ブログ バジリカ

今日もシャランラ♪

仕方なく春

2005年03月31日 | 日常
あああ。3月が終わる。流石にもう冬のカッコはしてたらアカン訳なのね。フェルト地のコートとか厚手のツィード地のスカートとかウールの分厚いセーターとか着てたら、「じじむさい扱い」なのね。ブーツは? ロングブーツは? やっぱりダメ? ・・・はああ(溜息)。

大体日本人は季節感にウルサすぎる。俳句には季語を盛り込み、茶杓は季節に相応しい御名のついたものを用意。着物にも袷、一重、絽、と月よって厳格な衣替えのルール。その辺の暗黙のプレッシャーは現代にも脈々と受け継がれている訳で。・・・みんな本当に純粋に楽しんでやってるんだろうか。実は自分らでマニアックに培ったルールに縛られて、逆に不便な思いをしてない? 後悔してない? ・・・私が日本国民を代表して言おうか。「すまん。正直邪魔くさい!」 これがまた数千年もかけて崩さないなんて、みんなストイックでマゾなのか、臆病で恥ずかしがりで言い出せなかったのか、単にエエかっこしいなのか。

沖縄とか北海道とか、そういう処はドレスコードが論理的かつ合理的なんだろうな。京都でも一度四月に一週間ほどドカ雪でも降るといいのかも。

・・・せめて「もこもこスリッパ」は5月まで履くもんね。体温低いのよー。足下冷えるのよー。

標準語の京女

2005年03月30日 | 日常
Aさんは、たまに突如ベタベタの標準語で話しだす。確か私の高校の先輩で家は自営業だった筈だから、子供の頃からずっと京都に住んでいた筈だ。その標準語アクセントは一体何処から?、と思って聞いてみたら、「主人は九州出身だし、周囲があまり関西弁を話さないから」なのだと言う。そしてよくよく思い返してみたら、関西弁以外の人間が話の輪に混じった時だけ標準イントネーションが出るらしいのだった。つまりあれだ。白人を見たら喩え相手がイタリア人でもつい咄嗟に英語を投げかけてしまう、みたいな状態なのかもしれない。

そうかと思えば、横浜に10年居たというBさんは、全然あちらのイントネーションが出ない。元々関西育ちとはいえ、関西に移勤してきてからAさんと同じような事態は起こらないんだろうか。私は他の方言の地域に住んだことがないから、そういうのってすごい興味あるんだけど。

そういや子供の頃、朝の連ドラを見て学校へ来るとヒロインの方言が移っている子が居た(笑)。ありゃーすごい、と今でも思う。手話の出てくるドラマを一週間ほどかけてビデオで見て、口を開くと簡単な手話が入ってしまうようになってしまった子も居たな。どちらも女の子だ。鼻風邪みたいなもんで、すぐに消えるんだろうけれど。

とりあえず、あのAさんの文単位のアクセント切り替えは一種の芸の域に達していると思う。なんかこう私も余所の言葉を地元の人がビビる程操れるようになってみたい、とかいう妄想が復活する今日この頃だ。出来ればすごいマニアックな方言をキボンヌ(笑)。

ビーズアクセup/好きな石のこと

2005年03月28日 | HP更新情報

The Basil-made vol.1
を更新。



たまに石を買う店は三条のアーケードにある某鉱石屋さんなのだけれど、アクセにするとかしないとか関係なく、色んな原石がゴロゴロあってとても面白い。

下の文字が浮き出て見えるTV石とか、理科の実験室にもあったような方解石とか。もちろんシダの浮き出た砂岩や大小アンモナイトも揃っているし、でっかい紫水晶の洞穴みたいな置物もある。

私の好きな鉱石は、名前は覚えてないんだけど、淡い氷河みたいな水色(pale glacious blue)をした奴だ(二階にあるのよ。見たら分かるんだけど)。初めて見たとき、「ほわー・・・なんてきれいな石なんだろう・・・」とうっとりした。たしかトルコにああいう色した塩田があるんだわ。いつかトルコへ行ったら見に行きたい。つーか、グレイシヤー(氷河)そのものも見てみたい。南米のどっかにまだ残ってたんじゃなかったっけ。氷河期の終わりにグレイシヤーに削られてできた谷底、ちゅう場所でならキャンプしたことがあるんだが。

