超音波を用いた鳥獣撃退装置の評価と効果のメカニズムの解明

本日群馬県桐生市の桐生地域地場産業振興センターに於いて
首都圏北部４大学連合、首都圏北部地域産業活性推進ネットワーク主催で
平成２１年度 産学官連携事例講演会が開催され、タイトルの名目で
宇都宮大学オプティクス教育研究センター 特認研究員 塚原直樹さん、（株）モハラテクニカ社長の
講演が行われました。
写真は、（株）モハラテクニカ社長とプロジェクター映像
社長の顔が暗くてはっきり写りませんでした。

塚原直樹さんの発表は、実験を始めたばかりでデータがまだ揃っていませんとの事と
評価方法を説明して頂きました。
（株）モハラテクニカ社長は、開発の経緯と今後の予想でした。
開発の経緯は、このブログを読んで頂ければ・・・

一番嬉しかった事は、通産省関東経済産業局地域経済部長さんのお話でした。
今まで役所の方の話を聞いていても８割の方が後ろ向きの話ばかりでしたが
この方は、本当に日本の産業を考えて前向きの事をお話ししていました。
同じく地域振興課参事官との会話も前向きな感じでとても良かったです。
余談ですが、地域経済部長ーなかなかの良い男です。印象もとてもよいです。
地域振興課参事官の女性も中々の美人で、お話も上手でした。
モハラテクニカ社長も良い男ですよ。

首都圏北部地域産業活性推進ネットワークの方々のご苦労に感謝致します。

変電所でのカラス対策

１月に四国電力の変電所にカラス対策で試験設置に行って来ました。

写真のように砂利、コンクリートブロックで反射した超音波がカラスが近づいて困る場所に行くように設置して来ました。

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装置の事は
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鳥獣対策の超音波装置について

この装置の営業にお伺いすると必ずと言っていい程音慣れの事を言われます。
今まで音で鳥獣を追い払う装置（超音波も含めて）は、脅かして追い払う装置が主です。
ですから、最初から効果がでます。しかし２－３週間から１月で効果が無くなって来ます。

私の開発した超音波の装置は、慣れを生じない事を主眼に開発しました。
その結果、人間に聞こえる音も出るので聞いて頂ければ判ると通り、音色が常に変化します。
また脅かす音では無いので効果が出るまで多少時間が掛かります。
どんな音と聞かれても答えようがないですが、人間が聞いていても嫌な感じの音です。
人間に聞こえるレベルは、イノシシ用で５０－６０デシベル程度（車の騒音程度）です。
人間も嫌だと思う音だからこそ鳥獣にも効果が有ります。
人間にとって良い音は、鳥獣にとっても心地よい音です。
（シカの実験を行なっていた時に穏やかな音楽を流したらシカもリラックスした行動をとりました）
設置後、下記鳥獣に対する効果の範囲は時間と共に拡大して行きます。
最初は３０m－５０mの範囲が、時間と共に５０－８０mと広がります。
何故、それは鳥獣が嫌な音として覚え、だんだん近づかなくなるためです。

営業でお伺いしても本当に疑心暗鬼で説明を聞かれています。実際に装置の音を聞いて納得される方が多いようです。
どのように音を出しているのか聞かれてもお答え出来ないのが本当です。
お教えしたらコピーされてしまうかも、それは無いですが！！ノウハウです。

現在の鳥獣対策で効果を発揮しているのが下記鳥獣です。
　対象鳥獣　　　　　代表的な納入先
イノシシ対策ーー相間川温泉（３年）、東京サマーランド（１ヶ月）
サル対策ーーーー相間川温泉（３年）、五泉市役所（半年）、深浦町役場（３ヶ月）
カラス対策ーーートヨタ自動車（株）（１年）、メモリアルパーク（１年）、お菓子メーカー（半年）
シカ対策ーーーー鳴沢村役場（半年）、甲州市役所（４ヶ月）、渋川市の土建業者（半年）
エゾシカ対策ーー効果確認済み（ニホンカモシカと同じ効果です）
クマ対策ーーーー沼田市の建設業者（半年）
ハクビシン対策ー実証済み
カワウ対策ーーー実証済み
ハト対策ーーーーーーーーーー実験中
ムクドリ対策ーーーーーーーー実験中
人慣れしたイノシシーーーーー実験中
ほとんどのお客からは納品後のクレームが有りません。
イコール効果が出ている事になります。
何故か？ーーー
高価な製品ですので効果が無いとすぐにクレームになるはずですがクレームは有りません！！

