「はだしのゲン」を世界へ

アニメ『はだしのゲン』は原爆の悲惨な現実を訴える大きな力をもっている。世界中の人にこのアニメを見てもらう運動をします。

ヒロシマの恐怖を痛切に

2007年08月25日 | 世界中からのレビュー
★このブログでは「はだしのゲン」を世界へ!!という取組みを行っています。アニメ『はだしのゲン』を世界中の人に少しでも多く見てもらい、原爆の実態を知ってもらおうという運動です。IMDbという映画情報サイトでアニメ 『はだしのゲン』 に投票していただき、このアニメの存在を世界に知ってもらうことを呼びかけています。

皆様による、数分でできる投票が、あと400集まれば、このアニメが、アニメランキングのトップ10内に躍り出て、世界にその存在を知られるようになるのです。

もし賛同していただけるなら、ぜひ投票をお願いします。また、このブログを紹介していただいたり、呼びかけ文 をブログやメールに貼り付けていただけると、さらに輪が広がります。詳しくは、呼びかけ文 や、8月12付けの 「はだしのゲン」への投票を!! をご覧ください。

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今日はまた、IMDbのアニメ「はだしのゲン」へのレビューからひとつ選びます。

「ヒロシマの恐怖‥‥これほどリアルなものはなかった」と題されています。
アメリカ、ニューヨークのfabio-46さん。2005年の投稿です。

私は、このアニメの傑作を見ている間、何度も泣いたことを認めざるを得ません。戦争の恐怖と原爆の黙示録は、私の眼と魂を深い内面へと巻き込みました。最初の犠牲者は、無辜の民だとうことを常に忘れてはなりません。「はだしのゲン」は傑作であり、全人類にとっての遺産です。私は、これまで多くの話を読み、何人かの被爆者とも話しました。しかしこれは、1945年の8月に起ったことに、痛切なまでに接近した最初の映画です。映画の最後に私が言いたかったことは、ただひとつ、「ごめんさない、私が人間であり、これほどに限られていることに、ごめんなさい‥‥ごめんなさい」

I have to admit it. I cried, I cried a lot while watching this masterpiece of animation. The horror of the war and the apocalypse of the atomic bomb, engulfed my eyes and my soul so deep inside. It always should be remembered: the first casualty of war is innocence. Hadashi no Gen is a masterpiece, a legacy for the whole humanity. I have read many stories and talked to some survivors from the atomic bombs and I have to say that this movie is the first one that get so poignantly close to what happened on that August, 1945. The only thing I wanted to say at the end of the movie was:"I am sorry, I am sorry that I am human and that I can be so limited...I am sorry..."

決め付けない視点

2007年08月19日 | 世界中からのレビュー
★このブログでは「はだしのゲン」を世界へ!!という取組みを行っています。アニメ『はだしのゲン』を世界中の人に少しでも多く見てもらい、原爆の実態を知ってもらおうという運動です。IMDbという映画情報サイトでアニメ 『はだしのゲン』 に投票していただき、このアニメの存在を世界に知ってもらうことを呼びかけています。

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今日は、IMDbの「はだしのゲン」について投稿されたレビューのひとつをご紹介します。「ホームシックになった」というタイトルです。文章から察するにアメリカ在住の韓国人か、韓国系のアメリカ人のようです。

見終わって、絶対に自分のコレクションに加えるつもりだとのことです。「テーマが非常に重要です。私たちは通常、アメリカ人の視点から広島を見ます。日本人の立場から広島を見ることが重要です。ただ、この映画は、アメリカが悪かったと言うことに重きを置いているようには見えないのです。アメリカの映画は、これほどに中立的だと思えません。」

続いてこの人は、このアニメに描かれた家族や親子の関係が、韓国での昔の自分の生活を思い出させたといいます。韓国と日本ではもちろん違いはありますが、基本的には似ているとのことです。もちろんそれは、両国ともに失われつつあるものです。「はだしのゲン」を見て、かつての韓国での生活をなつかしく思い出したようです。

