初めて夜の金華山に登りました。ロープウェーですが。
金華山ロープウェーは、夏休み期間中夜10時まで運行しています。山頂のロープウェー降り場から岐阜城までは街灯があり、警備員さんもいるので、夜でも安心でした。
山頂手前では、ビアガーデンも営業していました。先日行われた花火大会は、大変なにぎわいだったんでしょうね。
上の写真は岐阜城の最上階から、西方の写真です。こうしてみると岐阜の街は長良川と共に発展してきたことが、あらためてよくわかります。
センタラルタワーズから見る名古屋の夜景とはまた違った趣があり、想像していたよりずっときれいでした。
また、岐阜城の最上階は外のテラスのようなところに出て夜景が楽しめるので、風がとても涼しく、気持ちが良かったです。
麓から3分、往復800円のロープウェー代で、別世界が味わえました。
岐阜城から南方、名古屋方面。真ん中の明るい光の線は国道22号線。
岐阜市内長良橋左岸の鵜飼観覧船事務所から南西に行く通りを川原町と呼んでいます。
戦時中の岐阜空襲を避けることができたこの界隈は、明治時代からの街並みを残しています。かつては空き家や倉庫が点在するのみでしたが、風情ある町屋の外観を残しながら喫茶店や民芸品店などに改修し、鵜飼観光客等でにぎわっています。
市でも町並み景観保存の為、電線の地中埋設化の計画があります。
昔の和紙問屋を改修した、カフェ「川原町」
「ギャラリー木楽」。地元の民芸品や木製のアクセサリーが売られています。店内ではご主人が木製アクセサリーの製作をしていました。
今年も岐阜市長良川の鵜飼がオープンし、縁あって鵜飼開きの日に屋形船に乗ることができました。船からのデジカメ撮影は全然うまく撮れません。何十枚も撮ってなんとか鵜飼の様子が写せたのは上の写真だけでした。実際はこのようなイメージ。「岐阜市長良川鵜飼開き」
最近の岐阜市の鵜飼は、御客を楽しませるいろいろなサービスがあり、今日は芸妓さんが踊る、踊り船が出ていました。
また、乗船前には本物の鵜匠さんによる、鵜飼の説明も聞けました。
最後は、鵜飼船が私たちの船の間に入ってきてくれ、実際に鵜が捕った鮎を見せてくれました。今日捕れた鮎は翌日の朝一で宮内庁に届け、天皇陛下に献上するそうで、ちなみに鵜匠さんは宮内庁式部職の身分があるそうです。
鵜は必ずペアが決まっており、川の中にいる時以外はぴったりと寄り添うんだそうです。
岐阜県本巣市根尾の淡墨桜です。見ごろを若干過ぎて葉が出始めていました。
樹齢1,500年以上、継体天皇お手植えの伝説が残っており、国指定の天然記念物になっています。
私がこの淡墨桜を最初に見たのは父親に連れてきてもらった30年以上前、当時の記憶は曖昧ですが、それでも路肩もわからないような、車一台が通れるかどうかという道を、谷底に落ちそうになりながら何時間もかけて車を走らせ、案内の看板もない根尾村を苦労しながら探し回ったのを覚えています。現在でも淡墨公園より奥の国道157号線は、能郷谷にかかるところで、一般人を拒絶する断崖絶壁の道路のままです。
当時は、このように整備された公園でなく、古ぼけたお寺の庭のようになっていたと思います。庭の雑木の中に柵で囲まれた一際大きな桜があり、それが淡墨桜でした。今では考えられませんが、かなり傍まで車で近づくことができ、車の中から淡墨桜を眺めてたような気がします。
本巣市のホームページに詳細がありますが、昭和から平成にかけて、何度も枯れかけた淡墨桜は、その都度多くの人の努力によって再生保護が施され、現在の勢いを取り戻し、訪れる皆さんの目を楽しませています。
今では淡墨公園として大きな駐車場も整備され、道路も観光バスでもすれ違えるまでに拡張されました。岐阜市内からなら1時間もかからないほど気軽に観に来れるようになっております。
当時とは隔世の感があるのですが、私は今のように整備された淡墨桜よりも昔の淡墨桜のほうが好きでした。幼かったせいかもしれませんが、雑木に囲まれてひっそりとたたずみつつも、近づけば雄大で威厳があり、自然と尊敬の念を抱いてしまうような桜でした。当時と風格はあまり変わらないと思いますが、今の淡墨桜は見世物にするために無理やり生かしているような、ベッドでチューブにつながれた病人を見るような、どこか哀れな感情を抱いてしまうのです。