実証実験後かなりの台数購入予定の大手の企業が有りますが決まるまで内緒！！
３月までにカラス対策、シカ対策、サル対策で購入されるお客様が６件決まっています。
リピートのお客も増えて来ています。
効果が認められ、お客様の役に立っているのが嬉しいです。

装置の事は
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北海道でのカラス対策

先週北海道の旭川市、北見市及び女満別近郊、釧路に営業で出かけて来ました。
気温－１５度風がないのでそれほど寒く感じませんでした。
地元高崎の方が風が強く気温３度でも寒感じました。
むうーー高崎に戻って寒さで腰が・・・

本題に戻って、お伺いしたお客様のほとんどがシカ対策で苦労されていました。
女満別近郊の養牛農家に貸出しカラス対策で設置してある状況を見て来ました。
牛舎から２０m離れた所に設置（牛に影響が有ると困るとの事で）
お客様のお話では、設置後カラスが回りの電線に停まって様子をうかがっているとの事でした。
確かに、カラスが多い。
設置後もカラスの数は少なくなったがゼロではない・・・

効果は認めているが、完全に追い払いたい様子・・・
広い範囲を２台では・・・・
環境により同じ広さでも対策に必要な台数は変わります。

雪が無くなったら購入と言って頂きました。
納入時に再度訪問して、設置のアドバイスを行ないます。

１－３日で道央、９件のお客様に顔出しと説明をして来ました。
実際戻って来た時は、疲れが出ました。

忙しい事は、嬉しい事です。

装置の事は
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鳴沢村の鹿対策設置状況３

鳴沢村の鹿対策設置状況３の写真です。

鳴沢村の鹿対策設置状況２

鳴沢村の鹿対策設置状況２の写真です。

鳴沢村の鹿対策設置状況

鳴沢村の設置状況を写真に写してきました。
去年７月に試験設置ーー当時は地上８０cmに水平方向に設置
去年１１月に写真のような位置に設置しました。

超音波装置は、熱感知センサーによりシカが侵入しようと交差点に現れるとシカの嫌う音波を発生します。
去年７月から１１月までと、写真のように設置してから現在まで
シカが装置から出る音を横切って侵入して来たとの報告が有りません。
人でもシカでも侵入して来ると、熱感知センサーにより監視カメラに写ります。
当然、私も監視カメラに写ってしまいましたから、役所の方には私が行った事が判ってると思います。
写真は、１月２２日に四国からの帰りに鳴沢村を訪れ撮影しました。
私の熱を感知して音が鳴りだしました。
うん、ちゃんと動作してる！！

装置の事は
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アジサイのイノシシ対策

受注しました。東京サマーランドのアジサイ園をイノシシから保護する為に44Sタイプの超音波装置を受注しました。
本当は、直ぐにでも納品したいのですが、今週から来週中頃まで出張が続くので出張の終わった後の日にしました。
慌てて納品して、トラブルが出ると困るので落ち着いて再チェックしてから納品します。

最初に設置した時は、PM4時からAM８時でしたが、昼間人が居ない、超音波が出ていないので数カ所イノシシに荒らされました。
また、他の場所が新たに荒らされました。
その後２４時間音波を出すようにしてから、設置したある場所は荒らされていません。それで受注です。
場所によっては、イノシシでも２４時間音波が出るように設定しないとダメなようです。
写真は、４SPタイプを２台評価のため設置してあるアジサイ園です。
6月には真っ白な花が一面に咲くそうです。

装置の事は、
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ハト対策実験報告１

１月５日から出張等無い場合は、１時頃から４時頃までハトの嫌う音を探しています。
以前の実験評価日を計算に入れない状態で今日で１０日実験観察を繰り返して来ましたが
結論から言うとまだ見つかっていません（？）の状態

１日ー２日始めは、従来の音波（イノシシ、カラス、サル、シカ、ムクドリ？）の超音波で・・・
これを２日間行ないましたが、全く音を無視して餌のお米を食べています。

３－５日は、周波数を変えながらてじっくり観察・・・・どの音もダメ
一時驚いて飛び立つ音もありますが、餌が有るので直ぐに着地

６－７日は、発振器とスピーカーを持ち込み発振器から音を作り出し反応を観察

８日目は、スピーカーだけを変更して従来の装置から音波発生（前日この辺の音かな？の音で）
（写真）

９日目（昨日）実験用の装置を組み立てて実験、やはり餌を与えている時は音を無視して食べています。
当然多少音を変更しながらの実験です。
餌が残っているのにハトが居なくなりました。
原因は？です。お腹が膨らんで他の場所に？
装置の音を出したままに、餌が有るのに回りにハトが居ない？
暫くして一番大きな木の枝を見ると、５羽停まっていました。
装置は、水平に設置してあるのでスピーカーから約５０度上方２５mぐらいの位置でした。
今度は装置をハトに向けて従来のスピーカーも同時にならしても逃げない。
時間が掛かるのかもと思いそのまま放置午後３時２０分
午後４時０５分に見ると、木の枝に停まっていたハトも居なくなりました。
夕方なので巣に戻って行った可能性も・・・・