・・・あの店では幾度となくあの淡い氷河みたいな水色の石を眺めてる。まだあるかな。いつか欲しいな。

そんな花粉症の良いところ

2005年03月25日 | 日常
ほぼ日の花粉コーナーを見ていたら、マスクをした人々が「キシリア」とか「キャシャーン」とか呼ばれていた。TVでは腐海へ行くより重装備の格好で家事に勤しむ主婦の姿。電車の中でもクシャミの輪唱が途切れない。

かくいう私も花粉症だ。でもスギ花粉に対するアレルギーは低い方なので、今の処は一日ティッシュ5枚以内で済んでいる。とはいえ、屋外へ出れば耳の奥は中耳炎のようにかゆいし、目は涙目になるし、クシャミはしょっちゅう出る。ノドやハナの粘膜も痛いし、時々血の匂いがすると思ったらティッシュに血が滲んでいる時もある。

しかしこのレベルでまだヒタヒタと大人しくガマンしていられるのは、まことの敵に遭遇した時の惨劇を知っているからだ。それはカモガヤ(イネ科)。もう少し先の季節の産物である。遠い昔のある日、突如2時間くらい涙とクシャミと鼻水が止まらなくなった。それがデビュー自覚の日。・・・家族の中で私だけだ。スギ花粉が本命の人は杉林に放火したくなるんだろうが、私は今年はコメなんか取れんでいいから害虫の異常発生カモーン!という気分になる。もとい、手近な処で裏庭焼き討ちだよな。いやはや。

でも花粉症のいいのは、アピール力のある処だと思う。日本人5人に1人という驚異的な数により、その「大変振り」が日夜メディアで報道されまくり認知されている。患者としてもやりやすいと思う。言っても「はぁ?」って感じか、言う訳にもいかない半端な病気、沢山あるからね。なんかこう、花粉症の立ち位置に嫉妬を覚える訳である。慢性疲労症の時なんて、外から全然分からないけど花粉症なんかよりずっとしんどくて原因も不明で分かって貰いにくかったのに。花粉症ばっかり同情を集めちゃって。なによなによ、アンタなんかにどーせアタイの気持ちは分かんないわ、みたいな。・・・って自分も花粉症なんだけどさ(どうしたいねん;)。

そんなこんなで、暴風雨と害虫の異常発生を日々祈る今日この頃だ。・・・なんか1000年前の悪役陰陽師のようである。きっと今の私は黒髪ロン毛で眉毛太くて瞼はどす黒くなってるに違いない。

◇ ほぼ日・花粉情報局・・・鼻水垂らしながら、あえぎ足掻く亡者ども。含む私。

知られざる桜餅

2005年03月24日 | 食べ物
◇ 桜餅の葉っぱを食す会

先日、「近所のお餅屋さんで売ってるような、おはぎタイプの方が好きだなあ」と書いたのだが、上記のサイトで、それは関西風桜餅であったことを知った。とらやのは関東風だったのである。・・・うわー、2種類あるなんて知りませんでした!

ちなみに関西風(おはぎタイプ)のはその原材料から「道明寺」と呼ばれ、関東風(小麦粉ワッフル型)のは発祥の地から「長命寺」と呼ばれているらしい。ということは、とらやは桜餅導入にあたって、より起源に近いスタイルを選んだものと見える。

葉っぱにしても、もといこれは外して食べてよいものだったのか、と。めくれば楊枝で切れるなあ。葉っぱ付きの味の方が好きだし、よけると葉っぱがゴミになるけれど。

関係ない話だが、「花より男子」の台湾ドラマ版で、道明寺という男の子が「ドウミンスー!(スー、が高い)」と連呼されていた。1回観たきりだがすっかり擦り込まれてしまい、以来「道明寺」と見ると「ドウミンスー!」と読まずにはいられない私だ。ところであのドラマってみんな台湾人の設定なのに、どうして日本人名前のままなんだろ?

