オリンピックを見ていて、女の人が出ていても誰も「ナデシコ・ジャパン!」と言わないんだなあ、と思った。バレーボールではそう呼んでいたように思う。他には、どういうシチュエーションで使われていたっけ。女子の運動選手に対してなら誰でもそう言うことにしたのかと思っていた。或はもうその呼び方は止めたんだろうか。
実は止めて欲しい、と私は思っている。戦いの時は女子だろうと猿だろうとそんなもん皆、「どえりゃあああああっ!(鼻息)」とか「キエェェェェェッ!(空手チョップ)」となっているものなのだ。対してナデシコは清楚で控えめな乙女の姿を讃えて形容するときの言葉だ。「女」というだけでこじつけるにはどう見てもムリがある。却って「ナデシコとは程遠い現実」がクローズアップされてしまって、聞く度に小っ恥づかしい。・・・もっとスポーツガールの溌剌とした良さがアピールされるような、適切なキャッチフレーズはないものなのだろうか。これじゃ「さわやか律子さん」の方がよっぽどマシだ。
先日女子カーリングの対イギリス戦を観ていたのだけれど、イギリス側に一人ゴツい人が居て、これが凄いダミ声で "Haaaard! Haaaard! C'mon girls, c'mon!!! (←母音はもれなく濁点付きで)” と、まさに“どえりゃあ勢いで”絶叫していて実にウケた。・・・あんたがカーリング? へっ、バカ言っちゃいけねえ、テキサスで牛の首に縄掛けて引きずり回してる方がお似合いだぜ。とこう、ひしゃげたマルボロくわえて次元大介の声で呟きたくなるような風情。こういう人に「ナデシコ」なんて形容を付けたとしたら冒涜の域だろう。「アマゾネス・ブリテン」とか「カラミティ・ブリテン」とか女子プロ並の押しとギラギラさが必要不可欠だ。対して日本勢は、そこまでじゃないけど皆、切れ者そうで何より目が怖かった(だって石投げるときどうしても三白眼になるんだもん)。これもやっぱり「ナデシコ」なんかではない。断じてない。うーん。「緋牡丹お竜・ジャパン」とかどうでしょう。いきなりガバ!と片肌脱いで「おどりゃあ!」とドスをアイスに突き立てる。そんな展開が後に続いてもおかしくない種類の気迫があった。
そういう訳で皆さん、「ナデシコ」ではありません。バレーボールの人達も「ナデシコ」は変です。
実は止めて欲しい、と私は思っている。戦いの時は女子だろうと猿だろうとそんなもん皆、「どえりゃあああああっ!(鼻息)」とか「キエェェェェェッ!(空手チョップ)」となっているものなのだ。対してナデシコは清楚で控えめな乙女の姿を讃えて形容するときの言葉だ。「女」というだけでこじつけるにはどう見てもムリがある。却って「ナデシコとは程遠い現実」がクローズアップされてしまって、聞く度に小っ恥づかしい。・・・もっとスポーツガールの溌剌とした良さがアピールされるような、適切なキャッチフレーズはないものなのだろうか。これじゃ「さわやか律子さん」の方がよっぽどマシだ。
先日女子カーリングの対イギリス戦を観ていたのだけれど、イギリス側に一人ゴツい人が居て、これが凄いダミ声で "Haaaard! Haaaard! C'mon girls, c'mon!!! (←母音はもれなく濁点付きで)” と、まさに“どえりゃあ勢いで”絶叫していて実にウケた。・・・あんたがカーリング? へっ、バカ言っちゃいけねえ、テキサスで牛の首に縄掛けて引きずり回してる方がお似合いだぜ。とこう、ひしゃげたマルボロくわえて次元大介の声で呟きたくなるような風情。こういう人に「ナデシコ」なんて形容を付けたとしたら冒涜の域だろう。「アマゾネス・ブリテン」とか「カラミティ・ブリテン」とか女子プロ並の押しとギラギラさが必要不可欠だ。対して日本勢は、そこまでじゃないけど皆、切れ者そうで何より目が怖かった(だって石投げるときどうしても三白眼になるんだもん)。これもやっぱり「ナデシコ」なんかではない。断じてない。うーん。「緋牡丹お竜・ジャパン」とかどうでしょう。いきなりガバ!と片肌脱いで「おどりゃあ!」とドスをアイスに突き立てる。そんな展開が後に続いてもおかしくない種類の気迫があった。
そういう訳で皆さん、「ナデシコ」ではありません。バレーボールの人達も「ナデシコ」は変です。