明日も実験と思っても来週はずっと出張のため実験出来ません。
鳩もかなり私を覚えたようで、私が行くと集まって来ます。だんだん数が増えて来たような？

直ぐに嫌いな音が見つかるとは考えていません。
シカの嫌いな音を見つけるのに３年掛かりましたから、鳩対策の音は去年から換算してもまだ半年です。
粘り強く諦めずに・・・・

シカ、イノシシの農地荒らし

今日気がつきましたが、ヤフーの記事に警官がイノシシ射殺と有りました。
その中に
「農地荒らし」の被害深刻＝温暖化でシカ、イノシシ増える－農水省
　農林水産省は１８日、野生鳥獣が農作物を食い荒らしたり畑で暴れたりする「農地荒らし」の被害額が、２００８年度は前年度比７．５％増の１９８億８６００万円に上ったと発表した。シカやイノシシが温暖化で増えた上に、過疎化で生じた耕作放棄地に住み着いたことが背景にあると、同省ではみている。
　シカ被害の大半を占める北海道では、東部地域に加え日高、上川両支庁でも牧草地が荒らされたといった報告が目立つ。イノシシの被害は近年、西日本から北日本に拡大。０８年度は宮城、山形、福島各県で被害が発生した。

うーん、イノシシ、シカを駆除しても増える方が早いのかな？。
狩猟（ハンター）の数も減って来ている、事故があればハンターの責任に・・・でなり手も少ないのが原因？
農家の方も、自由化で農家だけでは生活がままならないーーー
色々な複雑な関係が有り、おまけに温暖化ーー鳥獣も増える訳です。

うーん、
超音波装置で・・・・と考えましたが、まだまだ知名度が低いので採用されません。
シカに対する効果は、ハッキリ出ています、持続性も実証されています。来月北海道に飛んでエゾシカに対する効果を説明して来ます。
効果の持続性をお客様は心配しています。１－２０万で売られている他社製品は、範囲が狭いとか驚かすだけの物が多いく持続性は今一と思います。
私の作ったのは、第一に持続性がある事を主眼に開発して長期間の実証実験をしていますからと言っても中々理解して頂けない悲しさ！！（無名の一技術屋ですから）

早く早く国立宇都宮大学での各鳥獣に対する効果の理由を証明して欲しい気持ちで一杯です。
鳥獣対策で有名な２人の教授のレポートを見せれば納得して頂けると信じています。
カラスについては、２／２３日の発表会でのレポートを頂ければ・・・
イノシシ、サル、シカのレポートは、何時になるのかな？
ハクビシン、クマ、カワウのレポートは、何時になるのかな？
首を長くして待っています。

今日は、（社）中央農業研究センターの上級研究員の方とお会いしてイノシシ対策で装置の貸出しをします。
困っている農家に設置して効果のビデオ？写真を撮るとおっしゃっていました。
（社）中央農業研究センターは、企業が製品を持ち込んでも評してくれません。
どうして今回評価してもらえるか？ですが、農家の方がお願いしたのかもしれません。
去年より多少知名度が上がって来たのかな？
とにかく、困っている方の手助けになればと思います。
この装置で自然保護団体からのクレームは有りません。
（鳥獣を殺したり傷つける装置では無いので当然です）

装置の事は
http:/u-sonic.jp

超音波装置の鳥獣対策での設置方法

この超音波装置は、設置後のメンテナンスは必要有りません。
ほんとかよ？？
ほんと！！年１回のメンテナンスでOK
スピーカー前面のクモの巣等の除去・・・
動作しているか？の確認は音を聞いて確認。
超音波でも可聴音は発生します（スイープ音が聞こえます）
鳥獣によっては、可聴範囲の音も使っています。
対象鳥獣によって音の音色も異なります。
時間と共に音色も変化します。

