ブログ バジリカ

今日もシャランラ♪

「ナデシコ」じゃないジャパン

2006年02月20日 | 日常
オリンピックを見ていて、女の人が出ていても誰も「ナデシコ・ジャパン!」と言わないんだなあ、と思った。バレーボールではそう呼んでいたように思う。他には、どういうシチュエーションで使われていたっけ。女子の運動選手に対してなら誰でもそう言うことにしたのかと思っていた。或はもうその呼び方は止めたんだろうか。

実は止めて欲しい、と私は思っている。戦いの時は女子だろうと猿だろうとそんなもん皆、「どえりゃあああああっ!(鼻息)」とか「キエェェェェェッ!(空手チョップ)」となっているものなのだ。対してナデシコは清楚で控えめな乙女の姿を讃えて形容するときの言葉だ。「女」というだけでこじつけるにはどう見てもムリがある。却って「ナデシコとは程遠い現実」がクローズアップされてしまって、聞く度に小っ恥づかしい。・・・もっとスポーツガールの溌剌とした良さがアピールされるような、適切なキャッチフレーズはないものなのだろうか。これじゃ「さわやか律子さん」の方がよっぽどマシだ。

先日女子カーリングの対イギリス戦を観ていたのだけれど、イギリス側に一人ゴツい人が居て、これが凄いダミ声で "Haaaard! Haaaard! C'mon girls, c'mon!!! (←母音はもれなく濁点付きで)” と、まさに“どえりゃあ勢いで”絶叫していて実にウケた。・・・あんたがカーリング? へっ、バカ言っちゃいけねえ、テキサスで牛の首に縄掛けて引きずり回してる方がお似合いだぜ。とこう、ひしゃげたマルボロくわえて次元大介の声で呟きたくなるような風情。こういう人に「ナデシコ」なんて形容を付けたとしたら冒涜の域だろう。「アマゾネス・ブリテン」とか「カラミティ・ブリテン」とか女子プロ並の押しとギラギラさが必要不可欠だ。対して日本勢は、そこまでじゃないけど皆、切れ者そうで何より目が怖かった(だって石投げるときどうしても三白眼になるんだもん)。これもやっぱり「ナデシコ」なんかではない。断じてない。うーん。「緋牡丹お竜・ジャパン」とかどうでしょう。いきなりガバ!と片肌脱いで「おどりゃあ!」とドスをアイスに突き立てる。そんな展開が後に続いてもおかしくない種類の気迫があった。

そういう訳で皆さん、「ナデシコ」ではありません。バレーボールの人達も「ナデシコ」は変です。

ikariのラムチョコ

2006年02月16日 | 食べ物
ikariで買った最后の一個を食べてしまった。あーあ、おしまい。イタリア直輸入。3つ入り500円。掛けで買ってみたらとても美味しかった(うち一つはコアントロー味でこっちはいまいちだったんだけど)。想像していたリキュールチョコと違って砂糖のガリガリクラスタが無く、半球型の厚いダークチョコのシェルの中に半練りのゆるいラムチョコが入っていた。そのラムの練りチョコが、実に濃い。ストレートでラムを舐めているかのように辛い。でもチョコもラムも良いものを使っているので、エグくない。

残っているのは(ていうか貰っておいて悪いが;)、一応銘柄の別のリキュールチョコ。でもIkariのあのラムチョコが忘れられなくて、手が伸びない。

もう一度あのラムチョコが食べたい。

大鶴義丹

2006年02月12日 | 日常
TVをつけると大鶴義丹がトーク番組に出ていた。人前で喋っている処を見るのは初めてだ。大鶴義丹といえばどうもマルシアのインパクトが強かったせいか、逃げ腰で印象の弱い人、といった漠然としたイメージしかない。しかし見ていると、(有名人だらけの)家族を貶めないよう注意を払いつつ、それでもヒネず悪びれず普通の調子で自分の主張を上手く繰り出している。客観性と気付きの両方がそこそこ効いており、発言のひとつひとつに地味な説得力がある(高校を中退した話も、無茶苦茶悪さした話も、離婚した話も)。あ、この人、頭いいんだ、と思った。普通に自分のペースで上手く伝えられる力量があるから、下手に隠したり誤摩化したりして胡散臭くならずにすむのだ。カリスマ性もそう感じられないし、あんまり格好いいとも思わないけど、周囲と上手くコミュニケーションを取って生き残る人なんだろうなあ、と思った。それでも裏では性格的に弱い大穴がボコボコ空いていて、また困ったときには周囲に色々助けて貰ったりするんだろう。

頭良くて話し上手なのっていいな、と思う(←自分がそうなりたい)。「やっぱり小さい頃から(インテリ劇団員などの)頭のいい人に囲まれて育つと、頭良くなるのかなあ」と呟くと、隣で見ていた母が「いやきっとお母さん(女優の李麗仙)が賢い人やったんやと思うよ」と言う。ではあのインパクト大のタコ坊主親父の影響は?、と訝しみつつも、「母の総明度は大事ってことか」と私。・・・沈黙三秒。「済まんかったねえ」と母。何をおっしゃるウサギさん。

話ははずれるが「おおつるぎたん」と入れて一括変換したら、サクッと正しい漢字が出てきた。「郷ひろみ」「上戸彩」「キャイ~ン」とこれまた教えた訳でもないのに変換できる。しかし「友近」は知らないらしい。なのに何故か「青木さやか」は知っている! ・・・この日本語変換機能、新迷解さん並に好みが偏っていそうだ。

