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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

能美の春・2-ミヤマセセリ

 北陸新幹線金沢―敦賀間が3月16日に開業した。以降、からりと晴れた日が少なく、新幹線の写真は報告できずにいた。10日の朝は夜来の雨も上がり快晴となったので、散歩も兼ねて手取川河川敷に敦賀方面から東京行きの始発列車の写真を撮りに行った。

    白山を背景に手取川鉄橋を渡る北陸新幹線東京行き一番列車

 光線の具合もあり明瞭な写真とはならなかったが、手取川を渡る列車を川面のサギたちも見送っているかのようであった。
 水辺の草地では菜の花、ヒメオドリコソウ、ツクシ、ムラサキケマンなどの花が朝日を浴びて輝いていた。




 上から順に水辺近くの菜の花、ヒメオドリコソウ、ツクシ、ムラサキケマン

 3,4日前の散歩の森の小道では冬の間あまり見なかったアオジ、シロハラが顔を出してくれた。


        散歩道のアオジ(上)、シロハラ(下)

 ヤマツツジも咲き、翅が少し傷んできたがギフチョウも飛んでいた。

                ヤマツツジ


               ギフチョウ

 1週間前には、ミヤマセセリ、ヒオドシチョウがまだ出て来ていないと書いたが、嬉しいことに6日にはミヤマセセリ、10日にはヒオドシチョウも元気に顔を見せ、ミヤマセセリはパートナーを求めて流したり(飛び方がタクシーの流しのように感じられる)、ルリタテハと追いかけっこをしていた。



              ミヤマセセリ



      冬眠から覚めたヒオドシチョウ(上)、ルリタテハ(下)

 午後、少し場所を変えて下りの列車を撮りに行った。

         白山を背に敦賀に向かうかがやき号

 今度は雪の白山も綺麗に撮れ、一応満足した。
 森ではタラやコシアブラの芽も出始め山菜の季節ともなった。

             コシアブラの新芽

 ノスリも羽を広げて大空を舞い、用水は田起こし、代掻きに備えて水嵩を増している。

              空を舞うノスリ

 ミヤマセセリとヒオドシチョウが揃い、心から春が来たなあと感じる私である。
 今朝の田の散歩道では白山を背景に桜が満開となり、麦の穂が急に伸びたのに驚いた。

           白山を背景に咲く満開の桜

              穂が伸びた麦

 用水路では水嵩が増えた。


           水嵩が増した用水路、鍋谷川

 遅い春の到来であったが、農作業はもう初夏を見据えている。

コメント一覧

bbdupstream494、チョウキチ
緑の風さん
 コメントありがとうございます。石川に来て感じるのは水の豊富さです。これも白山に降る雪のおかげです。用水にこんなにある意味で無駄に流さなくてもと思いますが?今年は積雪が少なく、未だ4月だというのに白山の地肌が見え始めています。この夏は少し心配です。ところが石川生まれの人は今まで水不足など一度もなかった。ダムの貯水量が20%を切っても平気と、まるで気にしていない様子です。
ryokuhoo(緑の風)
春の匂いが伝わる光景をありがとうございます。
雪山からの水は冷たいでしょうから、稲作の水管理は難しいでしょうね。
当地にはあまり伝わって来ませんが、震災による農業インフラの被害が心配です。
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