１。イノシシ、サル、シカ、ハクビシン、クマに関しては、地上５０cm－８０cm程度地面と平行に設置
２。カワウ、カラスに関しては、金属、アスファルト、コンクリート、トタン等の硬い物に
　　　反射した音波が来て欲しくない場所に行くように設置。
３。鳥に関しては設置方法が現場環境により異なるので注意。
４。豚舎、鶏舎、牛舎のカラス対策なら豚舎、鶏舎、牛舎の屋根に設置すると効果抜群です。

毎週時間のかかるメンテナンスは、必要有りません。
設置後時間経過と共に効果の範囲が広がって行きます。
装置から出る音は、脅かす音では有りません。嫌う音です。

詳しくは
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イノシシ対策の超音波装置

今回はイノシシ対策での設置

イノシシ対策での納入は、２００７年４月の群馬県内、相間川温泉、２００９年１２月榛名湖でした。

評価実験設置は、日本国内で１０ヶ所以上に及び、９０％以上の確率で効果が出ていました。

今回、東京サマーランドの花壇へのイノシシ対策で1月中旬まで効果を確認出来れば受注予定です。

アジサイの種を植えた場所にイノシシが現れ種を植えた場所を掘り返してしまうとのことでした。

１２月８日訪問、装置の評価の為の設置場所を決めてすぐに設置
　　　動作時間を夕方４時半から朝８時までに設定しました。

１２月２５日状況確認で訪問
　　　装置を設置してあるにも関わらず１ヶ所掘り返されていました。
　　　昼間、人が居ないので昼間荒らされた可能性が・・・・
　　　イノシシが夜行性と思っているのは人間で昼間は、
　　　人が居るので出て来ないだけ！！と最近理解出来ましたので
　　　装置を２４時間動作モードに変更して効果を確認する事に

１２月２８日夕方
　　　サマーランド責任者の方から電話で２５日以降荒らされていないとの連絡
　　　一安心です。
　　　取りあえず、１月中旬まで効果を確認しましょうとお伝えしました。

１月６日
　　　サマーランド責任者の方から電話で２８日以降荒らされていない
　　　どこかに行ってしまったらしいとの連絡
　　　仕様書、カタログをお送りしないと稟議に載せられないとのお話で
　　　早々、４４Sの仕様書を・・・

４４S は、防滴ケースに入ったコントローラ１台と４つのスピーカーが付いたスピーカーボックスが
４個ケーブルで接続するシステムです。当然４SPを４台購入するより安いです。

通常設置方法は、地上４０－６０cmの高さに水平設置します。
1月中旬が楽しみです。

ここで注意、人を見ても逃げないイノシシに対して効果が有りません。
現在、人慣れしたイノシシでも逃げる音を探している最中です。
当然、音が見つかれば今まで販売した装置もバージョンアップします。
これが、メーカーの義務です。

詳しくは、
http://u-sonic.jp

有害鳥獣対策に複雑な超音波

明けましておめでとうございます。
今年も、このブログを宜しくお願い致します。

今まで超音波で鳥獣を追い払うと記述して来ましたが、
先発のメーカー、他のメーカーの超音波装置を購入された方が
設置後、鳥獣来なくなるが直ぐに慣れを生じてしまう、効果が無い等の話を
営業に行く先々で聞きました。
その都度、この装置の超音波は今までの他社装置のような単調な超音波でなく、
かなり複雑な超音波にしています。
ですから、慣れが生じません。と説明及び実際の音を聞いてもらっています。

実地検証もかなり行なって来ました。
その結果、設置して長期間評価して下さったお客は効果を認めてくれました。
貸出し期間中、１度、１日だけ評価したお客は効果が有るの？の疑問状態です。

この装置を設置すれば直ぐに効果がでて・・・とお考えの方が多いようです。
この超音波は、鳥獣を脅かす音ではありません。！！
この超音波を聞いていると嫌になる音です、ですから時間が掛かりますが、慣れを生じません。

どうして嫌いな音なのか？　私も？です。
宇都宮大学で、どのような効果？影響？があるのか評価して頂いています。
人間でも長時間聞いていると（３０分ー１時間）で嫌になります。

あるお客さんが面白い事を言っていました。
この装置の音を録音して録音した音で追い払えば、安く出来る・・・
確かに！！
しかし、聞こえない音を録音出来ません。ですから録音した音だけでは効果が出ません。
と申し上げています。
安くあげる。これは良い事ですが、
人が苦労して作り出した物をただで手に入れるという考えになりませんか？
言喭で「ただの物ほど高い」が有りますね！！

本題に戻して
単調な、超音波では効果が有りません。
時間と共に周波数を変えても効果が有りません。
ある複雑な変化をする超音波だから効果が有るのです。
難しいですね！！・・・複雑な変化をする超音波？

