久しぶりに自転車屋

ここのところ自転車に乗れていない。仕事のコトでざわざわしており10月に入らないと落ち着かないだろう。

今年は残暑もなくて走りやすいのにもったいない…。がしょうがない。

夜勤明けに、久しぶりに自転車屋を覗いた。ざーっと眺めて、ランドナー用にディスプレイスタンドを求めた。

自転車小屋(件革仕事の作業場)の整理もまだまだ。全部10月からだ。

野田線にて

大雨を降らせた台風は岩手沖の太平洋に去っていった。
台風が残していった湿気が首に太ももにまとわりつく。

ニール・ヤングの"Harvest Moon"を聴きながら花村萬月を読んでいた。電車には西日が強く差し込んでいたが、"Harvest Moon"を聴くといつも月明かりの下で夜風にあたっている心地がする。

柏で女の子が乗り込んできた。胸が大きい。乗り込んできたとき、気がついたものがハッと息を呑むのが聞こえるような気がするくらい胸が大きかった。

ニール・ヤングを聴きながら花村萬月を読んでいた。時々胸の大きい女の子のきれいな素足を見つめる。電車の窓いっぱいに西日が差し込んでいた。

どうやったらこの女の子と知り合いになれるだろうか、とぼんやり思いながら夜風に当たっているような心地をしていた。

降りる駅についたが、胸の大きい女の子は降りなかった。
それなので、ニール・ヤングの吹くハーモニカに合わせて口笛を吹きながら家に帰った。