毒出し汁

2006年02月11日 | 日常
こないだとあるオーガニック屋で呼び止められ、何やらジュースを試飲した。Detox cordial。店員さんが説明する。ティースプーン一杯を水で薄めて朝晩飲んでください。疲れて溜まった体の老廃物を排出します。ジンジャーも入っていますので、代謝の悪い人に良いですよ。リンゴジュースがベースなので飲みやすくなっています、とのこと。飲んでみるとシラントロの味がした。これは香菜入ってるわ、と思ってボトルをひっくり返して成分を見てみたら、やはり「コリアンダー」の文字が。そうそう、シラントロは重金属や老廃物を排出すんのよね(ドクダミ味;)。デトックスのシロップといえばWeleda(ヴェレダ)が有名。ちなみにそっちは売り切れていた(白樺キシリトール味)。こないだの似非インフルエンザみたいな風邪といい、この冬は既に4回風邪引いている(もう勘弁してくれ;)。もとい、酷い冷えでつま先にまでカイロを貼ってないと、冷たいどころかキリキリ痛い。当然免疫・体力落ちまくりの日々。そこで思う訳である。もしや毒溜まってるんですか私?、と。

セーターもスカートも買っていない。なんぞモノが増えた風もない。なのに何故かお金が消えている月は、そういうモノをちょこまかと買っているような気がする。・・・見果てぬ夢である。全然お変わりありませんことよ、結局買って飲んでみてるけど(<デトックス汁)。それでまた「アルファリポ酸飲んだら温かくなるかな」とか「もしかしてマカ飲んだら元気出るかも」とか思って検索しちゃう訳ですよ。で買っちまう訳です。・・・今に見ておれ。そのうち元気にぴちぴちマグロだぜ。

最近、死んだ祖母の電気敷毛布を譲り受けて使っている。これがもう、涙が滲むほど温かい。初めて使った日は、日本海をはさんだ雪積もる北陸の山脈を背景に、広大な石造りのローマ風スパで一日中遊ぶ夢を見ちゃったよ(ということは日本海の小島だったのね、あそこは)。ああ私は寝ているときまでほんに寒かったのだわ、と改めて確信。なんかもう冷えすぎてよく分からなくなっていた。ただ、コタツで居眠りしてしまった後に似た不快感が残るんよね(暑すぎる訳ではない)。これって身体によくないのでは。ついでに、プラスイオンの影響とか。一時マイナスイオンとプラスイオンの話題で持ち切りだったけど、最近とんと聞かない。誰か利害関係者が陰で握りつぶしたんだろうか? もしあの話が本当なら、電気カーペットも電気毛布も身体に悪そうなんだけど。

日々之人体実験だ。

◇ デトックス・コーディアル・・・ヴェレダのが売り切れってことは、密かに人気あるんだろうか。

良い夢

2006年02月03日 | 不思議ちゃん
すみませんが風邪で沢山寝た(何故か出だしだけが敬語)。その中で印象的だった夢をひとつ。

超高層ビルの屋上の縁に居る。70~80階建てくらいの高さで茫々と風が吹いている。どうやらそこへたどり着くまで、ずっと高い処を歩くか渡るかしてきたらしい。しかしこの先は遥か下の方に、僅か数階建ての豆粒のようなビルばかりしかなく、そういったものが延々地の果てまで続いている。困った。先へ進めない。試しに水滴を落としてみる。水はぱらぱらと風に砕けて眼下に見えなくなった。・・・これって飛び降りないと先へ行けないのかなあ、と考える。飛べたらいいけど、飛べる保証はないしなあ、と思い悩んでいたら、隣で声がした。「しょうがない、階段を降りるか」 ば!、と振り返って、・・・えええ、階段てアンタ!(汗)、とそれはもう額に青い縦線のいっぱい入ったちびまる子ちゃんみたいな顔になる私。だって階段だなんて、誰が最初にあるなんて言いましたよ? 大体こんな荒唐無稽なシチュエーションで、あり得ませんよ反則技ですよ。・・・と思ったら、私の居る処は屋上ではなくて、ビルの中の打ちっぱなしのコンクリに囲まれた一室の中になっていた。ガラスのはめ込まれていない大きな窓から、先ほどの高い処から見た景色がそのままマグリットの絵かなにかのようにぽっかり見えている。部屋の中は何も無く真っ暗のがらんどう。蛍光灯すらない。先ほどの隣の人はどうやら壁の向こうの隣の部屋に居て、同じようにくり抜かれた窓から外を見て呟いたらしい。で、後ろを見たら対角線状の処に鉄扉があったので、ではさてなるほど階段階段、と思いながら扉を押して出て行く・・・、という夢。(出るとそこは広々とした何処かの市民ホールのロビーで、こないだ横浜開港150周年記念のクッキーをくれた友達が着物を着てなにがしかのリハーサルに向かう処に出くわすんだけど、それはまた別の夢)

・・・まあ大体あの「しょうがない、階段を降りるか」って言った人、天才やね(白っぽいシャツを着た男の子だったように思う)。土壇場においては、ああいうクリエイティブな発想転換力が私にも欲しいぞ、とつくづく思った(ありゃー人生の武器ってもんだ)。それはさておき、この夢でひとつ、目出たいことがある。それは晴れていたこと! 私の夢は大抵が白黒で、空は必ずどんより暗い曇り空なのだ。それはもう何時なんどきでも気が滅入るような鈍色の空なのだ。これが今回の超高層ビルのてっぺんでは、どうにもスカッと気持ちよく晴れていた。左側、つまり南側から朝日すら差していた(ってちょっと変だけど)。・・・ああ、惜しいことをした。降りられるかとか先へ進めるかとかより、何よりあの晴れた明るい空をエンジョイするのだった。もったいない。次、いつ夢の中で見られるか分からないのに。ま、あの一連の夢はどれもめづらしく良いお天気だったけど。

にしても「階段を下りる」って何だろう。