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 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

新宿という街

2014年07月13日 | 日々の、あれこれ

自分の住んだことがある町以外で、私にとって一番馴染み深い街はどこだろう。


それは


自分の通った大学のあった街を除けば・・・


やはり、新宿だと思う。


縁もあったし、色んな思い出もある。



学生の頃などは、暇な日曜日などには、ただただ急に思い立って1人でブラッと新宿に行くことは多かった。


で、新宿に行ってどうするかというと、たいがい行く場所は同じで、楽器屋や本屋、レコード屋などを1人で巡っていた。


友人と飲む時は、とりあえず新宿で待ち合わせる・・ということは多かったし、友人と車で旅行に行く時も新宿で待ち合わせしたりもした。


また、新宿では私はバイトをしていたこともあり、その頃は、休憩時間に深夜の歌舞伎町を1人でブラッとしてたことも。


レコード集めでは、新宿の力は絶大だった。輸入盤屋は多かったし、中古レコード屋は貧乏学生にとって命綱だった。


おかげで、新宿には、行きつけのレコード屋や居酒屋は何店もあった。


バイト先の上司から、貧乏学生には中々行けない高級居酒屋やスナックに連れていってもらったのも何度もあり、それは学生にとっては、いい社会勉強(?)にもなった。


また、知り合いが店をやってたりした時期もあった。


バンドの練習もやったし、ライブもやった。


また、地元の本屋では手に入らないレア本を、新宿の大きな書店で入手できたことも多い。


家電も、新宿で買うことが大半。


映画を1人で見に行くことが多かったのも新宿。


服もよく買った。


仕事の打ち合わせも新宿でやることは多かった。



こうして考えると、私にとって一番思い出が多い盛り場が新宿であるのは間違いない。


今でも、時代屋で練習する時は新宿でやることが多いし、練習後には、飲みに行くことの多い「行きつけの居酒屋」もある。


今も昔も新宿は私にとって一番馴染み深い街だ。


盛り場としては、他に、銀座、渋谷、池袋なども有名だが、銀座には私は行く機会は少ない。


池袋は今もたまに行くし、もしかしたら新宿の次に馴染み深い街かもしれないが、やはり新宿にはかなわない。


渋谷は、若い頃はよく行った。馴染み深さもそれなりにあったが、どんどん若者の街になるにつれ、距離を感じるようになっていった。


やはり新宿が一番居やすい。


新宿の・・・なんていうか、「ごっちゃまぜ」的な雰囲気が私は好きだったのかもしれない。


銀座ほど気取った感じはなく、渋谷ほど若者の街という感じではない。


それなりに危ない雰囲気もあるし、ダークな匂いもあるが、庶民っぽさもある。


様々な種類の店が多数あり、買いものには困らない。とりあえず新宿に行けばなんとかなる・・そんな雰囲気はある。


そう、何か物色したいものがある時、とりあえず新宿に行ってみよう、そうすれば何か見つかるだろう・・・という感覚は大きかった。


だから、気づいてみればいつしか新宿に来てしまっていた・・というケースは多かった。


気取ったり高級だったりする雰囲気を新宿にはあまり感じなかったので、行きやすかったのだ。


探せば高級な店や気取った店もあるはずだが、町全体のイメージ的には、「何でもあり、何でも受け入れる」・・そんな幅の広さを感じてた。



だが



最近は、昔ほど出かけなくなった。


少なくても、「気づいたら、いつの間にか新宿に来てしまっていた」ということは、最近はない。


最近は、必ず何か約束があったり、はっきりした目的がある時にしか行かなくなった。


買いものする場所が、分散した・・・というのも理由としてあるかもしれない。



でも、懐の広さ・・という意味では、今でも新宿が一番だと私は思っている。


何か目的があって新宿に降り立ち、町を歩く時・・・昔はたいしたあてもないままで新宿を1人で歩いたなあ・・などと思い、その頃の「自分のいた新宿」の風景が懐かしく思えることもある。


そういう意味では、新宿が一番自分にとって思い出深い街であり、馴染み深い街でもあることは、今も変わらない。








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