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blow!

citroenについてオモウこと

宝物

2008-10-04 15:28:25 | その他
最近、と言ってもここ数年、クルマが売れないらしい。
どのメーカーも、日本の優れた工業製品として世界に誇れる
「ニッポンのクルマ」がだ。

それは、不況と言ってしまえばそれだけのことだけど、
その根にあるものはもっと深い。

自分のサラリーでクルマを買えるようになったのは
1980年代前半。世の中バブリーで、そのおかげ?で
仕事がありすぎで、一番楽しいと思えた時期に仕事しか
していなかった。

だから、友達が新しいクルマに乗って遊んでいるのが
羨ましくて・・・どころじゃなく、仕事仕事の毎日。

初めて買ったクルマは、ホンダライフ4dr360ccの中古。
たしか5万。4人乗るとちょっとした峠道では
SLよろしく青い煙を吐き、ビービー鳴きながら青息吐息。
それでも毎日、遅くに早くに仕事の合間を見て乗っていた。

水色のホンダライフは、どこかの国のクルマに似ていたが
磨けば磨くほど綺麗な発色を見せ
バックミラーやフェンダーのシルバーメッキが輝き、
誇らしくもタコメーターが付き、バイクのように
エンジンが吹きあがっていた
小さくてもかわいく、そのころの唯一の宝物であった。

それから四半世紀近くたったけれど、あの頃の宝物感覚は
今も鮮明に記憶している。

20代と話をすると、この「宝物感覚」が
その頃と随分違うことに気がつく。
それは、確かに時代の変化もあるのけど
メーカーの責任も最低限あるのでは、とも感じる。

ニッポンのクルマに面白さを感じないのは何故か?
という話は、モータージャーナリストの仕事に
任せておけばいいとしても、海外のクルマを所有している
からには、それなりの答えを出そうと考えてみることも
必要なこと。

技術とかデザインとか国の文化とか、
難しいことではなく考えてみると、
それは「顧客に媚びない力強さ」というか
メーカーとしてどれだけ高貴な「ものつくり」のプライドを
持っているかに尽きるのではないのだろうか?


NEW C5を見ていると、フラミニオ・ベルトーニの
「ものつくり」の技はどこへ行ってしまったのかと思う。




中途なものばかりつくっていると「クルマ」は
単純に移動するための「道具」になりかねない。








クルマって

2008-07-22 20:01:20 | その他
先日、ベンツEクラスワゴンに乗った。

もはや、もうこれ以上のクルマが必要なのだろうか?と
思ってしまう。

何年も反ドイツ車に乗っていると
極太の鉄骨に囲まれた建築物の中にいるような
錯覚になり、かなりビックリ!

チリひとつないつくり、各種つまみ、計器の配置やイルミの光加減、
すわり心地の快適さや、シートから見える景色に至るまで
どれほどのエンジニアが係わり造形したのだろう?

静粛性、直進性、回頭性、ブレーキングなど
すべてにおいて超優秀というか、かなり感動。
これがパイオニアの仕事なんだなぁ~

数か月前、仕事先でトヨタのビッツをレンタしたが
その時もある意味これに近いことを思った。
大衆車といわれる分野のクルマもこんなに素敵になってる。
これからは、クルマになにが求められるのだろう?
環境?安全?
そろそろクルマのあり方は、今までと違う方向に
進むところにきているのではないだろうか?



自分はクルマに何を求めているのだろう?と
C5に乗ってゆっくり考えた。

*そういえばベンツのデザインになにも感じなかったのは
なぜだろう・・・





楽しみなコト

2008-03-13 13:19:27 | その他
クルマを買い換えるとき、まず行う行事(露払い)として
いつも、タツローさんの「FOR YOU」の中から
「Love Takin'」を最初に聞く事にしている。

このアルバムは1982リリースだから、
もう26年も前になるけど(そんなになるのか・・・)
その頃バイトしていたラーメン屋の
出前のクルマで(カセット)いつも聞いていた。

その頃はまだ大学生で、自分のクルマもなかったけど
この曲を聞くと、当時がフラッシュバックして
自分のクルマのように扱っていた、
ラーメン屋のカリーナバンを思い出す。

もうだいぶ昔の話だけど
この曲とともに青春があった、という事と
将来の自分はどんなクルマに乗れるのだろう?との想いで
なんかあまずっぱい気持ちになってくる。

納車まであと数日。