<映画とお酒>
ちょっとお酒の話が少なくなっちゃいましたけど・・・映画でも舞台でも、小道具としてお酒は欠かせないものですよね。
山崎正和さんの本に”人は役者、人生は舞台さ”というのがあるのですけど、
「歌手になる人は少ないし、ダンサーになる人も限られている。
しかし人間に生まれて一度も演技をしなかった人はいないだろう・・・うそをつくのだって芝居のうちなのだから」
というような件があって・・・私もつくづく同感なものだから・・・
お酒という大事な小道具を、自分の人生という舞台でふんだんに活用させていただいています。
皆さんも・・・映画のワンシーンのつもりでお酒を飲みながら・・・
自分の人生を演出なさってはいかがでしょうか?
おわり
<映画とお酒>
アカデミー賞の話が出たついでに、
(候補には何度も上がりながら)
シャーリーよりももっとオスカーに縁のなかったデボラ・カーが、お情けで?特別賞をもらった時に、そのオスカー像を手にして一瞬腰くだけになったものだから・・・テレビで見ていた私もだけど・・・
会場にいる人達も、年とっているせいでそうなったんだと思ったのでしょうか?
・・・一瞬無反応だったんですが・・・
それがアカデミー賞の重みを意味する彼女のユーモアを込めたパフォーマンスだとわかった時に、これほど涙を誘うジョークもあるのだと、とても感動した変な気持ちになったのを覚えています。
そのデボラ・カーも「007カジノロワイヤル」では、シャンパンなんかいっぱい飲んで・・・ひっくり返る役を演じてました・・・
丹精な顔立ちだから、イメージじゃないんだけど、
結構この人昔からお茶目だったんでしょうか?
イギリス人だからか、ジョークをとばしてても品があり過ぎちゃってそんなところがオスカーを取り逃がした原因かもしれませんね。
つづく
<映画とお酒>その4
シャーリー・マックレーンにはもう一本、アン・バンクロフトと競演した「愛と喝采の日々」・・・
この物語の終わり近く、パーティー会場でカクテルをぶっかけ合ってけんかする場面がありました。
この作品で二人ともアカデミー賞の主演女優賞候補になって、二人とも賞を逃したのですが、アン・バンクロフトは随分昔に「奇跡の人」でオスカーを手にしていたから良かったけれども・・・
シャーリー・マックレーンの方はさらに10年程して「愛と追憶の日々」でやっと念願のオスカーを手にして、恨み言めいた名コメントを残したらしいです? (やっぱり酔ってたんでしょうか?)
つづく
<映画とお酒> その3
そのシャーリー・マックレーンも「あなただけ今晩は」では、パリの娼婦を演じて魅力的でした。
ここでも相手役はジャック・レモンで
・・・この映画は舞台ミュージカルの方が先で、それを映画の監督をしたビリー・ワイルダーが、ミュージカルは撮らないと言ってストレートプレイになったいわくがあります・・・
因みに日本の舞台でミュージカルのまま(”イルマ・ラ・ドゥース")、
宮城まり子さん主演で上映されました。
この作品もパリの色街が舞台だから・・・シャンパンやアブサンだとか・・・お酒はふんだんに使われていましたっけ・・・
つづく
<映画とお酒> その2
ジャック・レモンといえばもう一本、シャーリー・マックレーンと組んだ「アパートの鍵貸します」・・・・
こちらの方も舞台でミュージカル化されて・・・その主題歌がバートバカラック作曲、ディオンヌ・ワーウィック(ホイットニーのおばさんか従姉妹の人)が歌ってヒットしたのでこっちも曲の”アイル・ネヴァー・フォーリン・ラヴ・アゲイン”の方が有名かもしれないですね!
上司に自分のアパートをラヴホテル代わりに貸して、出世を狙うニューヨークのしがないサラリーマンをジャック・レモンが演じて、その上司の不倫相手のシャーリー・マックレーンをそうとは知らずに恋してしまうお話。
ハッチャキにアプローチしてやっとデートの約束までこぎつけたのですが、待てど暮らせど現れない彼女にいらついて・・・飲んだマティーニが7杯だったでしょうか?(グラスの周りにピンに刺したオリーブが6本位並べられていました)
その素敵なバーで、亭主が兵役でキューバに行ったきり帰ってこないという・・・へんてこでチャーミングなお姉さん(おばさんというべきかな?)と意気投合しちゃうのですが・・・
このちょっとアルコール依存症風な役を演じた女優さんの酔いっぷりがジャック・レモンと好一対で素晴らしかったですね!
・・・シャーリー・マックレーンがまだ小娘だったから・・・彼女の印象の方が強いくらい・・。
つづく