paradise city <takuya fukushima>

天国なんか、どこにもないぜ

ロックという哲学

2010-06-06 | 【雑文】
最近よく寝ている
天気がいいのに寝まくっている
無職なので時間はあるが無職だから金はない
散歩と睡眠以外は何もできない
不幸中の幸いはヨメガキジョカノエトセトラが存在しないので出費を最小限に抑えられることだ

キャピタリズムに反したトーキョーライフ
俺はいま新宿で立ち止まってる想像力のカプセル一つ飲み込んで

というロックな状況なので、ヘイユー街を行くお前、靴の踵が取れかかってるぜ、だから今すぐ俺の恋人になってくれないか

と叫びたい気分だが実際やると結構変質者ぽいしそういうことでポリスに捕まるのはちょっとひくなあ


そういえばサイタマノラッパーの入江くんのブログが話題になっている

あそこに書かれていることは映画屋なら誰でも痛いほどわかることだし、もはやそれが日常すぎて何も新鮮に感じられないネタでもある
それが話題になったってこの国の精神構造に依存する映画産業のシステムはきっと何も変わらない
彼より少し年上の俺はそんなホープレスな事実を痛いほど知っている

ただ、それでも何かに立ち向かおうとしている入江くんはとてもロックだと思うし、俺は老若男女問わずロックな人が好きだ

そういえばある先輩監督は、どうせくだらない映画もシステムも淘汰されるから、それまで我慢してやりたいことやり続ければいいのだ、と言っていた
彼もロックだ
だいぶロックだ


ロックは、純粋であればあるほど、美しく鳴り響く

俺は思いっきりピーターパンシンドロームの貧乏中年だけど、いつだって頭の中では爆音でロックンロールが鳴り響いてる

だから、いくらだって物語は生まれるし、会いたくなったらいつでも誰とでも会えるし、君んとこ飛んでったりできるぜ


それでも人生は続くし、誰だって死ぬまで生きる
それだけだ


今日であの場所が失われて2年
サンキューロッカーズ

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