今年は、かなりの数が出そうです。
新しい、目的を絞った安価な装置も８月頃にはと思いを馳せています。

２／２３桐生市で超音波装置(カラス対策)の研究発表

群馬県桐生市で首都圏北部４大学新技術説明会（産学連携事例紹介）
国立宇都宮大学研究員（ドクター）さんとメーカーの社長が

超音波を用いた鳥獣撃退装置の評価と効果のメカニズム解明
（カラスに対して）

と題して2010年２月２３日（火曜日）発表します。

参加して頂けると超音波鳥獣撃退装置の事がご理解頂けると思います、嬉しく思います。

シカ対策の超音波装置

シカ対策の設置

２００６年秋から沼田市のシカ牧場でシカの嫌がる音を見つける為の実験を開始
　　　　　実験のため、２０頭のシカを牧場主が自費で購入してくれました。
　　　　　最初の実験でシカが一目散に逃げた。
　　　　　１月後再実験、やはり一目散に逃げた。

２００７年２月　ウトロの自然公園のエゾシカで実験ーー全く効果無し

２００７年４月　沼田のシカ牧場で再度実験ーーーーーー全く効果無し
　　　　　　　　半年の間シカに餌を与えたため人慣れしたとの事
その後も毎月３－４回実験を繰り返しました。

２００８年６月　実験中断

２００９年３月　山梨県鳴沢村からシカ対策で使えないかとのお話
　　　　　　　　現時点では効果が確認出来ていないので５月頃までには・・・・

２００９年５月　沼田市のシカ牧場で嫌がる音を発見

２００９年６月　山梨県河口湖近くの神社で飼っているシカで実験ー一応逃げました。
　　　　　　　　（ソフトの不具合で片肺で動作していたようです）
　　　　　　　　山梨県鳴沢村の山沿いの交差点に設置
　　　　　　　　ゴルフ場に設置
　　　　　　　　ソフト変更してからの
　　　　　　　　状況報告、交差点ではシカが寄って来なくなった。装置故障時はシカが現れた
　　　　　　　　　　　　　ゴルフ場、３０mぐらい離れた所ではシカが通った足跡が有った。
　　　　　　　　１０月の時点で、交差点反対側の牧草地にも装置から８０mぐらいまで近づかない
　　　　　　　　との報告

２００９年８月　栃木県の土木業者の方が工事現場にシカが出て植樹した木の芽を食べてしまうので
　　　　　　　　実験したいとの事で貸出し２週間後に状況を尋ねると、設置してからシカが来なく
　　　　　　　　なったとの話でした。購入して頂きました。

２００９年８月　渋川の土木業者の方に貸出し、やはり設置後シカが来なくなったとの話でした。
　　　　　　　　購入して頂きました。

２００９年１１月　山梨県鳴沢村、装置を２台追加して他の交差点にも設置　合計３台納入
　　　　　　　　　３台ともセンサーが感知してから音波を発生するように設定しました。
　　　　　　　　　シカが交差点を横切ると監視カメラに写る装置が設置してあるので
　　　　　　　　　装置の効果が無い場合、センサーの不良が有る場合クレームが来るのですが
　　　　　　　　　現在までクレーム無し、効果が出ているようです。

２００９年１２月　北海道でエゾシカでの効果確認と録画を行ないました。
　　　　　　　　　沼田のシカ牧場での実験では、約３０mまで遠ざかりました。
　　　　　　　　　やはりエゾシカも３０mぐらいまで遠ざかりました。

北海道の担当者に映像を見せると効果が有るのは認識して下さいますが、効果の継続性を気にしていました。
今までの市販品等で実験しても直ぐに慣れを生じてしまい効果が無くなっている為です。

山梨県の鳴沢村では、約半年効果が持続していますと言ってもエゾシカでは？の話に・・・・
私からすれば、ニホンカモシカも、エゾシカもシカの分類では同じですから・・・・
やはり、長期間の実証実験を北海道でも行なわないとダメのようです。

来年にある場所でシカが来ないかの実験を延長３００mで行ないます。時期は？
実績が証明されればかなりの数が・・・

シカ対策での設置方法は、シカの現れる方向に向けて高さ約６０cmー１００cmの所に設置します。もしくは
高さ２mぐらいの所から下に向きにシカの現れる場所に向けて設置します。（鳴沢村設置方法）

この音は、シカを驚かすのではなく、警戒させる等の効果でシカを寄せ付けなくしているので慣れが生じません。

詳しくは
http://u-sonic.jp