道路特定財源が問題視されていますが、ここまで道路を整備して気軽に簡単に来れるようにするよりも、苦労して時間をかけて辿り着く方が見る価値が何倍も増えるような気がしてなりません。こうした整備は、「多くの人にこの淡墨桜を見せてあげたい」という温かい思いやりから来ているのだと思いますが、私とは意見の分かれる所です。
裏(山側)から見た淡墨桜
樹齢:1,500年余
樹高:16.3m
幹囲目通り :9.91m
枝張り:東西26.90m 南北20.20m
淡墨桜の特徴は、蕾の時は薄いピンク、満開になると白、散り際には名前の通り薄墨色の花びらになること。普通の桜は花びらの中心が濃いピンク色になっているのですが、写真の通り淡墨桜は中心まで薄いピンクです。これが遠目に白い花に見せるのでしょうか。
普通のソメイヨシノ
岐阜市の道三祭りに行ってきました。
名物は30基近く繰り出される神輿行列ですが、午後からしか出ないので、午前中に行った私はバザーや屋台で雰囲気を楽しみました。
道三祭りは、もともとはNHKの大河ドラマ「国盗り物語」で大勢の観光客が岐阜に来たのがきっかけで始まったもので今年で36回目になり、今では秋の信長祭りと並んで岐阜市の一大イベントとなっています。
白バイの体験コーナーもありました。実はまたがってみたかった。
道三祭りとどういう関係があるのか、「昔なつかしい国産車のつどい」が開催されてました。写真は1966年型ブルーバード。
前回、根尾川の支流河内谷で出会った人に教えてもらったテンカラ釣りの道具を用意し、リベンジに行ってきました。聞きかじりで用意した道具はこれだけです。結構お手軽にはじめられます。
- 竿-渓流竿3.6m(テンカラ竿は高かったので同じ先調子で安い渓流竿にしました。)
- 糸-フロロカーボン4号
- ハリス-0.8号渓流用
- 毛鉤-市販品
これで自分も爆釣です。いざ現地へ!ということで、岩の子谷と河内谷出会いの所に車を停め、ウェーダーに履き替えて登って行きます。最初の写真のような景色がず~っと続き、人気も無く気分は最高です。これで釣れれば言うことなし!
知人はフライ、私はテンカラで交互に釣り登ったのですが、知人はともかく私は釣れる釣れない以前にしかけが思うところにとばせません! 糸とはりの重さしかない為、どれだけ気合を入れて竿を振っても、毛鉤が目の前に落ちてきてしまいます。悪戦苦闘するうちになんとか4~5m先まで飛ばせるようになった(あまり力を入れて竿をふってはいけない)のですが、今度は買ってきた毛鉤がウェットフライというもので水に沈んでしまい、偏光グラスごしでも全然毛鉤が見えません。
魚は毛鉤に食いつき、餌でないとわかれば一瞬で吐き出しますので、その瞬間を逃さずあわせないと釣れません。だから毛鉤が見えないとあわせられず釣れないわけで、私はすべての毛鉤は浮くものだと思ってました。(このウェットフライというのはどうやって釣るのだろう)
素人の私には難しすぎるので、早々にあきらめて、知人のドライフライを借りて再挑戦しました。
そんなこんなで釣りはじめからはや3時間、4~5km登ったころからようやくまともな釣りになったのですが、それでもアマゴが釣れました。20cm未満でしたが、水面へバシャッっと出てくるので結構面白いです。テンカラでの初釣果です。
ボ~っと立っているわけではありません。目線の先にカモシカが水を飲んでいました。カメラが間に合わず、こんな写真です。この他にサル(集団)と野うさぎもみかけました。
私がテンカラの練習で場所をあらしまくったせいか、知人はぼうず。
納得が行かないようで、この後私と共に3時間かけて、石徹白川まで移動し、イブニングを楽しみました。こちらは、キャッチ&リリース区間が設けられておりさすがに魚影が濃く、知人は立て続けに3匹の岩魚をゲット!逆に未熟な私は、何度も釣られて経験豊かな魚にたちうちできず、ぼうずでした。
ただ跨ったものの行き先を決めていません。いつもの根尾谷往復でもするか。と国道157号へ。
忘れてました!