とらや桜餅

2005年03月21日 | 食べ物
もしかして食べたことなかったかも?、と思って、すかさずゲットする(家庭内早い者勝ちの掟&エエもんはある時に食べとけの掟)。半殺しではなく、分厚いもっちりした厚い皮で漉し餡をくるんである。とはいえ、牛皮という感じでも饅頭の皮という感じでもない。小麦粉を溶いて作ったものだそうだ。・・・味はふつうに美味しかった。

しかし、かぶりつくと反対側からぶにっ、と餡がはみ出る!(焦) これは危険だ。非常に危険だ。ボテッといくかもしれない。けれども桜葉がついているので、懐紙の上で黒文字で切ることができない。どうしてもかぶりつくしかない。うーむ。・・・お茶席でこのテの桜餅が出てきたら、心すべし(>自分)。もちろん懐紙も大事をとって水菓子用の奴を使用すべしだ(片面が防水加工になってる懐紙。餡だの牛皮だのがべっちょりくっつくのも防げる)。

あーでも個人的には、桜餅は近所のお餅屋さんで花見団子と一緒に売ってるような、おはぎタイプの方が好きだなあ。

・・・今日はおやつ食べすぎ(反省;)。ちなみに上のお皿は「鴨川をどり」を観に行ったらもらえる奴である。ええ、私は一度も行ったことはありませんが。

◇ とらや・・・ここの暖簾は旧式に右から書いてあって、見る度に「やらと」と思ってしまう。

よーじや「姉さん顔」カプチーノ!

2005年03月21日 | 食べ物
「京の舞妓はん御用達」がウリの化粧道具屋さん、よーじや。私もかつては、ここのあぶらとり紙に世話になった時代がある(丈夫でよく吸収するのよね)(でも消耗品にしてはちと高い)。ついでに今もフェイスブラシとチークブラシを愛用中。・・・でも、なんでそこまで売れるか?、って気もしないでもない。最近は関空にまで店があるらしい。

久し振りに三条を通ったら、店の奥にカフェが出来ていたので、入ってみた。ふつーのカフェ。奥の壁面の横木の組み合わせパターンは、東山の東雲(←しののめ、と読みませう)を模したものか。ゴマまぶしチキンとゴボウの和サンドのハーフサイズと、カプチーノを食した。サンド、美味しい。カプチーノ、ふつう。

カプチーノには、よーじやのトレードマークになっている女子の顔がココアパウダーでついてくる。・・・インパクト120pts、可愛さ4pts、とか思いつつ写真を撮っていると、この女子の名前はなんだ?、という話になった。・・・知らへんなぁ(謎)。普通は名前をつけてアピールすると思うんだけど。きっと舞妓さん・芸妓さん名前のよーな気がする。「豆はな」とか。「菊の」とか。でも、千趣会でパウダーキットを売っていても多分買わへんわ(笑)。仮に「よーじや姉さん」と呼ぶことにした。片目づつ角砂糖を落としたら、よーじや姉さんは白目を剥いたホラー顔になった。あはは。

後でお店でちょこっとお買い物。メイク道具を見たら、私の持ってるラインはもうなかった。より上等なリス毛のフェイスブラシを手の甲でふひゃふひゃし(←ラヴリィ)、密かに「これ欲しいなー・・・」と思いつつ店を出る。

追記:「姉さん顔ドリンク」は、他に抹茶パウダーが載った何某かのコーヒーがある。美味しいのかどうかは分からない。私はチャレンジしなかった。

◇ よーじや・・・ホンモノとカプチーノ姉さんを比べてみよう!

携帯を買い換えたけれど

2005年03月20日 | 日常
携帯を買い換えた。前の奴は三年使って電池がバカになっていた。買い換えるならカメラの画素数の大きいもの、と思っていた。パソコンに取り込んで使いたい、と。お目当ての機種は売り切れ。「四月末までには入荷できるとは思うのですが」と言われたので、「では(四月末までの)キャンペーン内に間に合えば、ということで」と予約した。三月上旬のこと。

それが先日きた。ケーブルを買い、UEの方で試し撮りして、データ通信用CD-ROMをパソコンにインストール・・・する筈が、「.EXE」の付いたファイルしかない。あれ? Mac用のは入ってないのかな。不親切だなあ、と思いつつWebからDLすることにする。メーカーのHP内を探すこと数分。・・・ない。Mac用データ通信ソフトが存在してない。PC用しか作られてない。そんなアホな!!! てことは、メールで圧縮した奴しかパソコンに落とせない、ってこと? この200万画素はまるでムダってこと? ・・・うっそーん、お店でパソコンに取り込んで使う話をしたとき、Macには繋げられないなんて、店員さん一言も言わなかったよ?! 200万画素のデジカメ機能のために買い換えたよーなものなのにぃぃ!!!

