時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

追憶の(?)オーディオミキサー

2010年11月14日 | 懐かしい系、あれこれ

大学の頃、私はオーディオに凝ったことがあった。

当時「FMレコパル」「FMファン」などの雑誌が人気があり、私は「レコパル」を毎号読んでいたし、そこにはオーディオ機器の宣伝ページが多く、「あれもいいな、これもよさそうだな」などと思いながら、オーディオ機器の宣伝を楽しく読んでいた。


私はプリメインアンプ、チューナー、カセットデッキ、レコードプレイヤー、オーディオミキサー、カートリッジ、スピーカー・・などなど、各メーカーのものを使ってた。

当時私が使っていたのは、アンプはサンスイの「AU707」、チューナーもサンスイで「TU707」。
どちらも、ブラックボディが何やらカッコよかった。
特にプリメインアンプの「707」は、けっこう名機だったんじゃないかなあ。


カセットデッキは、クラリオンのダビングエックス2。
これはテープが2本入るモデルで、厳密に考えたらテープが1本しか入らない他者の通常のデッキのほうが性能は良かったのかもしれない。
だが、テープからテープへのコピーが可能・・という機能は大きかったし、またそれによって、色んな音楽を入手することもできた。
そして、それ以上に!
カセットを2本入れることで、自作曲の多重録音ができた。これが何より大きかった。
それがやりたいがために、このデッキを買ったようなものだった。

確か、クラリオンのこのデッキは、当時絶大な人気を誇ったアグネス・ラムが宣伝していたっけ。


レコードプレイヤーは、パイオニアの製品。これは今も我が家に残っている。
今では、ほとんど出番はなくなったけど・・。
モデル名は、XL-A700。


スピーカーは、当時、秋葉原の店で同価格帯の製品の聴き比べをして一番気に入ったモデルで、メーカーはDENNONだった。
SC-104というモデルだった。


更に。
なんといっても!

サンスイのオーディオコンソレットAX7。
これはいわゆるオーディオミキサーである。
クラリオンのダブルカセットデッキと、このサンスイAX7を揃えて組み合わせたことで、当時の私は多重録音に凝りまくった。
というより、多重録音がやりたいがために、これらを揃えたようなものだった。

このAX7は、エレキギター、マイク、リズムボックスなどをつないだり、音量調節をしたり、パンポットを自由に設定したり、リバーブをかけたりしながら、母体となるカセットテープを流しながら音を重ねて、もう一方のカセットテープに録音できた。

4か所入力できる穴があったので、ステレオマイクなどもつなげられた。

MTRなるものが一般化してない時代にあっては、中々のスグレモノだった。
これは今でも我が家に残っており、今もオーディオにつなげてある。

私としては、我が家のオーディオ機器の中で、もっとも愛着度の高い1品。



オーディオセットは、とかく各機器のグレードアップをしていきたくなるものだが、とりあえず上記のセットで私は満足していた。
少なくても、多重録音をする私の使い方としては、十分だった。


でも、音のグレードアップという考え方に興味がなかったわけではない。

上記の機器以外のパーツで、手っ取り早くグレードアップできるパーツがあった。

それは・・レコード針のカートリッジであった。


「手軽にグレードアップできる」カートリッジは、消耗品(とはいっても、けっこう持つのだが)なので、あれこれ試したものだった。

あれこれ試して、結局行き着いたのはシュアーのV15というカートリッジだった。
けっこう高級なアイテムだったと思う。

このカートリッジに辿り着いてからは、もうあれこれとカートリッジを試すことはなくなり、もっぱらこれだけを使うようになった。


当時揃えた上記のオーディオセットで、今も残っているのはレコードプレーヤーと、オーディオコンソレットだけだ。
もっとも、その2機種にしても、今ではほとんど使う機会はなくなってしまった。
よく使う機器ほど、買い替えをしたからね。故障などで。


先日、CDデッキを買いなおしたら、それまで使ってたCDデッキ(壊れた)を入れておいたラック棚に、新しいデッキは入らなかった。
どうやら、縦の長さが以前のよりも高かったようだ。
それゆえ、オーディオラックの棚の移動という思わぬ大仕事になってしまった。
その結果、今まで使ってた機器をひとつ処分するはめに。

どれを処分するか選ばねばならなかった。
結局選んだのは・・・チューナー。
これも全然使ってなかったからね・・。
昔は、FM放送から音楽をよくカセットに録音したものだったが・・。

バイバイ、チューナー。

でも、捨てるのは忍びないので、取り外して部屋の片隅に置いてある。

どうしよう。




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