!!!!!!
俺はついている!!
運がついている!!
ウンコは、この運からなのか!!
いやー、地獄から這い上がって日本一の富士山ば見れた。
サイコー!
さて、仕事行こう。
長文につきあってくださりサンキュー!!
東京から長崎に帰る飛行機。
機内に入るまでは何も異常なし。
でも、着席してしばらくすると、便意が・・・
「あらっ・・・もしかして・・・いや、違うか。
いやいや、やっぱり来てる! オイオイ、来てるよ、やばいよ、やばい」
まだ、飛行機は滑走路に向けて動き出したばかり。
このときばかりに、この高速旅客機のノロノロさを恨んだことはない。
あー、もう少し早く便意に気づくべきだった・・・
二百円のマッサージチェアに2回も座る時間があったなら、何でトイレ行かなかったんだろうかと後悔。
しかし、後悔しても始まらない。
だんだん暑くなってきて、着ている上着を脱いで、そして
ベルトを外した。
しかし、ベルトは外す方がいいのか悩んだ。
ベルトを外すと、長年の癖で、
ベルトを外す=次はウンコ。
という方程式に身体が反応して、さらに便意が増さないか不安になる。
とにかく、何かしていなければ、便意に気持ちが集中してもいけないと思い。
窓の外を眺めたり、足踏みしたり、手でリズムを取ったり・・・いろいろ。
まだ、スッチー、いやスチュワーデス、いやキャビンアテンダントは、俺の焦る気持ちと裏腹のゆっくりした調子でアナウンスする。
滑走路はまだか・・・
おい!滑走路出てこい!
責任者でもなく、春でもなく、滑走路早く出てきて、この重い機体を大空高く舞い上げて、
この忌々しい、シートベルトのランプを消すぐらい高く舞い上げてくれ!
そういう念力を送り続けたが、
全然、滑走路風なところに着かないやん!
「あー、やばい、もうやばい。」
となりの男性、体格が良くて、グッスリ眠っている。
俺は、この男性を起こして、トイレに行かなければいけない。
あー、めっちゃどこでも熟睡しそうなタイプだし、前の座席と男性の膝なんて、ほとんど隙間ない。
またいで行こう。・・・・いや、またいだら下腹部を刺激して、そこで脱糞するかもしれん。
ギュルギュルギュル!
やばい!!
うわぁー、楽しかった東京ライブ。
それと今のギャップが激しすぎる。バカみたーい。
とりあえず、男性に話しかけて、お腹がやばいので、シートベルトのランプ消えたら、トイレに行きますと伝える。
そうこうしているうちに、便意が凄いことになってきて、
とりあえず、キャビンアテンダントの呼び出しランプを押す。
たぶん、来ない。
だって、滑走路に入りだしたし、この状態で飛行機を待たせることなんてできない!!アンパッシブル!
俺の気持ちは、アンタッカブル!!
※タッカブルとは、ウンコをもらすという意味の五島弁。それをアンで否定して、ウンコをもらしたくないという造語。上手い!
やっと、滑走路を加速しだす飛行機。
離陸時のあの身体へのGが、便意へ及ぼす影響があるのか・・・
飛び散る窓の景色と、俺の腸の激しい動きがリンクする。
なんだ、この俺にしか分からないコラボレーションは!!
やっと、浮かび上がる機体。
機長はキンバリーという外人。来るときも同じ機長。
とにかく、機体を斜めにするのが好きな機長。
離陸して間もなく、右に大きく旋回し、経験したことのない傾斜を作る。
あー、もうダメだ。
果たして、タッかぶったらどうなるんだろう・・・
機内が異臭にざわつくんだうろな。
そうなったら、飛行機が墜落した方が俺の失態は闇に葬られる。
あー、あー、あー、あー、
俺の警報機、サイレン、アラーム、SOSが一斉に鳴り響く。
ある程度、飛行機を立って移動できるぐらいの角度になる。
早く、シートベルトランプを消してくれ!キンバリー!
ねぇ、キンバリー、オフして!ランプば!
もう、我慢できずに、座席につく、スッチー、いやキャビンアテンダントに手を振って、トイレに行かせてくれとジェスチャーしたら、
「シートベルトランプが消えるまでは危険ですので着席をお願いします。」
と悠長なアナウンスが・・・
オーマイゴッド。以心伝心しない。俺の便意は、アテンダントのマニュアルを覆せる訳がない。
喉はカラカラ。
人生最悪のときが来るのか・・・
すると、やっと、ランプが消えた。
脱兎のごとく、隣の男性に進路を作ってもらい、トイレへ向かう!!!小走り~
キャビンアテンダントも、ドアを開けて用意。
ナイスコンビネーション!!!!
トレイのあの輪っかのフォルムが神様に見えたよ。
あの狭い飛行機のトイレが、天井の高い大聖堂に見えたよ。
あー、人生最高の喚起の瞬間。
キンバリー機長の運転する飛行機は、気流で僅かな振動。
しあわせの町ならぬ、しあわせの飛行機だ。
そういえば、飛行場に着くやいなや、牛乳飲んだなぁ~と思い出した。
飛行機前の牛乳は禁物だ。
トイレから出て、コソコソと座席に戻った。
俺の座席は窓側だった。
実は窓側座席を選んだのは、富士山を見ようと思ったからだった。
着座して、窓の外を見ると、
真下に、なんと真下に富士山が!!!!!!!
俺はついている!!
運がついている!!
ウンコは、この運からなのか!!
いやー、地獄から這い上がって日本一の富士山ば見れた。
サイコー!
さて、仕事行こう。
長文につきあってくださりサンキュー!!