意気消沈しつつ、もぞもぞ他の機能を探索し、iアプリの落ちゲーにはまって電池を使い果たした処でこれを書いている(・・・何をやってるんだ;)。いや、ケーブル使って落とせなくても圧縮しないで送る方法がある筈だ。もとい、そんなことにパケ代費やしたくないけど。・・・ちょっと、いや、かなり怒ってるんですけど。

ビーズアクセup/CMに見る職人たち

2005年03月17日 | HP更新情報

The Basil-made vol.1
を更新。

新旧ビーズ細工をまとめてアップ。「←latest」の付いてるヤツがそう。どうも写真を撮るのがヘタで苦労だ。他にupしたいモノもあったけど、またもや上手く撮れていなかった。トホホ。

ヒトは誰しも内に「職人的リビドー」というものを抱えているのではないだろうか。泣きすがるヨメを振り払ってでも何かに没頭して精緻を極めたくなるといった、どうしようもないリビドー。それは突如バラの花くわえてフラメンコを習いたくなったり、白装束で身を固めて西国三十三カ所巡りを始めたくなったりするのとは少し異なる。言うなればそれらは能動的かつ外へ向かう衝動であり、「職人的リビドー」は静的かつ内へ向かう衝動である。例をあげれば、「つるの恩返し」の「つう」。つうは切に訴える。「決して見ないで下さいまし」 あれはツルだとか見られたくないだとかいうことを意味しているのではなく、実は「ボットーしたいから邪魔しないでよね、ウザいんだからもう!」っていうメッセージではないのか。なおかつ、そんなヲタクでコミュニケーション不全なワガママちゃんでは社会でやっていかれないので、元々正しいニンゲンの姿形はしてないという。・・・アフラーック。

だからこそ、頬にお茶粉付けて桜の開花にも気付かず、ヨメに出された桜餅をなってない作法で下品にむさぼり食う福寿園の伊右衛門はんは、あえてシアター・ドラマシティの最後部からでも男前と分かるくらいの「ミスター濃い顔」・モックンでなくてはならない。あれがドランクドラゴンの塚地や茶釜から抜けなくなったタヌキであれば、哀れ伊右衛門はんは、何のためらいもなく国民から足蹴にされていた筈だ。・・・やっぱ男前は七難隠すのねえ。それはさておき。

大人のお約束。職人的リビドーを発現させる時は身の程と相談しつつぼちぼちと。

ま、そんなこんなで私の職人的リビドーは満たされ、暫くビーズに用はない。素人で良かった。めでたしめでたし、すってんころりのしゃん。

レバノンごはん

2005年03月15日 | 食べ物
頂いた、輸入物と思しき食べ物。中にはトマト汁の詰まった大きな缶詰と、クスクスっぽい顆粒の入った小さな袋。和えて放っとくだけで出来上がるらしい。何じゃこりゃ?、と思ってハコをひっくり返してみると、張り付けた日本語説明書きのシールにミントタブレ(サラダ)と書いてあった。あ、これもしかしてタブーリのことなんでは、と思い、スペルのアタリをつけて辞書を引いてみる。

出た。tabouleh(Merriam-Webster)だ。こう書くのかー。米国のSoup ExchangeとかSizzlerとかのサラダバーなどで見掛けたような、そうでないような(ウロ覚え)。クスクスと同じくモサモサしていた筈。パスタはぷりぷりするのに、なんで同じデュラムセモリナ粉で作ったものでも、タブーリやクスクスになるとモサモサするんだろうな。

ハコの日本語説明書きを読むと、レバノンの食べ物であることが判明。これも知らなかった。出している会社は、全面撤退が決まったカルフール(フランス国籍のスーパーマーケット)。そっか、とナゾが解ける。レバノンは仏国の植民地だったから(レバノン人はアラブ語の他に仏語を流暢に話す)、そこから本国へ持って帰ったコレが、タブレ(レにはアクソン付き)とより仏語風に名を変えて日常食になったんだんだな、と。

出来上がりを食べてみると、やはりモサモサ。微かに確かにミントティーのような芳香。でもモサモサながらも、食べていると慣れてくるというか、クセになってくる。・・・これはメキシコ料理における柔らかいトルティーリャ(ヤ)に似ているかも、と思いつつ、モサモサと食べ続けた。トルティーリャ(トウモロコシの粉でできたタコスの皮)も最初は、何じゃこりゃ(汗)、と思ったものだけど、慣れるとタパティヤ(小麦粉の粉で出来たタコスの皮)より好きになるんよね、なんか匂いが独特で。

・・・マユゲで鼻毛なカルロス・ゴーンも好物なのだろうか(←レバノン・仏国・ブラジル系)。