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 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

「おはようございます」の業界屋さん

2009年01月26日 | 日々の、あれこれ
私は、気をつけていないと、昼間会った人にも、夜会った人にも、つい「おはようございます」と挨拶してしまったりする。

この習慣が染み付いたのは、大学からだった。

私の入った学校は、妙に芸能界・放送業界の影響を受けていた。
時間帯に関係なく「おはようございます」と挨拶するのは、その例だったろう。

大学入った時、昼間や夕方に会った人に「おはようございます」と挨拶するのは、最初違和感があったものだ。

だが、4年間の大学生活ですっかりそれが染み込み、大学を卒業後に就職した業界でも「おはようございます」が一般的。

なので、夜中でも「おはようございます」の挨拶しても、今では自分の中で違和感は全く無い。

むしろ、それが当たり前のようになってしまっている。

あまりにもそれが当たり前のようになってるのだが、親族などに夜に会う時などは「おはようございます」だと怪訝な顔をされることがある。
まあ、当たり前だよねえ~(笑)。

日本の本来の挨拶には、朝は「おはようございます」、昼は「こんにちは」、夜は「こんばんは」ってのがあるから、その常識からいうと、時間関係なく「おはようございます」と挨拶するのは、不自然だろう。


なので、・・最近は多少は気にするようになってのだが、それでも、一日の中で誰かに初めて会った時は、「おはようございます」をつい言ってしまいそうになるのは、今も変わらない。
ひどい時など「こんにちは」「こんばんは」と挨拶されると、かしこまってしまうこともある。
ってことは、私は世間の挨拶常識から外れたところにいることになる・・。


仕事で染み付いた習慣は、仕事を離れたプライベートの場所でも、気をつけていないと、そのまま出てしまうことがあるので、気をつけないとね・・。

妙に業界ぶった挨拶って、鼻につくような感じがして、なんとなく敬遠していた時期もあったのに・・・。
いつの間にか、自分自身がそれに染まっていたんじゃねえ(笑)。
ただ、私は、それを優越感みたいに思ったことは、ただの一度もない。
「あ、いけね・・」なんて思うことはあっても。


よくテレビなどで芸能人が、業界用語をどこか誇らし気に使ってるシーンを見ることがある。
そんな時、ちょっと複雑な思いを感じることもある。
世の中、色んな業界があるし、自分らのいる業界の言葉に優越感を持たれても困る。それが世の中のスタンダードだと思われても困る。
まあ、スタンダードだとは思っていないかもしれないけど、彼らの口調に、ちょっとした優越感みたいなものを感じることは・・あるなあ。
考え過ぎだろうか。


とりあえず、世の中、1つの業界でなりたっているわけではないし。
どの業界も、必要性があるから存在してるわけだし。
芸能界だって、たくさんある業界の中の、ひとつの業界なだけ。
もし優越感を持ってるのだとしたら、他の産業や業界に対して失礼ではないだろうか。



幸い、私のいる業界では、芸能界特有の「言い回し」はあまりない。

だから、「ギター」のことを「ターギ」だなんて言ったりはしないし、「めし」のことを「し~め」とも言わない。
「ただ」を「だ~た~」などとも言わない。
「ハワイ」のことを「ワイハー」とも言わないし、「びっくりぎょうてん」のことを「くりびつてんぎょ」などとも絶対に言わない。

そんな言い方をしてる人が自分の業界にはいない・・ってのは救いだなあ。

おかげで私も使わないでいられる。

ただ、夜でも「おはようございます」とは言ったりする。
これはある。

もっとも、最近はネットで、色んな立場の人と交流する機会が増え、その結果、常識的なスタンダードな挨拶をかわす機会も増え、私はあらためて世間の一般的な挨拶を取り戻してきた。
そう「取り戻してきた」のだ。
井の中の蛙・・なんて言葉があるけど、業界の中の蛙には・・なりたくない。


ところで・・

この、「おはようございます」という挨拶が基本の業界って、多いのだろうか。

各業界には各業界なりの挨拶があるのではないか・・とは思ってるんだけどね~。

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