「はだしのゲン」においてアメリカが、悪と決め付けられていない、とうことは多かれ少なかれ見る人の印象に残るようです。先に紹介したアメリカ人のコメントにもありましたね。日本人はあまり意識しないかも知れませんが、この相手を一方的に悪と決め付けない視点は、このアニメにこめられたもうひとつの大切なメッセージかもしれません。

7歳の時に大スクリーンで見た(ロシアより)

2007年07月23日 | 世界中からのレビュー
IMDbの「はだしのゲン」のページに掲載されたコメントをそのまま訳して(原文も添えて)掲載するのは、著作権法に触れると思われますので、これからは、一部分を翻訳、一部分を要約などしながら、私のコメントも加えるような形で紹介していきます。

今日は、ロシアのAndrei Pavlovさんという人が、2006年5月に投稿したコメントです。

タイトルは「私の子供時代の記憶によると素晴らしいアニメーション」となっています。

この人は、7歳の頃にこのアニメを見て、強く心に残ったようです。大きなスクリーンで見た、人々が焼かれ骨だけた残っていく原子爆弾の恐怖に強烈な印象を持ったようです。

にもかかわらず、「今日に至るまで私は、このアニメの宝についての情報を何も得ることができませんでした。私は、今急いでこのレビューを投稿しています。なぜなら、このアニメに比べたら、『Mr.インクレディブル』(原題:The Incredibles)などは、10点中1点に過ぎないからです。」

何人かのロシア人は、このアニメのことを覚えているだろうと、この人は言います。ロシアの劇場で公開されたからです。しかし、今ではこの映画はメディアから消し去られ、リリースもされていないとのことです。『千と千尋‥‥』もよいが、『はなしのゲン』こそ、本当の歴史を背景とする傑作だといいます。

「ついに、IMDbでこのアニメについてのデータを読むことができてうれしく思います。しかし、投票数からして、IMDbを訪れる人のうち、この価値あるアニメに気づいている人は、それほど多くないでしょう。核戦争が起こる前に、この映画を見るべきです。」

このロシアの人の、何とかして「はだしのゲン」を多くの人に見てもらいたいという思いが伝わってくるコメントです。もちろんこの方は10点で投票しています。

◆IMDbを訪問する少しでも多く人が、このア二メに気づいてくれるようにするには、投票数を何とか1000まで上げて、ランイキングの上位に表示されるようにすることです。

私たちがちょっと努力すればできることなのです。ご協力をお願いします。

アメリカ史の教師すべてが、生徒に見せるべきもの

2007年07月22日 | 世界中からのレビュー
IMDbの、IMDbの「はだしのゲン」のページのページに載ったコメントの中からいくつかを紹介して行きたいと思います。最初は、アメリカ、オレゴン州の方です。

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「アメリカ史の教師すべてが、生徒に見せるべきもの」
(オレゴン州ポートランドのmahldcatさん)

これは、『シンドラーのリスト』とともに挙げたい映画だ。私たちの心をとられて離さず、そして力強い。これはまた、アメリカ史を教えるすべての教師が、ある時期に生徒たちに見せるべき種類の映画だ。いくつかのシーンはじれったく感じるが、それでもなお、第二次世界大戦の末期に起こった恐怖を心に強く訴えかける。もう一つ付け加えたいのは、視点についてである。この映画は、反アメリカ的ではなく、アメリカを非難したり、責任を押し付けたりしていない。それゆえかえって、訴える力が強くなっている。

This is the sort of movie that I would rate up there with Schindler's list. Its haunting and powerful. This is also the sort of movie that I feel that every history teacher who teaches American History should show their students at some point in time. While some of the scenes do get a bit annoying, it still brings home the horrors of what occurred at the end of World War II. The other thing is the point of view, which was not "anti American" and doesn't try and place blame, which makes this all the more powerful.