goo blog サービス終了のお知らせ 

FREEDOM~陽だまり探し~

趣味の釣りを中心とした私的考察・釣行記、転職・住まい購入、バイク・ゴルフ・政治や時事などの私的好奇心を綴っております。

あんた、それもう釣り人ってよか、ほとんどリバーウォッチャー!?

2009-06-22 | 釣り
 行ってまいりました、閉伊川へ。と申しましても、予定していた6月21日(日)ではなく、本日22日(月)に行ってまいりました
 予定変更の理由は「21日は大雨・洪水注意報が出てたから」です。結局、雨はほとんど降りませんでしたケドね、気象庁さん
 と、気象庁さんへのイヤミは置いときまして、冒頭画像は閉伊川水系の支流・小国川です。
 さて、閉伊川水系の探索ですが、朝(深夜?)2時に家を出て、3時頃に「やまびこ館 道の駅」に到着。かなり雨雲が厚いらしく、日の出時間過ぎてもまだ暗い状況、さっそく自動販売機へ。と言ってもジュースを買うんじゃありません、『自販機の蛍光灯に集まってる虫のチェック』です。見ると、居るわ・居るわ、いろんな虫が。一番印象に残ったのは、名前は分かりませんが、ムカシトンボと言うより「原始トンボ?」てなくらい珍しいトンボ?がおりました。画像はこちら!触覚が異様に長いです。写真は羽ばたいてますが、静止状態の羽のたたみ方はセミのような感じでした。でも体つきも顔もトンボ?です。

 さらに、ヒゲナガやアカマダラカゲロウ、オオヤマカワゲラにユスリカ系など数知れずの虫たち。画像はこちら!



 健康な川のようです。さらに、私が度々水辺環境について語る時に出てきます、「鳥達」。こんな看板があちこちに立ってました。

 生態系が健全に機能していて、魚影も濃いのだと思います。しかし、川鵜の食害も深刻かも知れませんが、かつて全国的に農薬や生き物達を無視した堰の建設、護岸工事などで川の資源再生能力が壊滅的状況になった頃(今も改善はされてませんが・・・)、川鵜も絶滅が危惧された事も有った鳥ですので、根絶やしにするほど撃ち殺さないように祈るばかりです
 鳥は猛禽類も居りましたし、ウミネコも海から上がってきてました。魚が多いことを期待して、なんとか川井村で入渓ポイントをみつけ川原に降り立ちルアーをキャスト。川を少しずつ下りながら、ルアーローテーションを行いつつキャストを繰り返しますが、チェイスも無し。対岸で3回くらいディンプルライズを見ましたが、ルアー届かず・・・。ウミネコがこちらを見て、せせら笑ってるように感じました。3羽いたウミネコの一羽が飛び立ち、ライズの有った川面に突っ込みました。「はぁ~、魚咥えてるぅー・・・」、絶対にせせら笑ってました、あのウミネコ
 で、反応も無いまま時間が過ぎ、「こりゃ、ダメだな!」と潔く諦め、海まで国道106号線を下ってみました。途中、サクラマスポイントを探しながら、寄り道しつつ、朝7時頃に宮古市の「シートピアなあど」に到着。「これが、閉伊川の河口か、結構新しい堤防なんだなぁ。」とちょっと観察。上流から海まで見ての感想は、あくまで私見ですけど「閉伊川は中上流域の雰囲気の流呈が長く、同じくサクラマスで有名な山形県庄内地方の赤川に似ているけど、河口は完全護岸堤防で、なんだかギャップがあるなぁ・・・。」です。赤川とか、雄物川なんかは河口が砂浜(注=雄物川は河口近くで、完全護岸の運河と自然な海への流れ込み河口とに分かれてます)なんで、サーフのルアーフィッシングにも赴きがあるんですよね。
 あと、閉伊川は堰が多く感じました。それと、やはり上流部から下流部まで入渓・入川ポイントが少ない。川原に続く殆どの小道は、降りようとすると先が畑です。十数年耕し続けて、個人で登記し、私有地となってる場所もあるでしょうが、登記せずに勝手に畑にしてる場所も多いはずです。登記されていない河川敷は公共の場な筈なので、どこを通ろうが問題は無いのですが、やはり常識的に他人様が耕して作物植えてる所には入れませんよね。何とかしてほしいものです

 入渓ポイントに関しては漁協の方に、是非考えていただきたいです。閉伊川漁協さんは、放流量を見てもしっかり取り組まれておる漁協さんとお見受けいたします。7月からは鮎解禁となりますが、東北各地や北陸を見てきた私の個人意見ですけど、成功している漁協は、どこも釣り人を受け入れる為の努力と工夫をしております。地元に他方から釣り人を呼び、地元経済を活性化させる為に最低限なことであると同時に、もっとも効果的なのは、『駐車場の確保と、入渓ポイントの多さ』を整備することです。富山県の神通川水系・山形県の最上白川水系・秋田県の米代川水系や雄物川支流玉川など、特に鮎で成功しておる漁協さんは駐車スペースと入渓ポイントが整備されております。岩手県に来て思うことは、『まだまだ漁協運営も遊漁者を"お客様”と捉えて、サービス業の観点から河川の利用し易さを追求するに至ってないのだなぁ・・・。』と残念に思います(生意気言ってスミマセン)。

 夏に向けて、初めて岩手遠征(渓流のフライ・ルアー)をなさる方には、雫石川水系と和賀川水系、猿ヶ石川水系なんかをお勧めします。閉伊川でしたら、本流の閉伊川よりも支流に分け入ったほうが良いと思います。多分、川の様子(中上流域の大岩・ゴロタの沈み石の流呈が延々と続く)から「鮎師天国」になっちゃうと思います。でも問題として、支流も国道106号からだと、案内看板も無くどこから入ればよいのか分かり難いです。

 あと、本日の釣行時に餌釣りの方3名ほどお見かけしましたが、状況は渋いようでした。で、帰ってきてから知ったのですが、昨日は川井村の閉伊川で、釣り大会が開催されておったそうです。魚見えない筈ですよね、支流の林道を是が非でも探すべきでした。情報収集不足・・・反省します