国道157は1カ月前に開店した日本最大級?のメガマートモレア岐阜へ行く人で大渋滞!!(昨日家族サービスで行って懲りたばかりなのに…)
もともと道が狭く、ぎゅうぎゅうの渋滞でスーパーシェルパといえど、なかなかすり抜けもできず、たまらず根尾川堤防まで迂回。
ふと見ると河原へ降りる道の鎖が外れています。(最近は不法投棄の関係で河原へ降りる道はほとんど閉鎖)
渋滞回避に時間がかかったので根尾谷はあきらめ砂利道走破を満喫しました。う~ん、なんか中途半端。
今日はバイクでなく、3月に購入したての日産セレナで、知人と一緒に根尾川の支流の河内谷へルアーフィッシングに行ってきました。
いつも、知人の4WDを出してもらって申し訳ないので、自分の車を出したのですが、これが失敗でした。
いつもの土手下に止めて釣りをし、さあ移動と思ったら前輪が浮いてしまい登れないのです。(ちなみに私のはFFです)
後ろから押してもらい、なんとか脱出しましたが、こういうところはFFはダメだ!とあらためて認識しました。
(砂ぼこりまみれのセレナ)
(岩の子谷と河内谷の合流地点)
私はルアー、知人はフライだったのですが、肝心の釣果は・・・ゼロです。
寒かったのか、夕方にもかかわらずライズもなく、魚影すら確認できません。それともゴールデンウイーク中に全部釣りきられてしまったのか。単に下手くそなだけか。
(私ではありません)
すぐに飽きてしまい、周りを散策。
わらび?ぜんまい?
周りに刈り取った跡があったのでこれも山菜かな?
途中、すれちがった人も言っていましたが、今年は春が遅いようです。林道の傍らにも雪がまだどっさり残ってました。その分へびが出なくて安心ですが。
ちなみに、そのすれ違った人はどっさりアマゴを釣ってました。聞くとテンカラ釣り(和式毛ばり)とのこと。
次回は道具を調達し、ぜひテンカラに挑戦したいと思います。
ということで、魚の画像はありません。
定番ツーリングコースの最奥にある、奥美濃水力発電所・上大須ダムに行ってきました。
岐阜市から国道157号を北上し、有名な根尾の薄墨桜のふもとを右へ折れ根尾川支流の東谷川を更に10Km余り北上する、奥美濃の最深部にあります。
細い山道(といっても舗装されていますが)を登っていくと急に下の風景が見えてきます。
徳山ダムと同じ、ロックフィル形式のダムで高さ98mになります。(ちなみに徳山ダムは高さ161m)
ダム湖畔にある、展望公園です。小ぶりの桜がちょうど満開でした。
同じ場所から上流側の写真です。右手に関市板取にかかる奥美濃最高峰のドウノ天井(山の名前です)があり、その頂上付近に上池となる川浦ダムがあって、この上大須ダムを下池として揚水発電を行っています。
上池の川浦ダム(かおれダムと読みます)は、黒部ダムと同じアーチ式コンクリートダムで高さは、上大須ダムより少し高い108mです。
是非見てみたいのですが、川浦ダムへ通じるルートは立ち入り禁止となっています。
これが私には非常に不満で、建設中のプレスリリースでは、地元の人が気軽に遊びにこれるように遊歩道や東屋もあわせて整備中と出てたはずなのに、なぜかず~っと立ち入り禁止なのです。
確かにこの近辺は、山肌の崩落は頻繁に発生し、雪解け時期になると雪崩とともに山の斜面が崩落し、巨大な岩が路面にごろごろこしていて危険です。
しかし、上大須ダムの周遊路もあちこち崩落しており通行にも神経を使いますが、立ち入り禁止にはなっていません。
川浦ダムはそれ以上に危険だから通行禁止になっているのだとすれば、そもそもダムは大丈夫なの?と疑いたくなってしまいます。
こんな崩落ばっかりする所なんだから、ダムの底が抜けて大洪水!?なんてなるわけないですね。
帰りに神崎で合流する円原川を上ってきました。円原と書いて「かどはら」と読むそうです。途中「日本一の伏流水」という看板があり、水を汲みに来ている人もいました。
写真の少し上流で川が枯れていて、岸から水が噴出しているので、この水全部が伏流水になります。
すばらしく水が澄んでいます。今ではめずらしい、岩のりも自生しているそうです。
更に川が枯れた所を上っていくと、再び水量が復活します。
三尾谷出会いの所にある、地元の人でしょうか手作りの標識です。
「弥十郎の滝 2KM」、「養老の2倍の高さ」とあります。養老の滝は高さ約30mですから60mということになります。
行きたかったのですが、日も暮れかけ、この先の道から急に寂しく、うすら寒い感じがしたのであきらめました。次回是非チャレンジします。
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帰ってネットで調べると、結構雄大な滝でした。
ただ、林道からかなり歩かなければならないようです。
「マルチメディア 平成の風土記 岐阜」